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文章が生まれてから書かれてきた文章を、本の冊数に置き換えるとどれくらいかの概算

文章が生まれてから書かれてきた文章を、本の冊数に置き換えるとどれくらいか、大まかな計算。

まず文章とは何かを仮定。ここでは意味を持った単語の羅列と考え、商人の売買記録や、小学校などの生徒の板書も含めることにします。

紀元前6千年紀前あたりに文章のような文字の列が出来てきた(wikipedia)との事なので、そこから学校教育が始まったとされる古代ギリシャ、スパルタの紀元前7世紀ころまでの約6000年間と、それ以降から現在までの約2000年間で分け、それぞれの人口と文章を書く量を仮定し計算します(教育により文章を書く人が増加したと考えた)。
まず参考データ(*1)より紀元前7000年ころの人口が500万人、紀元前1世紀ころの人口が3億人という数値を利用。この期間の人口増加数は3億人とする(500万は3億という数字に比べると小さいので、計算結果への影響は少ないと考え無視)。6000年間の文章は商売、法律などの決まりごとなどがメインと仮定して、当時の人口の1/10が一人原稿用紙1枚分=400字詰を1ヶ月で2枚、1年で24枚=9600字を書くとする。以上のことから
[{(500万人÷10)×9600字}×7000年]+{(3億人÷10)×9600字}≒3.58×10^13(字)。約36兆字。
本1冊の文字数が10万字(*2)とすると3億6千万冊。

教育が始まった以降の計算も同様に考えると(現在の人口77億人、今回は教育が入るので全人口の9/10が、1日で原稿用紙2枚の文章、1年で438万字を書くと仮定)、
{(3億人×9/10)×438万字}×2000年+(77億人×9/10)×438万字≒2.4×10^18(字)。240京字。
同じく本1冊の文字数を10万字とすると、24兆冊。

以上より、文章が出来てから現在まで書かれた文章を本の数に変換すると、24兆3億6千冊という結果。

ちなみにGoogleが1960年代から現在までの、世界中で販売された全ての本をカウントしたら1億2986万4880冊とのこと。(*3、2010年8月7日までのデータ)


なんで計算したか、自分でも謎。だけど知りたかった。


(*1)http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Data/Popular2005/01-08.htm
(*2)https://nishizawashoten.com/book-word-count
(*3)https://www.wired.com/2010/08/how-google-counted-the-world's-129-million-books/

Photo by Ivo Rainha on Unsplash


Shin Itagaki / 板垣晋
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