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【公務員13年目】これまで作った成果物

みなさん、こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。
今日は朝から、
・ストレッチ⇒5分
・筋トレ⇒10分
・ラン⇒23分
こなしまして、昼食を終えたところです。

今回は、前回の投稿に関連して、私が前所属である財務部門にいた時の成果物をご紹介します。これから公務員を目指していらっしゃる方などのご参考になれば幸いです。

①予算書(一番の大仕事)

役所の大きな事柄は「議案」として、市民の代表である議会での審議と議決を経て決定されます。代表的な議案としては、

・今後5年とか10年間のまちづくり計画とか
・保育園や学校などのリニューアルに代表される億単位の工事の契約
・税金の引き上げ・引き下げ などなどです。

その中でも、最も大きな議案として来年度の予算があります。私は複数回予算編成の取りまとめを担当させていただきました。繁忙期はほとんど毎日22時頃まで残業、かつ休みが週1の月もあります。私の役割は、

・編成にあたっての全体スケジュール管理
・財政部門の各担当と各課で積み上げた予算をまとめ、計上ミスがないかどうか確認をしたりお願いしたり、
・印刷会社さんの手配から校正、納品までの一連の事務
・最後に再度チェックして議会へ提出する
までの一連の作業です。

役所の予算作成は厳しいです。
生産年齢減少などに伴って、つかえる予算が少なくなっていくことが明白である背景がありつつ、少しでも多く予算を確保したい各課と我々財務部門の間で激しい折衝が行われることがあります。

下の図は予算書の一コマです。市税のページで対象者が何人で、いくらの税収を見込んでいますという内容になっております。

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②予算書の付属資料

予算書だけ見ても、その具体的な内容まではわかりませんので付属資料を作成します。正直文字ばかりなので、読む方が大変だと思います(笑)

内容としては、来年度はこの事業でこんなことをやります、お金はこれだけかかります、それを短くわかりやすく書いたものです。

注意点!

ビジネス文書ですから、数字の誤りはもとより、誤字、脱字、重字・・・

ダメ絶対!(笑)

自分だけで複数回に渡ってチェックしますが限界があります。何十ページもあるものですから…

そこで私は、職員同士で自分の担当部分を交換し合ってチェックし合うことを提案しました。自分だけでは見落としてしまうところをカバーし合うことができ、何度助けられたことか!

ちなみに決算のときには、下の図の決算バージョンをつくります。このプロジェクトリーダー的なポジションも複数回お任せいただきました。

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③財政白書の作成(税金の使いみちをわかりやすく)

市民の方へ税金の使いみちが少しでも伝わるよう、財政白書を作成していました。財政白書ってなにかというと、

去年の〇〇区の予算の使い方は簡単にまとめるとこうでした。そこから見えてきた課題はこんなことです。そんな財務分析的なものです。

他の役所でも下のようなページはありましたが、私が働いている役所ではなかったので、うちの役所の予算の使いみちを一般家庭に例えて説明するページを新しく作りました。単位「万円」と「億円」に読み替えていただくと、うちの役所の決算そのままになります。

改めてみると、貯金が160万円に対し借金とローンが多すぎw

支出の部では、やはり扶助費(主に生活保護費)240万円が重くのしかかってますね。年間では30万円しか貯金できませんでした(;´Д`)
また、バブルのときに調子に乗ってたくさん作った公共施設のメンテナンスが心配です。今後は人口減少に合わせ、スリム化していく必要があります。

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④補正予算をわかりやすく紹介(議員・上司からのオーダー)

最近国がコロナ対策のための補正予算を計上していることが報道されています。このように、年度の途中に予算の増減を行う必要があるときは、予算の補正をします。これを補正予算といいます。

その補正予算ですが、

市民に内容をわかりやすく公表せよ

とのオーダーが議員さんからありまして、その仕事を私が担当することになりました。

都庁とか県庁だけでなく、市役所や区役所でも補正予算は結構なボリュームになるケースがあるため、それを「わかりやすく」と言われても…
そこで、私なりに考えたコンセプトがこちら

・エッセンスが伝わるよう、重要部分だけ記載(全部書いたらこちらも読み手もツラい)
・重要部分のピックアップは自分でまず行い上司判断
・説明文章は、既存の上司が作成する資料からコピペ(作成時間短縮)
・1枚ぺら上限(この1枚だけみればいいです!わかります!)
・職員の定型業務が増えるため、ほかの業務を一つ削減(詳細は省きますが、結果対内外的にもwinwinになりました)

下の図はかなりの規模の補正予算になったときの資料です。一番説明が難しい時の資料(言い訳)
一般の方には難しいですよね…日々精進が必要だと感じます。

補正資料


財務部門にいるときのおおまかな成果物は以上の4点です。
残業多かったなぁ(*´▽`*) (何回言う)
最後までご覧いただき、本当にありがとうございます。

good day!