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結婚、友情、契約

「最近その理想像を引き受けない女性が増えてきている」というのは多義的で。引き受けたくても引き受けられない女性(相手の稼ぎが少なく共働きになり「母」になる余裕がない)恋愛や結婚よりも仕事がとにかく今一番じぶんが楽しいと感じている女性、相手の男性のためにという奉仕の精神があまりない etc 色んな意味がある。



大学のゼミで「結婚観」について教授と生徒で議論した時に、結論として 女性は昔より生きにくくなってる という結論になったのをふと思い出した。働く女性バリバリそこそこ)/専業主婦/独身女性 など多様化していてそれでいてみんな敵なのです。比べなくてもいいのに、どうしても近く(可視化されすぎたネット上で、外向けに「良い人間」であろうとする普段の日常生活の中)で見えてしまうから そこ を敵対視してしまう。また、何も女だけではなくて、男も男なりに嫉妬心があるのだけれど性差みたいなものがあると思っていて。

女の、周りの女を敵対視する生きにくさ と 男の、社会が求めてくる masculinity みたいなものを生まれてから獲得しようとしなければいけない流れに疑問を感じてしまった人たちの生きにくさ は、ちょと違うのだけれどどっちも生きにくい。というか、やぱり相対的評価や基準で生きていると、こうなる。

じぶん一人だけで、多面的な自己を知るのは確かに難しいのだけれど、かといって じぶんの居心地の良さ や 他の誰とも比べ切ることができない主観的な根幹をなす部分 を、他者ありきで考えてしまっていては、ただただ生き辛くてしんどくなるだけな気がしている。


本をたくさん買って、たくさん読んで、たくさん書きます(たぶん)