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1年目プロダクトマネージャーがpmconfにオンライン参加して特に響いたセッション3選

この記事は プロダクトマネージャー Advent Calendar 2023 の6日目の記事です。昨日は『事業をもっと速く大きく推進するための巻き込みとカルチャー浸透』(@ryo-touchさん) でした。

こんにちは!
エンジニア採用支援・組織支援を行うファインディで、フリーランスエンジニアと企業の業務委託案件をマッチングするFindy Freelanceのプロダクトマネージャーをしているしもはた(@t_shimo2)です。

先月11月29日にプロダクトマネージャーカンファレンス2023が開催されました。私は残念ながら申込に乗り遅れてしまい、オンライン参加という形になりましたが、その分セッションから多くの学びを得ようと思い気になったセッションをできるだけ多く視聴するようにしました。

その中で、特に自身に響き、今後の行動変容に繋がりそうなセッションを皆様に共有できればと思います。
(前提、どのセッションもとても学びが深く、全て取り上げたいところなのですが、都合上3選といたします)

1.プロダクトマネージャーの「覚悟」を分解する

まずはKeynoteとして全体のオープニングセッションとして実施された"プロダクトマネージャーの「覚悟」を分解する"を取り上げたいと思います。

本セッションでは、今年のプロダクトマネージャーカンファレンス2023のテーマとなった「覚悟」について、6つの点に分けて及川卓也さん(@takoratta)、吉羽 龍太郎さん(@ryuzee)のお二方が対談形式でお話しされていました。

その中で特に響いた点は次の2点です。

カネを利用する覚悟

・自分のお金だったとしてそれをやるか?
・もっとお金の話をする必要がある。
→人件費をはじめプロダクト開発を進めていくにあたってかかる費用に関して、自分のお金だったらその施策をやるか?と考えると、自身が今年やると決めた施策が100%YESとは言えないなと思いハッとしたお話でした。

こちらに関しては後日談として、及川さんがXで以下ポストをされており、こちらも確かに、となりました。

NOと言う覚悟

・いいチームがつくれていると、適切な判断ができるようになり、関係者からNOの判断がしやすくなる

・プロダクトマネージャーが理不尽なステークホルダーの要求にNOという

この2つを進めていく中で、特に響いた点は、「プロダクトマネージャーは理不尽なステークホルダーの要求にNOという覚悟が必要だが、ステークホルダー自身はそれを理不尽とは思ってなく、良かれと思って言っている」ということと、「NOと言う時のロジックを共有する」ということの2点でした。

私も今年携わった2つのプロジェクトを進めていく中で、自部署の他チーム、内部統制観点、経理観点など様々なステークホルダーとの協働でやっていく中でNOと言った時を思い出し、「NOと言う時のロジックの共有」に伸びしろがあったなと考えて良い振り返りのきっかけとなりました。

2.プロダクトと事業を無限にスケールするための最強のロードマップの作り方

2つ目は、エムスリー山崎さん(@yamamuteking)のプロダクトと事業を無限にスケールするための最強のロードマップの作り方です。

"ロードマップの作り方"というタイトルからすると、プロダクト開発を進めていく中で重要となるプロダクトロードマップに関するHowを聞ける内容なのかと思いきや、経営戦略セミナーを聞いているかのような心境になる内容でした。

プロダクトビジョンを拡張可能な世界観にする

ドラクエやドラゴンボール、エムスリー社の例を用いつつ、一直線の計画でなく、拡張可能な世界観でプロダクトビジョンを考える重要性とそのイメージが湧きました。

ロードマップは動的に生成される

プロダクトビジョンが拡張可能な世界観であれば、それゆえロードマップは動的に生成される。これが非連続な成長に繋がっていき、ネクストカーブにジャンプするために必要不可欠であることが理解できました。

そしてこれらを実践しているエムスリー社のKPIがめちゃくちゃ伸びており、これがレベル3のPdMか…と唸らされるセッションでした。

セッションのスライド↓

3.成果が出ないユーザーインタビューは何がダメだったのか? ~「誰に聞くか」の探り方 ~

3つ目は、スマートバンク湯川さん(@jouykw)の"成果が出ないユーザーインタビューは何がダメだったのか? ~「誰に聞くか」の探り方 ~"です。

ユーザーインタビューをどうやって進めていくか、何を聞くかというテーマはよく目にしますが、「誰に聞くか?」という観点は意外におろそかにしがち。そこで誰に聞くかにフォーカスした内容でお話しされていたのが本セッションです。

成果の出ないユーザーインタビューは何がダメだった?

成果が出ない原因はそもそもリサーチ段階で筋の良い顧客に話を聞けていない…!?

私は例であがっていた「ターゲットユーザーばかりインタビューしている」にまさに当てはまっており、ドキッとしました。

成果につながるユーザーに話を聞くには?

リサーチの序盤に「探索・分類」、終盤に「戦略観点チェック」を行おう

ということで、探索的なインタビューの薦めと分類、そして課題が見えてきた後の「戦略観点チェック」を通して成果につながる対象者選定かどうか判断するという流れについて説明いただき、ユーザーインタビューの進め方がよくわかりました。

セッションのスライド↓


おわりに

本記事で取り上げられなかったセッションも素晴らしい内容が盛りだくさんでした!

おそらく本年のプロダクトマネージャーカンファレンスのアーカイブ動画も後ほど公開されるかと思うので待ち遠しいです…!

改めて、登壇者の皆様、運営の皆様はじめ、プロダクトマネージャーカンファレンス2023に携わられた皆様、素晴らしい学びの機会をありがとうございました。

来年こそ現地で参加したいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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