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会社員からフリーランスになる人が知っておいたほうがいいこと

現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、専業主婦をしています。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

今日は会社員からフリーランスを目指す中で、あれ?これ矛盾だよなと思うことついて書いてみようと思います。

というのも、わたしはついこの半年前まで会社員として働いており、夫の仕事の都合でフリーランス(と呼んで良いのか?)のような働き方をしていくことになりました。

わたし自身は、会社員は無理!会社員は自分に合っていない!自由な働き方を手に入れたい!と思って会社を退職したわけではないので、会社員からフリーランスになるという王道スタイルの人と思考が少し違うのかもしれません。

それもあって、今フリーランスの人に囲まれている状況や、色々な業界の人を見ていると、世の中に溢れているフリーランスバンザイ!みたいな世界との矛盾を感じることがよくあります。

フリーランスは甘い世界ではない!というあまりにも普通な結論ではなく、それは当たり前の前提として持っておいて、それ以外に、フリーランスで稼いでいる人って結局そういう仕組みの元で成り立ってるよねと思うことがあるので、そこを詳しく書いていこうと思います。


会社員からフリーランスになる時に最初に出会う人


わたし自身もそうだったのですが、会社員をずっとやっていて、フリーランスになろうと思った時に、まず何をしたら良いかが全く分かりませんでした。

会社にいたときは当たり前にいたお客さんが、自分個人にスポットライトが当たると、1人もお客さんがいない状態からのスタートです。
会社員時代に、こんなに担当多く抱えて嫌だな~と思っていた自分を叱ってやりたいくらいです(笑)

お客さんがいない、売り出す商品がない、その状態の場合、最初にやることは恐らく情報収集かと思います。
この時点で既に、自分は自力でお客さんを取りに行ける、売り出す商品も自分で考えて自分で作り上げられる、自己分析も完璧だ!という人はここからのお話はあんまり当てはまらないかもしれません。

でも、会社員の働き方しかしてきていない人は、いきなり売上を取るために動き出すわけではなく、色々と情報を集めるかと思います。

そして、情報を集めていると必ず出会うのが、フリーランスになるためのスクール商材。
これは本当に様々な種類のものがあって、現代だな~と思わされます。

多いのは、WEBマーケやWEBデザイン、ライティングや動画編集やプログラミング、その他何か特定の商材に特化したスクールも多くあります。

わたしも最初の情報収集の時点で、これらのスクールを何個も見ました。
そして、実際に無料説明会に参加したりして、スクールを見比べたりしました。
その詳細はこちらの記事で書いております。

そして、色々な選択肢の中から自分が入るものを一つ決めるわけですが、、
ここで出会う人こそが、わたしが初めて直接関わるフリーランスの人になります。

正確には、会社以外の友人でフリーで働いている人は何人かは知っていましたが、実際どんな働き方をしているのか、どれくらいの収入があるのか、1日のスケージュールはどのようなものなのか、そこまで詳しく効かない限り、実際のフリーランスの活動はどのようなものか分からないと思います。

ということで、フリーランス育成スクールもしくは副業スクールで関わる講師たちが、自分が一番最初に出会うフリーランスの人となるわけです。

本当のフリーランスの働き方の実態とは?


最初は、自分とは全く違う働き方や、考え方の違いが新鮮で刺激的で、こんな風になれたらいいな!と思います。そして、それを目指してスキルを付けたり、自分の強みをどう伸ばしていくかを考えます。

フリーランスになる時に一番心配なのが収入面。
説明会の時に収入のこともそれとなく質問しましたが、会社員のときよりも収入は上がったと皆さん言います。

時間も自由で、収入も上がるなんて、そんな事あるのか?と半信半疑ながらもシンプルにすごいな~というのがこの時のわたしの頭の中でした。

でも、この業界に入ってみて、すごく疑問というか矛盾というかを感じます。
それは、収入を上げられる人は一握りだとか、そんな上手くいく人はごく限られた人だとか、そういうことを言いたいわけではなく。
それは当たり前のことだとして。

そうではなく、矛盾に感じるのは、
その収入にこのスクール講師での収入も入ってるよね?ということ。

わたしがこの少ないフリーランス経験の中で出会った人で、フリーランスで活躍している、要は稼いでいる人は、スクール運営や何かしらのコミュニティ運営をしている人が圧倒的に多い!!!!

しかし、フリーランスになりたいと思っている人は、わたしも含め自分の強みを活かして、技術を高めて、スキルを磨いて、仕事を沢山獲得したい!!と思ってそのスクールに入ってくる。

ここに大きな矛盾を感じます。

もちろんスクールの運営が悪いわけではないし、わたし自身もそのスクールに入ったお陰で今の自分があると強く思っています。
今、会社員時代に戻ったとしても、またそのスクールに入ることを決めるくらい、入ってよかったと思っています。

そうではなくて、フリーで働いて上手くいっている人は、動画編集やライターやWEBデザインだけでそれだけ稼いでいるわけではないということを、知っておくのが大切ということを言いたいです。

それは、自分に教えてくれているスクール講師を含め、です。

どうしても最初に出会うフリーランスがスクール講師になってしまうと、それが全てだと思いこんでしまいます。
わたしも、最初にやろうと決めた外国人向けの料理教室では、スクールの講師をちょっと先を行く先輩として、メンターやロールモデルとなる人として捉えていました。

ただ、昨日正直に自分の抱えている矛盾を話したところ、今は料理教室はほそぼそとやっているとのこと。
まあ、そうだよなと今なら思います。

身につけた知識やスキルは減るわけではありませんが、講師でさえ、1つのスキルだけで食べていくのは出来ていないんだなというのが実態として分かります。

フリーランスはいかに実働を減らすかを考える


講師でさえ出来ていないと書きましたが、最近更に思うのは、あえてしていないのでは??ということ。

フリーランスって、自分が資本なので、体調を崩せばその分収入もなくなるし、自分が止まれば全てがストップする。

しかし、会社員の時は、多少風邪で休もうと会社は普通に回っていきます。コロナになって10日くらい会社に行けなくても、会社の経営が傾くなんてことはないと思います。これは会社の仕組みとして素晴らしいことですよね。

そうなった時に、フリーランスとして活躍していこうと思ったら、自分の実働をいかに減らしていけるかだと思います。

そう考えると、スクールビジネスって本当に適職なんですよね。

今や、オンラインでほとんどのスクールが受けられる時代。
入会金や受講料が安定的に入ってくるのに加え、その入ってきた収入の分だけずっと稼働していなくてはいけないということがない。

逆に動画編集や、ライティングの仕事って、自分が稼働しないと始まりません。

動画編集のやり方を人に教えて、その人を育てれば、自分は稼働しなくても良い。これがいわゆるスクールビジネスであり、不労所得に近い働き方なんだと思います。
不労所得って株の運用や不動産ばかりだと思っていましたが、今やこのスクールビジネスも完全に不労ではないにしろそれに近しい存在なのかもしれません。

そのためにスクール側は、たくさんの人を育てたいしフリーランスの働き方は自由で良い!と見せたいですよね。

なんだか、こう言ってしまうとスクール運営が悪だ!みたいに思われてしまうかもしれないですが、わたしは全くそうは思ってないです!!
むしろ賢い選択だと思います。

嘘や虚偽のことを伝えて勧誘するのはよくないと思いますし、あまりにも高額すぎるものはどうかと思いますが。

社会の仕組みを見た時に、手数料で利益を上げている会社はたくさんあるわけで、それと同じことなんだろうだなと思います。いかに実働を減らすかを考えて、仕組みを作るというのは形態は違えど、極めてビジネス的だなと思います。

ただ、周りにフリーランスがいない会社員の方は、この講師は自分のスキルだけで稼いでいるわけではなく、今自分に教えているという仕事が収入の大半なのかもしれないぞ!と頭の片隅においておいたほうが良いと思います。

これは、最近のわたしの実体験ですが、文字起こしをするという仕事で、その素材となった動画の内容が、フリーで音楽制作をしているという人の開講しているスクールの説明会のものでした。

ものすごい有名な音楽大学を首席で卒業して、海外の大学院に編入し、たくさんの賞を受賞し、その後フリーで大手会社と仕事をしたり、有名音楽家の楽曲制作をしたり、映画やCMの楽曲提供をした実績などを上げていました。

これが本当かウソかはおいておき・・・
それほどの実績がある人でも、動画の最後に通常50万円のところ、この動画を見終わった人限定で30万円で僕の運営するスクールに入れます!音楽制作を身につけて自由な暮らしを手に入れましょう!!

的な案内文が入りがっかり(笑)

結局そういった仕事を自分が実働してやるよりも、自分の知識を1人30万で売ったほうが手っ取り早いということなんだなと思いました。

という社会の縮図のような動画を、自分がバリバリ実働して必死に文字起こししているわたしは、まだまだそちら側の世界には程遠いなと思いました(笑)

最後までお読みいただきありがとうございました。


シンバ🦁


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