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続けるって、意味を生みだすことだ

「続ける」ってなんだろう?

なんとなく「ああ、これかな」と思ったことがあったので書いてみる。

「続ける」って、「意味を生みだす」ことだ。

そう「続ける」と「意味」が生まれるのだ。

例えば、どうでもいいようなこと。

すき家でご飯を食べる。

1日食べる。
ふつうだ。
2日続けて食べる。
これもふつう。
3日続けて食べる。
ま、これだってふつうだ。
これを30日続けたら…
「よく飽きないね?」くらいには思われるかもしれない。
少しあきれられるかも。
でも1000日続けたら、もう意味が変わってくる。
完全な「変人」になれる(褒め言葉です)!!!!
全く何の意味もなかったことに、なにかすごい意味が宿る。
それはもうその人の唯一無二の個性だ。
それが誰かの目にとまれば注目されるし、実際そうやって人気者になっている人がいる。

続けることで、どうでもいいようなことが、どうでもよくないことに変わった結果だ。

続けていくと、そこに意味が生まれてくる。

例えば、わたしが毎日投稿している1日1冊の読書のXへの投稿。

書影として撮影している写真。
何のこだわりもない。
読み終わったらカーペットの上に本を置いて、スマホでただ撮るだけ。
5秒くらいで終わる。
これは単なる手抜きだ。

デザイナーなんだし、いいカメラも一応持ってる。
だからたぶんもっと凝ることはできる。
テーブルの上に立てて背景をぼかして撮るとか、3分くらいかけてスタイリングして、見栄えをよくしようと思えばたぶん何かできる。
しかし、それを毎日?そう考えると、続かない気がする。
わたしのモットーは、「きちんとやるより、続けられる方を選ぶ」だ。
だから「続ける」ことを考えたら、できるだけ簡単にすます方がいい。
手間一つ加えてしまうだけで、そのことが面倒に感じる可能性もある。

だからいちばん手間がかからない、すぐにできることで1冊目から始めた。
最初から手を抜いた。

ただそんな「ただの手抜き」も、続けることで意味が変わる。
2冊、3冊続けてもそれはただの手抜きでしかないけど、これが1000冊続くと意味が変わってくる。
「すべてが同じである」という圧倒的な統一感がそこに生まれる。
ひとつのアイコンになる。
このカーペットの上で撮られたものは「わたしが読んだ本」という目印になるし、家のその場所にきちんと「本が存在した」という証明にもなる。
実際、この形を崩すのがイヤなので外泊するときは、事前に表紙をこのシチュエーションで撮影してから本を持っていくようになった。
こうなると手抜きが、単なる手抜きではなくなる。

それは「こだわり」になる。

「手抜き」を続けることで、それは「こだわり」に変わる。
そこに「価値」が生まれるのだ。

続けていくことで価値が生まれる。
意味がないところに意味が生まれると言ってもいい。

続けていくとそこに何かの科学反応のようなものが起きるのだ。

だから最初に「意味」なんか別になくていいと思っている。
何でもないような、何の意味もないようなことでも「続ける」ことで、そこに意味が生まれてくる。
誰でもできるようなことでも、誰もやらないくらいやれば、そこにはしっかり意味や価値が宿るのだ。

「続ける」というのはそういうことだ。
「無価値」だったことに「価値」を生み出すこと、それが「続ける」ことだ。

「続ける」ことは、本当にすごい力を持っている、そう思う。


一応、宣伝です!本です!


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