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暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世:ミニエ再び…好きと嫌いが両極端すぎる

カクヨムにて『歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世』を新規投稿しました。

あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。

noteでは紹介を兼ねて、昨日と本日の更新分から一部引用します。

 フランソワ=オーギュスト・ミニエの「文学的」キャリアが『シャルル七世への賛辞』から始まったことはすでに書いた。

▼19世紀初頭(1)ミニエの熱烈な『賛辞』
https://kakuyomu.jp/works/16818093075033117831/episodes/16818093075158609834

 20年以上を経て、ミニエは新たに「学術的」な視点から「シャルル七世の治世がもたらした結果」について驚くべき評価をしている。

19世紀半ば(5)アカデミーの歴史家——ミニエ、オーザンヌ - 歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世(しんの(C.Clarté)) - カクヨム


『シャルル七世への賛辞』から23年を経て、フランソワ・ミニエ再び登場❣️

ミニエにしろ、ガストン・ボークールにしろ、シャルル七世を気に入っているのは少数派なんだけど、みんな熱烈に末長くw 称賛し続ける傾向がある。

もしかしたら、生前もそんな感じだったのかも…
リッシュモンとかアンジュー家の人たちとか、損得抜きでシャルル七世を愛している人がいる(ジャンヌ・ダルクも)一方で、ベッドフォード公や実母のイザボー王妃はむちゃくちゃ嫌っている。

好きと嫌いが両極端すぎる。


 1422年当時、無思慮で無頓着、王国から追放され、国家的な法律から拒絶され、すべての資源を奪われ、町から町へと放浪し、心を奮い立たせるようなものは何もなく、愛想の良さと単純な善意しか持ち合わせていない、この19歳の王に何ができるだろうかと、誰が考えたであろうか……。

------(中略)------

 その後、彼は偉大な王になった。天意に選ばれた者、大地に選ばれた者であり、自分の使命に立ち向かい、その果たし方を知っていた。

 一部の歴史家の思い込みに基づいて、シャルル七世が突然優れた人物になったきっかけを特定しないように注意しよう。同じく、アニエス・ソレルの言葉からこの奇跡が生まれたと信じさせるようなロマンティックな伝説を受け入れないように。

 なぜなら、国家の統治者を導く教訓は、さらに遠くからやってくる。
 彼らを鼓舞する声は、さらに高いところから降りてくるのだから。

19世紀半ば(5)アカデミーの歴史家——ミニエ、オーザンヌ - 歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世(しんの(C.Clarté)) - カクヨム


ジャンヌ・ダルクが「大天使の声」に導かれていた話は有名ですが、シャルル七世もまた「何らかの声」を聞いていた……という話をたまに見かけます。

真相はともかく、シャルル七世もジャンヌも、他人には理解されない能力持ちだったと解釈するのもおもしろいですね!


続きはカクヨムにて。

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自著の紹介

既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。

新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

web小説『7番目のシャルル』シリーズ

シャルル七世が主人公の小説(少年期編青年期編)連載中。


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