※この物語はすべてノンフィクションである。

なにかおかしいなと思い始めたのは去年2018年10月ぐらいのこと。

お風呂から上がって、お風呂の換気扇を回すと
台所の換気扇からタバコの匂いが出てきたのである。

「ん？壊れたのかな？翌日になっても同じであれば
なにか対策を考えよう」と思っただけでその日は寝た。

部屋の間取りは1Kのため、扉を閉めると匂いは入ってこない。

翌朝、扉を開けてみるといかにもその場で吸っていたかと思うぐらい
タバコの匂いが漂っていた。

「え、こんなことある？」と疑問に思った。

そこから外出をしたが、玄関を開けると同じタバコの匂いがした。

どうやら隣の部屋のダクト工から漏れているみたいだ。

となると、「隣の部屋のタバコの匂いが部屋に入ってきてる？」

そう疑問に思い、いろいろと調べてみた。

まずは電気工事をしている友人、ネットでの記事。

調べた結果、電流の流れが逆になっている場合、そのようになるらしい。

この一件を管理会社に相談をした。

後日、調べてくれることに。

数日後、管理会社から連絡がきた。

「ダクト工等の設備に異常はない」との回答。

そこから何か月にもおよび、タバコの匂いは部屋に入り続けてきた。

どうにかこうにか考えて、対応策を編み出した。

それは、　部屋の窓を少し開けることだ。

窓を少し開けることで、なぜか空気の流れが変わるみたいだ。

僕は「どういうマンションやねん！！」と心で思いながら

まぁこれで臭くないのであればいいか。　という結論になった。

だが、残念ながらタバコの匂いはこれだけでは終わらなかった。

ベランダの窓をあけると、風に乗ってタバコの匂いが部屋に入ってきたのである。

よくマンションでクレームになる話である。

そこからは半年ぐらい同じ状況が続いた。

第2話へ続く...。