見出し画像

複業を通じた自己研鑽とそれを支える組織作り

おはようございます! @ShinjiTakenaka です!

今日は複業のお話について。今やっている複業について改めて自己分析をしてみました。これから複業(副業)をしようとしている人にとって何かのキッカケになると幸いです。


1.  そもそも複業とは

拙著「複業キャリア」のつくり方でも触れていますが、複業と副業は異なります。以下に定義を記載します。

※副業:収入を得るために携わる本業以外の仕事。兼業、サイドビジネス、ダブルワークとも呼ばれる。収入を増やすことを目的とする場合が多い。
 
※複業:メインの仕事・サブの仕事といった優先順序をつけず、複数の仕事を同時に本業として取り組む働き方。金銭的な目的だけではなく、スキルアップや自由な働き方など自分の成長につなげるために複業をする人もいる。

2020年に日本経済団体連合会が行った「労働時間等実態調査」(2020年 労働時間等実態調査)の結果によると、日本全体で副業を認めている企業の割合は22%。
 
総合的に見るとまだまだ副業・複業を解禁している企業の割合は低いものの、私自身は今後大企業も含めて副業・複業を許容する時代がすぐに到来します。

「今やらないといけない仕事」がなくなったとき、皆さんは何にエネルギーを注ぎたいと思いますか?また、会社から「副業・複業をしてもいいよ!」と言われたとき何を始めるでしょうか。

2. 私が複業をする際の基準

私が複業で何か新しい仕事をお受けする場合は、ほとんどが副業ではなく複業です。つまり、以下を基準にしています。

  • 本業であるLX DESIGNの仕事に関係が深いもの

  • 社会的貢献感があるもの

  • 自分の可能性が拡がる可能性が高いもの

  • 未来への転用可能性が高いもの

  • シナジーが生まれやすいもの

私自身は本業で会社員をしつつ、個人事業主としても活動しています。

私のPurposeは「対話を通して、あなたのポテンシャルを解放し、笑顔に導く手助けをする」です。基本的にはこのPurposeに合致するかがとても大事です。

また、特にここで触れておきたいのは1点目(本業であるLX DESIGNの仕事に関係が深いもの)です。
本来であれば、まだまだアーリーフェーズの会社に所属しているなら、自社の成長に向けてコミットしなさいと言ってくれる人もいます。

でも、私は同じ様なフェーズの経営者との対話やディスカッションから生まれてくる思考・発想も多分にあると考えています。
「なるほど!こういう意思決定の基準でこの経営者は未来を見ているのか」など、学びながら複業させていただいているわけです。

また、これから組織作りにチャレンジしようとしているスタートアップなどで困っている経営者の方がいたら、弊社の取り組みを最大限オープンにしています。

それにより、自社だけ成長するのではなく、同じ志を持っている経営者の孤独を解消し、成長や課題解決に寄与し、一緒に世界を変えていきたいからです。
自社だけの成長なんかより、みんなで一緒に成長していこう!が私が大事にしている哲学です。

3. 時間配分こそが一番大事

「竹中さんはどんな時間配分で仕事しているのですか?」とよく聞かれます。確かに、本業以外にも複業をいくつもしているからこそ、何に自分のリソースを割くのかはとても重要だと思います。

時間は誰にとっても有限であり、しかも同じだけ与えられているもの。だからこそ、自分の中での基準が明確にあるかはとても大事ですよね。

LX DESIGNではフルリモート・フルフレックスでいつどこで働いても問題ないというスタンスをとっています。
一人ひとりのコミットを引き出すための制度設計等の詳細は別の機会に譲りますが、基本的には仕組みで解決できるようにしています。
例えば、情報も取りにいくから自動的に来るようにしたり、権限委譲や課題の見せる化、組織が上手く回る仕組みを常に取り入れ・アップデートしています。だからこそ、社外との時間がきちんと取れるわけです。

私は、早ければ今日のように早朝5:00前から仕事をしますが、夜19:00以降は基本的に会食以外は仕事をしません。これは自分が大事にしているルールです。逆に言うと、それを実現するために、どんな仕組みが必要で誰に何を依頼し、どのような学びをするか?を常に意識しています。

特に、自分以外の人に仕事をお願いするときは、相手がどれくらいの等級で、どれくらいの期待値があり、今のケイパビリティがどの程度か?を見極めて、自分が関与するのか、あるいは信頼できるメンバーにその育成も委ねるのかを決めています。

ここには、頼る力と自分自身のエゴ(こだわり)のようなものをどれだけ手放せるかが大事になってきますね。

ちなみに、私のこの組織作り哲学の裏側はアメーバ経営の影響をとても受けていると思います。

アメーバ経営とは、稲盛和夫さんにより提唱された会社組織を小さな集団(アメーバ)に細分化し、小集団ごとに独立採算で運営する経営手法です。

メンバー含め全員が経営者意識を持てるために、リーダーに任せる範囲を意識的に増やしています。また、各人のHOWにやたらと口出しをするのではなく、WHYに訴求し続け、それをドンと後ろで構えることが大事だと思っています。もちろん、何か不測の事態が起こったときには、優先度を上げリソースを投下しますが。

大事なのは、リーダーが楽しくアメーバ経営できるかであり、「私がこうしたい!」などは基本的には伝えません。(少なくともOKRなどの短期的な時間軸では)
そうすることで、リーダー一人ひとりが自分自身で経営していけるのだと思っています。そして、リーダー同士のコミュニケーション・切磋琢磨を期待し、その機会も仕組みに組み込んでいます。

4. 最後に

複業を通じた社会的インパクトと、それを実現するための組織作りの考え方。これらの歯車が上手く噛み合っていくと、自身での貢献範囲が無限に広がっていくと思います。

ひとりでできる範囲はたかが知れています。

でも、複業を通じた自身の仕組み作り力を常に向上させ、それを自社に還元しつつ、複業でさらに世界観を広げていく。

そうしていくことが、私のPurpose「対話を通して、あなたのポテンシャルを解放し、笑顔に導く手助けをする」に繋がっていくのだと考えています。

皆さんは、どのような思考で日々時間を使っていますか?

これから複業する際に、何を基準で自分がその複業先にリソースを投下するのか?を考えるキッカケになったらとても嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!




よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費にあてさせていただきます。