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デュマ初期の戯曲『シャルル七世とその重臣たち』第四幕まで

アレクサンドル・デュマが駆け出しの頃に発表した初期の戯曲(舞台用のシナリオ)『シャルル七世とその重臣たち』を翻訳してカクヨムで公開しています。

今夜は『第四幕 アニエス・ソレル』まで。

なぜ8月20日から公開スタートしたかというと、作中でシャルル七世が初めて登場する日だから。

愛しのデュノワ! 私の勇者デュノワ!

こんな恥ずかしいセリフが出てきます。
デュマ先生の解釈でも、シャルル七世とデュノワは仲良し主従なんですね!
「かすり傷ですよ。石頭に生まれてラッキー(意訳)」というセリフもデュノワらしくて良き!

第四幕のあらすじはこんな感じです。

1場2場、シャルル七世が鷹狩りをする。お気に入りのハヤブサの名前はコケットちゃん、女の子です。
3場、シャルル七世の親友登場。強火の友情🔥
4場、シャルル七世ついに覚醒。武装を整えながら本心を語り、サヴォワジー伯爵の任務が明かされる。リッシュモン大元帥のことが少しだけ…
5場から貴婦人ベランジェール(オペラ版の主役)がメイン。
6場7場、祈りと呪いのはざまで、しだいに狂気に飲み込まれていく。中世ヨーロッパの貴族社会で不妊→離婚は破滅に等しい。

ブックマークやレビューなど、目に見える応援をいただけたらありがたいです。



自著など

既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。


新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボックのエッセイ『The Pleasures of Life』第一部を書籍化しました。
訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろしています。


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