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ネガティブ・ケイパビリティ

「早く結論を出さないと安心できない」「いつ完成するのかはっきりさせたい」

物事が明確になっていない状態であるとき、気持ちが落ち着かないことはないでしょうか?

または、白黒はっきりさせないと気が済まないというタイプの人もいるでしょう。

はっきりしない状態、わからない状態にいることが我慢できない。

このような心理状態になる人は、生きていく上で苦しさを感じやすくなります。

変化の速い現代では、答がないことが多々あり、未来がどうなるかわからないからです。

今日は、現代社会を生き抜く上で必要な「ネガティブ・ケイパビリティ」について記事にしました。

ネガティブ・ケイパビリティとは?

ネガティブ・ケイパビリティとは、「どうにも答えの出ない事態、どうにも対処しようのない事態に耐える力」「不確実さや不思議、懐疑の中にいつことができる力」のことを言います。

平たく言えば、「はっきりしない状態、わからない状態、思い通りにいかない状態に耐える力」と言うことができます。

先行きの不透明な状態のなかで、ネガティブ・ケイパビリティがなければ、不安を感じて気持ちが浮ついてしまい、イライラすることもあるでしょう。

人間関係においては、相手をなんとかして変えたいと思うなら、思い通りにならない相手に対して、やはりイライラすることになります。

そにようなイライラする場面が多いとしたら、人生を幸せに生きることはできません。

人生を幸せに生きるためには、このネガティブ・ケイパビリティを高めることが重要になるのです。

ポジティブ・ケイパビリティ

ネガティブ・ケイパビリティについて理解を深めるために、反対概念であるポジティブ・ケイパビリティについて考えてみます。

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