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97、ロシアと戦う意欲満々のウクライナ。日本はコロナに怯え狂う

東京都の病床使用率が48.5%になったということで、緊急事態宣言を要請するのかしないのか、小池百合子都知事の挙動に注目が集まっている。

ポピュリズム全開でやってきた小池百合子のことだ、己の痛みが最小限になるような策を講じたうえで、どうせ緊急事態宣言を要請するのだろう。

小池百合子は30日の会見で

「法律的に国が決める緊急事態宣言なので、特にオミクロン株に対してどういう対応をするのかというのを、しっかりと伺っていきたい」

こう言って、あくまでも判断の主体は「国」であって「都」ではないと強調している。きっと緊急事態宣言の要請は確定事項で、あとは如何に国に責任を負わせて己の痛みを最小限にするかというところではないだろうか?

https://www.tokyo-np.co.jp/article/157259
※東京新聞「小池都知事 病床使用率50%迫る…緊急事態宣言「総合的に検討する」

しかし、感染者数こそ多いものの、ほとんど重症者も死者も居ないオミクロン株ごときの為に「まん延防止等重点措置」だけでは飽き足らず、「緊急事態宣言」まで発令したとしたら日本は相当のチキン国家だ。

今の日本の何処に緊急事態が存在しているのだろうか? コロナに対する日本人共の怯えっぷり、狂いっぷりが恥ずかしくて仕方ない。

ウクライナの現状を見てくれ。大国ロシアが今にも軍事侵攻してこようかという非常に緊迫した状況に置かれている。

ロシアはウクライナとの国境付近に10万以上の軍を展開させてウクライナへの威嚇を続けている。ロシア軍は戦車や重火器を用意し、いつでもウクライナへ侵攻できる状態にある。

アメリカを始めとした西側諸国はロシアへの警告を続けているが、北京五輪が終わったタイミングでロシアが軍事侵攻に踏み切る可能性が高いとも言われている。

ウクライナのこの状況こそ、まさに緊急事態と呼ぶべきだろう。日本の無症状者や軽症者で埋め尽くされた病床がどうとか、感染者数が過去最大を超えたとかどうとか、こんなものは緊急事態でも何でもない、全くもって騒ぐ必要のない出来事に過ぎないのだ。

ウクライナの市井の人達は、オミクロン株に怯え狂っている日本人のように腰抜けではない。――いや、腰を抜かしているなんていう場合ではない。実際に戦争が始まろうとしているのだ、ウクライナの人達は生きる為にアドレナリンを出しまくって戦う気満々に己を持っていくしかないのだ。

ウクライナの各地ではロシア軍の侵攻に備え、各地で一般市民による軍事訓練が行われている。

この軍事訓練には10代の少年も参加している。ある15歳の少年は「国を守る方法を学ぶためにやってきました」と、その意気込みを語っている。

ウクライナの少年達の多くは、きっとこの15歳の少年のような思いを抱いているのだ。

しかし、戦う気概を持っているのは男性ばかりではない、女性も同じだ。

ウクライナの首都「キエフ」に住むある母親は、自宅に小銃を用意し、いざという時の為に備えている。

記事の内容の一部を紹介しよう。

ザグロさんは領土防衛軍の予備役だ。「ロシア軍が来るのを待つのではなく、彼らの記憶に刻まれるような出迎えの準備をしている」と語る。
「私だけではない。私のような女性がウクライナには大勢いる」「女性は家族や子供を守るためなら、男性がやらないことをやってのける。手ごわい戦力だ」と話すザグロさんには、成人した娘2人と12歳の息子がいる。

……なんという勇ましさだ。確かに女性は怒らせたら怖い。ウクライナの多くの女性は、家族や子供を守る為なら、ロシア軍の「記憶に刻まれるような出迎え」を本当にやってのけるだろう。

記事には以下のようにも記されている。

ザグロさんは昨年、ウクライナの銃器メーカーから小銃と戦闘用の追加装備一式を購入した。かかった費用は「2000~3000ドル(約23万~35万円)」で、欧州でも最も貧しい水準にあるウクライナでは大金だ。
予備役には2年前に登録し、狙撃手として訓練を受けた。招集に備え、軍用バックパックにはすでに軍服やヘルメット、防弾チョッキ、手袋、膝当てなどを詰めてある。予備役仲間と共に、射撃や哨戒、待ち伏せの訓練も定期的に行っている。

このウクライナの母親は、わざわざ大金をはたいて小銃を手に入れているのだ。また、予備役に登録して狙撃の訓練も受けている。まぁ、お国柄なのかもしれないが、日本の女性では(男性でも)考えられないことだろう。

ウクライナとロシアは一触即発なのだ。ウクライナの市民もそのように考え、それならば戦ってやろうと覚悟を決めているのだろう。

しかし、もし本当にロシアがウクライナに侵攻したらどのような被害となるのだろうか?

アメリカのミリー統合参謀本部議長は、もしロシア軍が侵攻した場合、「かなりの数の死傷者が出る。都市部などでおぞましい被害が出るだろう」――このように危機感を語っている。

具体的な数字は分からないのだが、きっとウクライナ全土で多くの市民が命を落とすことになるのだろう。

現在のウクライナはこんなような状況だ。これこそ、紛れもない緊急事態だ。オミクロン株ごときで怯え散らし、小便ちびって引きこもっているのが日本の大人なのだが、全く情けないったらありゃしない。

いい加減、コロナと共存しようぜ? ただの風邪だと分かっているのだから、そう怯える必要なんてない。

それに、日本だっていつ中国が台湾を経由して侵攻してくるか分からないぜ? こっちこそ、本当の脅威じゃねぇか? 早く通常の日本に戻しておかないと、火事場泥棒的に日本が他国に獲られちまうことだって十分考えられるんだからね。

とりあえず、オミクロン株程度の雑魚に怯えるのはよそう。これくらいのことは出来るだろ? 10万のロシア軍と命を懸けて戦うことに比べれば全然マシじゃないか。


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