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上層部の想いで目的がブレるパターンについて

こんにちは、しんごです。

日常の中で、何かの役に立つかもしれないと思った、自分なりのヒントを毎日短い文章で書いています。

上層部発のプロジェクト

仕事をしていると、上層部の強い希望で始まる変に力の入ったプロジェクトというのが時々出てくるものです。

こうしたプロジェクトは、小さいものから大きいものまで、様々あると思います。

ちょっとした事であれば良いですが、大規模なイベントをやりたいということになると、それなりに準備も必要ですし、人員や予算も必要になります。

私も何度かそういう場面に遭遇しており、急に「世界中から顧客をお呼びするグローバルイベントをやるぞ!」というのが下りてきたりしていました。

上層部的からは、「顧客をお呼びしてディスカッションしてもらえば、何か気付きがあって有意義かも!」的なフワっとした想いが伝わってきます。

普段はキッチリ売り上げ目標などを掲げてくるのに、「どうした急に??」と思ってしまうほどのフンワリ加減です。

こうした時にいつも思ってしまう事があります。

目的がブレるパターン

このように上層部の想いが強すぎる時は、目的がバンバンブレる可能性があるため注意が必要です。

普段は「売り上げ向上」が目的なのに、「顧客に気付きを与える」とか、「私が主導ですごいイベントを成功させたい」などという全く違う目的に塗り替えられています。

しかし、そうした上層部の想いを現実化させるチームとしては、なんとか本来の目的である「売り上げ向上」に寄せていこうと必死です。

寄せていこうとしている時点で、もうかなりダメダメですが、そこで諦めないで、なんならうまく利用して、本来の目的を達成するのに使おうと努力したほうが良いでしょう。

例えば、先ほどの「顧客がディスカッションして・・・」というところでは、最近一押しの製品を使った事例を主に話してもらうとか、ディスカッションだけではなくて、新製品の話をたくさん聞いてもらうなどです。

このようにすれば、上層部の希望も叶えつつ、本来の目的も達成できる可能性があがるでしょう。

現実解に落とし込む

上層部のお花畑なアイディアを真面目に実行して、結果がでずに後でギャンギャン責められるのは、こちらとしても全くもって失礼な話です。

そういう感じで来られる上層部ほど、自分で責任は取らず、下層部に責任を取らせるのでさらにひどい話です。

そうならないためにも、上層部の希望をほんのり実現しつつ、現実的な結果を生む具体的なアクションをそこらかしこに散りばめておき、うまくいくように賢く動くほうが良いでしょう。

良い結果がでていれば、上層部も「そら、私が行った事は正しかっただろう」と良い気分になりつつ、下層部にもおとがめはなく、お互いWin-Winなわけです。

これからも、こうした事が起こったら、大枠は上層部の希望通りに立て付けつつ、きちんと確実な現実解を差し込んでいきたいと思います。

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