やみゆき終演
かれこれもう5日。
日常に戻っていった仲間も、次なる現場に向かっていった仲間も沢山いる中でハイカーメンバーは個々に最後の仕事を完遂しています。
俺も仕事をしながら映像系のチェック。
既にご予約いただいているお客様以外にも楽しんでもらえるように、予告動画を鋭意作成中。
公演の振り返りとなります。
まぁなにぶん四ヶ月に及ぶ冒険だったので色々あった。
個々に振り返りつつも、公演全体の話が多いかもしれません。
常連メンバーは本当に今回も助けてもらいました。
くぼきん
二作品出演。声量が足りなかったり滑舌に不安のある俳優たちが彼に相談をしていたイメージ。
よくやってくれたことの方が多いが、二作品に出演してくれたことでやや余裕がなくなっていたイメージ。負担が大きくなってしまったのが申し訳なかった。
ありがとう。
大輔的にはシキを褒めたいんだけど小文吾のあてがきがバッチリハマった印象。
うみもと
忠親で大いに泳ぎ、大角で苦戦していた印象。
大角はピンチヒッターで立った打席だから本来は適性の無い配役だったんだと思う。
長い付き合いの中で彼が「もともと持ってないもの」で戦うことになった役。忘れられないものになったんじゃないだろうか。
忠親のラストシーンは、もともと思っていた通りのものができたと思う。
たった一つの出会いや言葉で人の人生は変わるのかもなぁ。
助かりました。ありがとう。
勇也
今回初めて舞台上でしっかりと言葉を交わした気がする。
いい俳優だと思っていて役を彼が引き寄せてるのか彼が役に歩み寄ってるのか境界線がどこにあるのかいい意味でわからない。
演劇を愛していて、そこで生きる喜びが表現から溢れ出ている俳優。俺は好き。
ありがとね。
隼輔
もう常連と言える。
殺陣がスマートになっていてびっくりした。
いい一年を過ごしたんだなぁと勝手に納得した。
盧生之夢の場当たりは俺が出てしまうことも多い中、サポートに入ってくれた。
大きな借りが出来たので、いずれきちんと返させて欲しい。
役を書きたい!
本当にありがとう。
はまちゃん
浜ちゃんも二役。毛野と昭正。
昭正はあてがき。
序盤から出ている分昭正の方が多く見ていた印象。
毛野についても稽古中より幕が開いてからの方が存在感が大きかったイメージ。
口数が少ない役が似合う中で昭正は年相応の彼の魅力が滲み出るギフトになったと思う。
あの甘いラストのセリフをお客様に嫌味なく届けられる人間は彼含めてもかなり稀有だと思う。
ありがとう。
京之介
今回は大立ち回りを担当してもらいました。
稽古のたびに「あんたこんなのやってたのかよ狂ってるよ」って言われたけど多分俺がやってたやつより大変だよ笑
SNSにも書いた通り、もともとは彼の役ではなかった伊吹と義時は誰の文句もないくらい彼のものになったと思う。
京之介って本人がそうってわけじゃないんだけど狂気を孕んだ目と表情を出来る俳優だと思う。
本人の持ってるゆるい雰囲気がハマって京之介にやってもらった役の中で一番好きな役になった。
ありがとう。
はるたん
そろそろいいだろと思ってかなり殺陣の多い役に挑戦してもらいました。
役柄自体は新鮮味はあまりないかもしれなかったけど殺陣に奮戦する彼の姿は少し胸が熱くなった。
悪い人は似合わないと思ったのでとことん人間臭い正義の人に。
捲土重来に泰経が出るのは彼が演者だったから。
この俳優という仕事の中で、俺や彼の年齢は生き残った、という表現が合う世代になってきたと思う。
お互いにまた、戦っていく決意を込めて大輔と泰経は別れました。
ありがとう。またやろう。
明日香
刀を使った殺陣は正直不安があったので特注武器ならどうだ?という発想から大輪剣をもった焼肉ガールに。
昔から自己愛が強くカッコつけてしまいがちだった彼女だけど、今回は役柄も相まって悪い部分は一つも出ずにいいところだけが出力されたように思う。
怒りの感情を持ってぶつかっていく様は芸事の世界でもがく彼女の姿に重なった。
また遊ぼうぜ!ありがとう!楽しいことはたくさんあるぜ。
升野
升野もピンチヒッターだったけど、この役はきっと彼女にしかできなかったろうから運命的なものだったんだと思う。
個人的見解になるけど升野は相手役に呼応して芝居の出力が大きく変わるカウンタータイプの俳優だと思う。
一撃必殺のつもりで放ったパンチをさらに強い力で返してくるボクサーみたいな感じ。
そんなスーパーボクサー升野は今回も語り部という立場ながらいろんな俳優と殴り合いのような芝居を繰り広げてました。
もっと見たかったな。またやろう。
きょーへい
多くは語るまい。
よく頑張った!
芝居はとってもよくなったが、そのほかの部分でまだまだ足りないところがあるな。
まだまだ俳優やるか?なら、磨いて欲しい部分が沢山!またやるか?やるよな!やろう!
ゆうりさん
こちらもピンチヒッター。
カメラ、イケメン、奥忠。
いろいろやってくれた。
楽しむためには力が必要でそれを沢山実感したと思う。
あなたはまだまだ、強くなる。
うすい
若さは強さ。
期間限定の最強フォームだ。
沢山経験して、沢山強くなりなさい。
上手い俳優ではなく、心の強い俳優になってほしいとおっさんは思う。
新規いくぞ!
竜也
不満もあったと思うが色々と理由がある。
今はわからなくてもいいけどいつかわかってもらえると嬉しい。
芝居に真っ直ぐなあなたを俺は嫌いではない。
ありがとう。
枠
一人選べと言われたら俺はキミを選ぶ。
成長率No.1だった。
まだまだ荒く、スタイルとして確立されるほどではない。目指す場所をしっかりと決めて進め!
かめさとさん
沢山悩んで沢山試しているのを見ていたので本番楽しそうにつとめてくれたことを嬉しく思います。
演劇は出来ることが多ければ多いほど楽しいです。
苦労した先に手に入れたものは決して手放さない方がいい。
結果を出してこそ、過程には努力という名前がつきます。
結果を出し続ける人であってください。
オーディションでハイカーを見つけてくれてありがとう。
山名さん
厳しいことも沢山言いましたが、最後まで考えて進み続けることは年齢と共に難易度を増していきます。
失うものは増えるし、自分より年若な才能に追い越されることも少なくはありません。
最後まで進み続けたこと。それは自信にしてください。
後悔は無駄。反省は財産に。
進む道に光がありますように。
シオンさん
オーディション段階で既に役を掴んでいたお化け。
そして実は年若いのですよね。
スタンドアローンで動くことの多い役だったので芝居の上での関わりは銃を向けることた顔を蹴られるだけでした←
自由にやって欲しかったので特に多くを伝えなかったのでそこで逆に迷わせてしまったかもしれません。
役を書いてみたいと思う女優さんです。
また一緒にやりましょ!
広都
出たな若頭笑
頼りになる男でした。
捲土重来で対峙するシーンは俺にとってはご褒美でタイマンで振り回してもついてくる人、局面によっては俺を振り回せる人はHigh-Card始まってから初めてだったかも。
途中から追加した「お前と遊ぶのは楽しかった」は役と永島の境界線で生まれた弥馬兎と広都へのメッセージでした。
広都にはゆるっと次回作の話もしたのでこの先、道が交わることもあるかもしれません。
沢山助けてもらいました。ありがとう。
ゾノ
オーディション組。
大器晩成でしたね。考えることが好きなタイプにありがちな考えることを出力する技術が追いついていないタイプの俳優。
考えることがそもそも苦手という人がいる中でそれが好きなことはギフト。
あとは腕前がついてくれば思考と反射が融合してヒャッハーできると思う。
その状態のゾノをまた斬りたいね!笑
意欲はトップクラスでした。
はやと
キャパがめちゃめちゃ多いタイプではないと思うけど持ちうる全ての力で戦ってた。
練習すればできるようになるってのは、すげーことだ。
練習して、己を高め続けていこうな!
いのっち
悔しい涙を流したなら、次はその涙が嘘にならないようにしよう。
そうすりゃなんでもできんだろ!
最後にメンバーと奈津美
奈津美
久しぶりのHigh-Cardありがとう。
現行メンバーにも奈津美の存在は刺激になったと思う。
退団者が再度出演したという実績も団体にとって大きな財産です。
楽しめたかい?
またやれたら嬉しい。
正志くん
今回の装置凄かったね。
正志くんは俺がGOを出しやすい形で相談を持ってきてくれます。
芝居面では義実みたいな役を今後もっとできるようになってくれたら嬉しくて今回はいつもの感ある現八と義実になったトサ
残業組二番隊隊長お疲れ様でした。
神奈
今回は大きな役を任せたことでプレッシャーも責任感も過去公演に比較して随一だったと思う。
これからきっともっとできること、やりたいことが増えていくと思う。
次回もよろしく!
航
ワタブキヤさんにはお世話になりっぱなし。
今回の武器では銃がお気に入りです。
次回以降も使えそうなので大切にします!
いつまで一緒に遊べるかなって思ってたけど形を変えて、これからも一緒にいられそうで嬉しいよ。
ありがとう。
奈美
制作チーフと衣装チーフおつかれさまでした。
苦手なことが苦手なままになってるのは大きな課題だけど劇場の扉をあけるのは、あなたがいいと思う。
顔である自覚を忘れずに、よろしくお願いします!
ウワーなっが。
最後まで読んでくださったあなた。ありがとうございます。
体力と集中力の限界に挑戦する毎日でした。
しばらくは「まぁ、やみゆきやりきったしな」って思えるくらい大変でした。同じような出演者もいるんじゃねぇかな笑
途中、憤慨するような降板もありましたが連絡の取れた方については和解が成立しています。一名は今も逃げ続けてます。無様極まりない。
作品的には、前人未到の新作二本立て。
スタッフの皆様にはわがままを言ってしまいました。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。
カーテンコールでもお伝えした通り舞台で待っていますという言葉をまた言えたのは世の中かまた少しずつ呼吸を始めたからだと思います。
そうやって少しずつまた進んでいきます。
終わりに向かってできるだけ長く、熱く、騒ぎながら。
たくさんの声援、尽力ありがとうございました。
いつだって何かに立ち向かう背中を見せれる人間でありたいと思わずには、いられないのです。
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