Light of Japan

いかに継続的に自分を変容させていくかに興味。 子供の興味の芽を見つけ、自尊心を育み、良…

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いかに継続的に自分を変容させていくかに興味。 子供の興味の芽を見つけ、自尊心を育み、良き人生を歩んでもらうヒントを、子育てを通じて模索。 子育て、子供と共に自分も変わるTips & 役立つ本の紹介。

マガジン

  • やり抜く力を育む子育て

    子どもに"よき人生"を歩んでもらうために、親である私たちがともに成長していけるように、そのヒントを探っていきます。一歩ずつ、前へ。

  • 本の紹介

    学びのあった本を紹介します。

  • 免疫力を高める

  • アスリート達

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"使える"英文読解力を効果的に伸ばすには

 本書「英語の読み方(北村一真 著)」は、とても実用的。外国語の習得には、Speaking, Lisening, Writing, Readingなどのセクションがありますが、特にReading (読解)に焦点を当てた本書は、英文読解のヒントが満載です。  まず、著者は冒頭で、なぜ日本人は英語が話せないといわれるか、その背後にある理由をズバリと説明しています。  英語話者の読解スピードと言われる一分間に200語(センター試験のすべての英文を20分強で、語数の増加が話題にな

    • mistake

       とある日本のゲノム解析企業(スタートアップといっていいステージ)社長から依頼されたオンライン通訳案件。シンガポールで行われたアクセラレータ主催イベントで投資家向けに自社ピッチ&質疑応答を30分で行う。5分発表&25分質疑応答。私から事前に想定Qへの回答例を含めた打合せを社長に要求するも、社長からの回答はNo. イベント直前30分にだけ時間を取れると言う。その事前打合せで、ピッチ資料を読んだ私(通訳)からいくつか質問を投げるが、社長がまともな回答を準備してない事は明らか。本番

      • とりかかりを早くする

        短期的な目標と長期的な目標の両方があると、人は粘り強くがんばることができる。超短期で切羽詰まった状況で、必死に頑張れる人は多い。でもそれを年単位で継続できる人は、多くない。 やる気が出ないときは、着手を早くする事。 勉強を始めると、やる気が出てくるのが、人間の脳の構造だ。 語学の学習は、必ず勉強した分しか、上達しない。逆に言えば、勉強すればした分だけ、着実に上達する。正しい学習法をしている限り、学習時間と成長が比例する。 今日出来ることは、次の1歩をいかに1秒でも早く

        • 情報を遮断する

          大事なことは、心の奥底に埋もれていたりするので、普段はそれと明らかにわかりはしない場合もある。特に意識していないのにやってしまうこと、特段の理由もないけれど続いている事、等にそのヒントが隠れている。大事なことに気づくためには、時に自分に入ってくる情報をシャットダウンするのが有効な場合がある。心が感じやすい状況を作ると、気づけるものがある。人は、環境の動物だから、自分に大事なものに気づいたのならば、それを阻害するものは、自分の身の回りから取り除くような設計にすればよい。

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        記事

          自分の実力を最大限発揮する~流れをつくる~

          私は、コーチングというものには大概懐疑的であった。表層をなぞるだけに過ぎず、深い地点に辿り着けない場合が多いと考えていたためだ。相手に本当に気づきを与えられるのか。つまり、(相手の)無意識の領域にあり、まだ言語化できていない・顕在化されていない"光る原石"を見つけて、言葉にして伝えられるか。相手が気づきを得て、行動を具体的に変えられるか。」 相手に真の意味での気づきを与えられるか。それができなければ、本当の意味でコーチングとは言えない。自らの体験が少なければ、コーチの吐き出

          自分の実力を最大限発揮する~流れをつくる~

          学生が社会に出る前に身につけた方がいいこと

          UEFA(欧州サッカー協会)マーケティング代理店「TEAMマーケティング」に勤務する岡部恭英さんの話が面白い。 特に私が印象に残った部分が、下記動画 33:00~の 「アウトプットは、書く事と話す事。その2つを学生時代に死ぬほど磨け」「その後に、会社に入ってひとつの分野でプロのビジネスマンになれ。 それからスポーツの世界に戻ってこい」(要約) 社会人として15年以上経った今になってその言葉の重みが響く。 ただでさえ、就職希望者の多いプロスポーツビジネスの世界。薄給で死ぬ

          学生が社会に出る前に身につけた方がいいこと

          【本紹介】夢を叶える逆算思考ー三苫薫

          今、日本で一番ドリブルが上手いサッカー選手は誰か?この質問で最多票を得るのは、英プレミアリーグで活躍する三苫薫選手だろう。彼の新刊が出た。著書冒頭に書かれた下記3つが、大切な事だと彼は言う。 ①自分にしかない武器を持つ ②自分を分析する力を身につける ➂毎日の努力を積み重ねる ①:彼ほど説得力を持って言えるアスリートは多くないはず。三苫選手は、誰に言われようと、何度失敗しようと、ドリブルの練習を誰よりもこなし、決して決してやめなかった。 ②:多くの人が自分の現在地を客観的

          【本紹介】夢を叶える逆算思考ー三苫薫

          【本紹介】目的への抵抗(國分功一郎)

           実用的(自分の人生に生かせる可能性があるという意)とは言い難い科目は、昔から苦手だった。その最たるものが哲学。昔からそれ知って私の人生はどう変わるの?とか、現実を動かせない机上の空論に時間を費やす意味がない、とまで言わないが、その他に自分の人生では優先すべきことがある、と考えていた。今でもそう思う自分もいる。  AIが進化し、答えが導ける事については合理化が進み、ロジックで導ける事は人間ならではの希少なものではなくなってくる(と言われている)。すると、己の生き方、ポリシー

          【本紹介】目的への抵抗(國分功一郎)

          サイレントマジョリティの声は聞こえてるか

           自分が享受している幸せを、人は実感しづらい。  外国に住んだことがある人は、日本社会に住むことの治安の良さを、そうでない人よりも感じるだろう。日本において突然街で襲われたり、対面で非難を浴びることは稀であり、法を順守して生活している限り、身の危険を感じる事は少ない。比較できる負の体験があれば、有難みの感情が自分に生じる。  失ったもの/持っていないモノに対して顕在意識が働きがちだが、今持っているモノには感謝の気持ちが湧きにくいという事象は考えてみると面白い。  メディ

          サイレントマジョリティの声は聞こえてるか

          人にしか書けない"味のある"文章

           多くの人が、自分の好きな作家やエッセイストを持っていると思う。うまく言語化できないけど、この人の文章なら読んでしまう。文章に顕在化されている主張、背景にあるメタファー、文体、言い回し、理由は様々。  AIが進化し、知識・情報はさらに廉価になっていく。もはや解釈のないニュースは無料と多くの人が思っており、新聞購読者数は減少の一途。ロジックが明快な文章、小泉進次郎構文的な当たり前のことしか書いてない文章の価値は、さらに下がる。 読者がカタルシスを感じるような文章すらも、今後

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          生きて、死ぬだけ

           GWの最終日はEnding noteを書いていた。終活は親には勧めていたのだが、自分が40歳を過ぎて、何が起こってもおかしくはないとは薄々思っていたので。急な脳梗塞を患った同年代の友人もいる。実際にEnding noteを書いてみるとなかなか興味深い。マイナンバー/口座情報といった資産(そしてそれを誰に渡すか)に関する事、葬式の喪主は誰にお願いするか、火葬にするのか、墓はどうするかといった事に始まり、どう介護されたいのか、自分の臓器は他人に提供するのか、延命治療・・・etc

          生きて、死ぬだけ

          旬を逃すな

           なんでもそうだが、それをするのに良きタイミングというものがある。それに20代でしっかり気づけているのがすごい。言語化する能力がりこぴんさんは高い。長い人生の中での20代の位置づけをよくわかっていらっしゃる。  よき時代になった。自分の追求したい事を突き詰めていい。会社勤めしなくても、会社員より収入が高い20代なんてざらにいる。そんな人の生活がより具体的にSNSを通して知れるようになった。人は、他人がそれを成し遂げている姿をリアルにみると、それに追随する人がどんどん出てくる

          旬を逃すな

          カバ(母)が我が子に教える呼吸法から学べる理想の子育て

          ※本書"インナーゲーム"を消化しきれてなくて、文章雑です。。  親と子供の距離感をどう取ればいいのか。つい、言い過ぎてしまう、やり過ぎてしまう。悩んでいる親御さんは多いのではないだろうか。 突然だが、カバの母親が子供にどうやって呼吸の仕方を教えているか、下記の文章を読んでほしい   子供の誰もが持っている本能を、をいかにして活かすか。  考えすぎをやめて、行動量を、試行回数(思考ではない)を増やすには、どうしたらいいか。人間は、1日1万回自分と話すと言われているが、では

          カバ(母)が我が子に教える呼吸法から学べる理想の子育て

          【子育て】測定できる数字や定説を信じすぎない

           子供を持つ親ならば、わが子が健やかに成長してくれることを誰もが願う。勉強ができてほしい、"良い"学校に行ってほしいといった願いから、五体満足に育ってほしい、優しい子に育ってほしい、その願いは様々だ。自分が実現できなかったことを子供に期待する親も多いし、周囲のママ友・パパ友に影響される親もいる。  学力、偏差値、IQテスト、GRIT(やり抜く力)…。測定可能な数値を上げようと血眼になる教育ママ(パパ)もいる。数値に出るものはわかりやすいので、目標にしやすい。これまで私もGR

          【子育て】測定できる数字や定説を信じすぎない

          【本紹介】音楽と生物(坂本龍一・福岡伸一著)

           AIの話題に疲れたり、違和感を感じている人は、本書を読むとその違和感が言語化されているかもしれない。音楽家(坂本龍一)と生物学者(福岡伸一)。一見相反する場所にいる二人の対談本である本書「音楽と生命」。自分の分野をとことん追求してきた二人だからこそ、深みのある言葉が綴られている。 20年来の友人である二人は共にNYに暮らし、英語という母国語以外の言語をメインとして、ロゴス(後述)で区切られた世界で暮らしている。  人が言葉によって定義づけ、輪郭を与えられている世界への違

          【本紹介】音楽と生物(坂本龍一・福岡伸一著)

          自分との対話法を深堀る1冊

           ヒトは1日に約1万回、自分と対話しているという。実は、自分に一番影響を与える人物は、自分自身だ。だが、学校で自分との有効な対話の方法を学んだことはない、親から聞いたこともないという人が殆どだろう。そもそも、自分自身に生涯を通して1番影響を与えるのは実は自分(との対話)であるというその事実を指摘してくれる人は少ない。  自己の存在を肯定できた場合、他人になんと言われようと困難を克服できる可能性は高まる。自分を鼓舞する複数の方法を身につけることができれば、より望ましい人生を手

          自分との対話法を深堀る1冊