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生きるのが下手

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  • 繊細の憂鬱

最近の記事

【関東】GW何するか案

何もすることないよ〜でも寝て終わるのはいやだ〜何か文化的なことやりたいよ〜という人へ。という名目の、私がやりたいことメモ。 ① 展示に行くこのGW、何らかの展示には行きたい。濃厚なのは前にも紹介した横浜のトリエンナーレ。 横浜といえば中華街。おいしい中華のお店が軒を連ねるエリアに、なぜか水車(?)つきのサウナができたらしい。 ガイアの夜明けかカンブリア宮殿のどちらかで取り上げられてたんだけど、サウナの請負人がちゃんとこだわってつくってたのが好印象だった。サウナ後に行くお

    • 最近観たサブスク作品8本

      ① レナードの朝脳が眠り続けてしまう病気・嗜眠性脳炎の患者レナードに、とある新薬を投与したら、まさかの意識が回復するという実話。(若かりしペネロープアンミラーが恐ろしくカワイイ……) ところが薬の効き目はそう長くは続かず……レナードの体は思うように動かなくなってしまう。 悲しいし泣けるんだけど、決してお涙頂戴系ではないのがポイント。「もう少し、もう少しだけ」とどんどん薬を増やす医師のシーンはかなり緊張するし、薬の不確実性に打ちのめされる。医療との付き合い方考えちゃう……

      • 胃がキリキリするゴヤの展示

        ※全体的に重いので、やや閲覧注意です む、むごかった……なんで人間はこうなんだ……なんで……!!!と胃がキリキリしてくる作品ばかり。衝撃が大きすぎて、ベンチからしばらく立ち上がれなかった。 苦しい状況下で絵を残してくれたゴヤを心から尊敬する。きっと生きた心地がしないなかで描いていたのではなかろうか……「現代にまでちゃんとキレイな状態で残ってて、普通〜の日本人が見てるよ!!! シンパシーをバシバシに感じてるよ!!!」ってゴヤに伝えたい。 画力だけじゃなく繊細な感性や力強い

        • 【関東】この春いく美術展示5選

          【いった】岡本太郎美術館ついにいった!!芸術、爆発してた! これは、八方に意欲を突き出せよ!という時計です。光り方カッコよすぎ…… うわ〜〜!これ!!太郎が鳴らしてるのみたことある〜〜!!(映像で) 題「座ることを拒否する椅子」。座ってないでさっさと動き出せよ!!と激励される椅子。実際に座ってみると、尻にかなりゴツゴツきます。 4月14日までやってる企画展も最高だった。太郎に影響を受けた若手アーティストの作品がズラリ並ぶ展示。芸術爆発予備軍!! 狂おしいほど細かいこ

        【関東】GW何するか案

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          15本

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          本屋さんにスタバをくっつけるな

          国が書店を救おうとしてる。その支援内容をみて思ったこと。 本屋さん減少問題…「安い」「便利」にはかなわん本屋さんが減っていく。これは書店の努力不足じゃなくて、「書店以外の本を売るシステム」のほうが消費者にとって心地よくなったからだと思う。 私も、好きな作家さんの新著とか芥川賞受賞作みたいな「ど〜うしても"今"読みたい本」じゃないかぎりはブックオフで買う。だって安いから!!!古典も読みたいし、いろんな本を積ん読しときたいから、新刊である必要性もそこまで感じていない。安いほう

          本屋さんにスタバをくっつけるな

          U-NEXTの韓国バラエティおもろ

          韓国のサバイバルバラエティ番組が思いのほか深かった話です。 U-NEXTに登録伝説のハガキ職人・ツチヤタカユキが書いた「笑いのカイブツ」という本を読んだ。この本は岡山天音さん主演で映画化されていて、絶賛上映中とのこと。「映画化ってどんな感じになるんだろう…」とモーレツに気になったけど、読み終わったタイミングは夜中の2時過ぎ。今!NOW!ホカホカの状態で観たい!!という気持ちだった私は、「笑いのカイブツ どこで観れる」でグーグル検索をかけた。 検索上位に表示されたとあるブロ

          U-NEXTの韓国バラエティおもろ

          宿坊いってみた

          はじめての宿坊。強風の月曜日、花粉の舞い具合を心配しながら、曹洞禅宗のお寺で「禅」の修行体験をしてきた。 ーーー 内容 ・坐禅(40分×2回) ・法話 ・精進料理(夕朝) ・朝のお勤め ・作務(そうじ) ・写経 ーーー 結論:世界平和だけでいい本来なら1年以上お寺にこもって修行するところ、たったの1泊。一晩で何か変わるかな?と思ってたけど……帰るころには、私のなかの悪玉がポロッととれたようなラクな心地に。ホントかよ?って思われるだろうけど、ホントなのよ!!! 帰る前に書

          宿坊いってみた

          最近読んだ3冊

          私ごとですが、長期休み中でして。時間がある&心が安定してるので、ダークな本もサクサク読めちゃってます。おつかれの方には少々やさしくないラインナップかもしれません…… ① 君が手にするはずだった黄金について著者の原体験が色濃い短編集(ほぼエッセイ?)。主題の短編がとくにすごくよかった!投資で億り人になったという学生時代の友達(片桐)。でもそれは全部ウソで、ただの詐欺師だった。虚構をはたらいてまで君(片桐)がほしかったのは、「何者かになり人から認められること」だったのだ。そんな

          最近読んだ3冊

          『哀れなるものたち』のベラは希望じゃない

          日曜の夜。『哀れなるものたち』を予習なしで観に行ってきた女の感想〜〜 美術が好きすぎるまず美術が好きすぎる!建物も装飾品も服も、デザインが素敵。役者さんのキャラにも合ってるし、架空の19世紀の雰囲気にも合ってる。ファンタジー要素があって、絵本のページをめくってるようなワクワクする感覚になれた。古い娼館ですら美しくて惹かれるものがあった。この作品はアカデミー賞にノミネートされているそうだけど……美術賞はもちろん、エマストーンも主演女優賞でキマリじゃないでしょうか! ベラは希

          『哀れなるものたち』のベラは希望じゃない

          繊細が許せない映画のシーン3選

          ①ナイフ舐めてこっちをガン見ギャンと見開いた目で主人公を見おろし、鋭利な刃物を舐める悪役の男。ハッキリ言って、どうかしている。「ノールックでナイフ舐めちゃう俺、カッコいいだろう?(ペロ)」というアタマなのかもしれないけど、刃のほうが舌に当たってたらどうするつもりなんだろう?舌が血だらけになって主人公から「血、血……」と指をさされ、慌ててティッシュを取りにいって舌から流れる血をふくも、ティッシュが舌に張りつき、血は流れつづけ、「ああ、迂闊にナイフなんか舐めるんじゃなかった……」

          繊細が許せない映画のシーン3選

          今年読めてよかった5冊

          ① 思いがけず利他のど自慢×利他、美味しいもの×利他、ラマヌジャン×利他……みたいな感じで、「利他」をあらゆる角度から検証して言語化した一冊。ざっくり言うと、利他=偶然やった行動で受け手によって起動するもの。その逆は「利己」で、利己=意識的におこなうもの。たとえば、その気がなかったのに「素敵なプレゼントをありがとう」と言われたら利他だけど、「ほら、このプレゼント嬉しいでしょ?」は全部利己ということになる。これを読んだとき、ちょうどウクライナ問題が始まったばかりで、募金とか署名

          今年読めてよかった5冊

          助けて!ロバートデニーロにハマりそう

          ▽自己紹介 映画わからん勢。話題作は観る。 ロバートデニーロは「マイインターン」だけ観た。アンハサウェイが観たくて観た。 スコセッシは「ウルフオブウォールストリート」だけ観た。レオナルドディカプリオが観たくて観た。 ①タクシードライバーまず観たのがこれ。きっかけは、TikTokでこの映画のデニーロがプリントされたTシャツを着てる人がいたこと。 「マイインターン」の優しいおじいちゃんなデニーロ👴しか知らないので、「お?これがデニーロの若いころ?なんかカッコいいな〜」って軽い

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          私が生ぬるい情報を摂取してる間に起こったこと

          8/20「多様性 メディアが変えたもの メディアを変えたもの」の展示、最終日にすべりこんできた。 もともと気になってた展示。関内にある新聞博物館でおこなわれていて、電車で一本で行けることがわかり、しかも今日が最終日ときた。日曜日、できればずっと家で横になっていたかったけど…「これは行く運命のやつだ」と観念して重い腰をあげた。そんな展示の簡易備忘録。 「ぬくぬくした耳」が痛くなる展示展示は5章に分かれていて、「女性蔑視」「ジェンダー」「貧困」「差別」など、テーマもさまざま。

          私が生ぬるい情報を摂取してる間に起こったこと

          ヨガでツラいこと3選

          ① 遺伝子のバグを感じる「体が重たすぎるけどキツい筋トレはできない」という理由から、ヨガに通うことになった。まず親に問いたい。なんで親も姉たちもガリガリなのに私だけデブなの?ひとつ屋根の下でずっと食卓を共にしてきたわけだから、同じ体型にならないのはおかしくないか??遺伝子の概念どこいった??? 小3くらいのときに「あれ、なんかジャージきついかも……」ってなって、最終「いや、これはまじでジャージきついから体育の授業無理だわ、行けないわ」ってなって学校に行かなかったことがある。そ

          ヨガでツラいこと3選

          980円で散髪したら疑心暗鬼になった話

          IWASAKIという美容室で、980円で髪の毛を切ってきた。 まずはそのビフォーアフターを見てほしい。 もうこれでよくないですか……? 切った直後の第一声はこれだった。 なんせ、安くて早いまず、早い。なのに、安い。 "タイムイズマネー"という考え方が正しいのであれば、本来は「高くて早い」が価値のあり方として正しいと思う。それなのにIWASAKIは、「安くて早い」の追求に余念がない(???)。 たしかに4〜5人待ちで30分くらいは待ったけど、いざカットが始まった途端

          980円で散髪したら疑心暗鬼になった話

          SNSにはびこる妖怪3選

          ① 揚げ足トリちょっとでも間違った情報があると、意味が大体伝わる場合でも「それは間違いです」と訂正しなければ気が済まない妖怪。自由に宙を舞いササッとついばむ"鳥のような姿"をしていることから、この名前が付けられたと言われている。非常にねばり強く喰らいつく性質を持つが、「じゃあ見なきゃいいんじゃ?」と冷静に言われると効力が少し弱まってしまう弱点がある。 ② どうでも萎萎(いい)「別にどうでもいいんだけど」「だから何」などの"人生に萎えてる風な言葉"を書きこむことが、一周まわっ

          SNSにはびこる妖怪3選