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ロジカルシンキング③ 

降格の挫折から立ち直るため、なんとか自分を変えたいと思っていたときに見つけたのが、ビジネスブレークスルー大学というオンラインビジネススクールが実施する、問題解決力トレーニングプログラムというコースでした。

問題解決を進めるうえで土台となる論理的思考とデータ分析を学び、自分の力で答えが出せるようになることを目指す。
そのためにどんどん頭に汗をかこう。

そんな呼びかけに一縷の望みをかけ、当時の自分には決して安いとは言えない費用でしたが申し込みました。

最終的に3つのプログラムを全て受講しましたが、課題提出が本当に大変で、特に2つ目のプログラムのレポート作成はめちゃめちゃしんどかったのを覚えています。

同スクールの職員の方々から、「あのレポートはほんとに大変です。」「私たちですら簡単にはできないです。」と言われ、「修了されたことはほんとにすごいと思うので、ぜひ自信をもってください。」と言われるような大変さでした。

さて、問題解決プログラムでは、「問題解決」や「分析」の基本を学び、振り返れば徹底的に帰納法の基礎を積み上げたように思います。
(帰納法とは、いくつかの事実や事例から結論を導き出す方法)

あわせて、同スクールの講師陣に世界的に有名なコンサル会社「マッキンゼー」出身者が多かったこともあり、マッキンゼー出身の方々が出されている論理思考関連の本をとにかく読み漁りました。

逆に言うと、当時出版されていた論理思考系の本は、そのほとんどがマッキンゼー出身者の本だったかもしれません。

論理思考を学ぶ中で、主張とその根拠をピラミッド状の図にまとめる「ピラミッドストラクチャー」というフレームワークも学びました。

このピラミッドストラクチャーも、マインドマップとあわせて私のビジュアルシンキングを築いた根幹の一つになったのだと思います。

論理思考とマインドマップを通して、とにかく情報を整理し、構造化する力を磨きました。
また、仮説で結論を出し、それを証明するための論理を構築する訓練をしていきました。

人より時間がかかったかもしれないけれど、気づけば「答えは誰かが知っている」「どうしたらいいか誰か教えてほしい」という心理から、「答えは自分で生み出す。その根拠をしっかり作る、持つ。」という姿勢に変わっていました。

降格という挫折を味わってから7年かかりましたが、再昇格を果たしました。

その後転職。
スタートアップだったのもあるけれど、数ヶ月のスピードで主任クラスから部長になり、新たなキャリアを築き上げる人生がスタートしました。

だから言えます。
「人は変われる」
と。

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