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「慣れないこと」をやってみることにした

先日、出版の記念にとお声がけいただいてYoutubeライブというものに出させてもらった。

「精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル」

ベストセラー連発の樺沢先生の人気YouTubeチャンネル。

ライブ?!
え、ほんとに生?
2時間も!?
無理。
断ろう!!!!!!
と思ったんだけど、本を知ってもらういい機会になるかもと思い、勇気を振り絞って出てみることにした。

始まる前は2時間も持つかな…と心配だったけど、終わってみたら「あと5時間はできるな」と思っていた。いや、これが楽しかった。


終わったあと、宣伝用に着ていた書籍のプリントの入ったトレーナー(出版社から送られてきた)を脱ぎながら、
「慣れないことは、してみるもんだな」
そんな感想がふともれた。

「慣れないことをする」

これ、いいフレーズだなと思った。

「新しいことをする」だと漠然としてるけど、ふだんやろうと思ってなかったこと、あえて避けてきたこと、そういう「慣れないこと」をやってみる。
50代に突入して、これからの人生に何か指針が欲しいなと思っていたけど、「慣れないことをする」というのは、なんだかすごくしっくりくる気がした。
らしくないことをする、キャラじゃないことをする、それに近いのかもしれない。

よく考えてみたら、いちばん慣れないことをして終わったのが40代の最後だった。
本を出版する。
考えてもみなかった、一番「慣れないこと」だ。
もっともハードルが高いことだと言っていい。

めちゃくちゃ高いハードルを超えたことで、世の中にそれほど怖いものがなくなった気がしている。

たいていのことはできるんじゃないか?

それくらい気持ちが楽になっている。

だから、どんどん慣れないことしてみることにした。

手始めにかなり苦手意識があったことに取り組んでみることにした。

SNS。とりわけて言えば「X」(旧Twitter)だ。
本を出したことで、たぶんやらなきゃいけないだろうなとは思っていた。
ただ…SNSで、何かを発信する、誰か知らない人と交流する。
ものすごく苦手だ。意識的に避けてた。
ハードルたけーーー。
「慣れないことすんなよ」って、ちょっと前の自分ならやらなかったと思う。

でも、本を読んで感想を書いたくれた人にお礼を言いたい気持ちと、少しでも本の存在を知ってもらうために、挑戦してみることにした。

やると決めたからには、きちんと向き合うことにした。

「お礼」を言う。
これは本当にほんとに感謝の気持ちしかなくて、どこの誰ともしれない人の書いた本を読んで反応してくれている。
わざわざお金を出して読んでくれている。
良く思ってくれる人も、残念に思う人もいるだろうけど、できるだけたくさんの人にお礼を言いたくて、発言を見つけたらそこにお礼のコメントを書くことにした。
本を気に入ってくれた人、共感してくれた人にコメントを残す。
するとまた反応がある。
そんな単純なことがなんだかとても嬉しい。
中には読んで残念な気持ちになった人もいて、でもやっぱりお礼を伝えたくてコメントをした。そしてその人と何度かやりともできた。
お礼を伝えたい。その一心でやっている。
いまのところは投稿もそんなに数が多いわけでもないので、見つけたらもれなく全部にコメントしている。
「“うざい”と思われそう」という躊躇もあるにはあるんだけど、それは考えないようにした。見つけてたらもれなくコメントを書いている。
「コメントを書くか書かないか」は考えない。
「見つけたらすぐにその場で書く」ことにした。
そして定型で「ありがとう」を書くんじゃなくてきちんと気持ちを込めて一文残すようにもしている。
どこまでできるかはわからないけど、できるだけはやるつもりでいる。

それ以外にもできるだけ毎日何か一つは情報を発信しようと決めた。
おかげさまで発売からAmazonでカテゴリー1位にずっと入っている。
よく見たらカテゴリーがおかしなところで1位になっていて、いったいどのカテゴリーで1位を取ってるのか、それを毎日記録として投稿することにした。
毎日、1位になっているカテゴリーをスクショしてそれをコメント欄にポストして記録していく。

これが今日の!

こうして毎日決まって記録するものがあると習慣として定着しやすい。
1位から落ちたらどうすんだよ!?って話だけど、それはそのとき考えればいい。でもこうやって、毎日できる簡単なことを一つ見つける。
これが習慣化の一歩でもある。
スクショを投稿したらコメントを返す。そういう流れを作る。
慣れないことを始めるときは、こうやってルールをつくって、それを毎日決まった時間にやる。それを繰り返して生活に定着させていく。

そしてもう一個「慣れないこと」を始めることにした。

音声配信だ。
これも得意じゃないし、まったくやろうとも思ってなかった、本当に慣れないことだ。

今年の夏に高校時代からの友人に会った時。
いつもだらだら話している映画の話とか、けっこう深いことしゃべってるのに、そのまま消えていくのもったいないよね!?ってことになって、それを発信していこうか!?って話になった。
以前なら面倒だな〜で終わっていたかもしれない。
とりあえず「12月まで待って!」(内緒で進めてた本の出版でそれどころではなかったので)と言って、その場は終わった。
そして12月になったので、「映画話」の音声配信を始めるか!と連絡した。

音声配信。
どうしていいのかよくわからかったので、ちょっと調べた。
周囲がみんな使ってる「voicy」はどうなんだろうと思ったら、配信には審査があるらしく、たぶん無名なわたしなんかが通るわけないし、時間がかかるとあったので却下。
いますぐできるPodcastで始めることにした。

始める前に、どんなふうに発信できるのか、どうやって公開するのか、試してみることにした。

とりあえず一人でテストしてみるかと思って、何も考えずに録音ボタンを押して、空っぽの頭で思いつきで「テスト、テスト〜」とか話し始めて、タイトルコールなんか言ってみたりして、そしたら、あれ?これこのままコンテンツにしちゃえばよくない?なんて考え始めて、友人とやるコンテンツの前に、試しにひとつ自分のコンテンツを作ってみた。

ほんとに話し始めるまで何も考えてなかったので、内容空っぽだけど、録り終わってからアイコンを作ったり、こうやって配信するのか、なるほどこうすれば連動ができるのかと勉強しつつ、のりでいつも聞く専門で使ってるapple podcastにも登録してしまった…本気でこんなラジオを続けるかもわからないのに…。

どうすんのこれ?
本当にやるの?
本当にこれを続けるのかどうかはわからないけど、とりあえず、入れ物を作っちゃったので、なにか考えようと思う。
こんなことを話して欲しいとかあれば、コメントにリクエストをいただけないでしょうか。いただけないだろうな…。でもお願いします。

思いがけずこんなラジオも始めたけど、友人との「映画トークの音声配信」も近日、発表します。そっちは、ちゃんとやる予定です。近日収録します。

まずは「慣れないこと」をはじめてみる。
やりながら、やり方を考えて、ちょっとずつ自分の中に定着させていく。
これがひとまずの「習慣家の活動」です。
小さな一歩目として、やっていきます!
本当に続くのかなー。
ま、いいや。

慣れないことをやってみよう!

それでは、また。


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