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それぞれの輝き方を見つける

社会人の方々を対象に、販売や接客のスキルアップなどを目指した研修を担当しています。
一人ひとりに個性があり、強みや弱みがあることは社会人に限ったことではありませんが、キャリアを重ねると自分にバイヤスをかけてしまうこともしばしばあります。
そう言っている、自分自身もそうであるように、なんとかここまで自分なりの踏ん張りで、それぞれがこの道を歩んできたのだと思います。それだけで素晴らしいのですが、世の中には”もっと向上しよう”という素晴らしすぎる方々がいらっしゃり、そんな方に向けた研修・講習会というのは、こちらも力が一層入ります。

久々に会ったスタッフの方から「先生の研修が好きなので、8月が楽しみです!」と不意に掛けられる言葉は、非常にありがたくより良き場にして行く努力をしなければ・・・と自分にプレッシャーをかけてしまいます。

とある企業様での研修では、異なる部署や配属先のメンバー同士が切磋琢磨している文化が根付いています。同じ部署や店舗で勤務する方同士だからこそ、磨けるスキルもあると思いますし、互いの個性を理解しているからこそ、得意を伸ばすという面では効果的だと考えます。
一方で、個性をわかったつもりになってしまうこと。それ故に、違った側面での成長には至らない・気づけないということも起こります。

人生100年時代と言われ、働く期間も長くなりつつありますから、仕事における自分のあり方や得意なことは、探究し続けてみるのは喜びの1つではないかと考えます。
「ジョハリの窓」なども自分では気づいていない窓に気づく。ということがコミュニケーション力をUPし、可能性に気づくとして長く使われている考え方です。

ジョハリの窓(ジョハリのまど、英語: Johari window)とは自分をどのように公開ないし隠蔽するかという、コミュニケーションにおける自己の公開とコミュニケーションの円滑な進め方を考えるために提案された考え方

wikipediaより引用

ビジネスに限らず、オトナになって”自分はこんな人”だと思っていたけれど、あんなこと・こんなことも好きだったのか!となれたら素敵ですよね。

余計なお世話ということは承知の上で、お節介な私は研修中のワークや振る舞い・それぞれの発言などを含め、ご本人に強みのフィードバックをするようにしています。もしかしたら、ご本人は気づいていないかも!?という部分を見つけたら、「●●さんは、こんな良いところがあるけれど、自覚していますか?」なんて、唐突に声をかけます。案外、「これまで言われたことなかった・・・」「そうですか?」という反応も多いことに気づかされます。

金子みすゞさんの
みんなちがって、みんないい
って、とってもすてきな言葉ですよね。
それぞれに輝き方があって、いいし。
それぞれが、輝いていることを自覚してもらえたら、もっといい。
そんなことを思いながら、お声かけさせてもらっています。

研修を通して、出会った方々が少しでもご自身の魅力に気づき、明日の力にしてもらえたら・・・と念力を送りつつ、私の厳しいトレーニングについてきてくれた方々の発表会などが連続して続いています。
毎回、オトナの成長に感動しつつ、それぞれの輝き方を一緒に見つけられるよう努めて参ります!

来週以降お会いする皆さま、どうぞ引き続きよろしくお願いします。






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