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【初産・自然分娩レポ】ママになりました!

2024年3月6日 11:55
無事に女の子を出産しました!

前日の夜、完全破水してから約16時間。

最終的に陣痛促進剤を使ったのですが、そこから分娩までの所要時間は3時間とスーパー安産でした!! 

YouTubeでのギリギリ予習が功を奏し、初産婦とは思えないくらいスムーズで優秀なお産だったと先生や助産師さんにも褒められました。

思い出せる範囲で、この前の続きから自分用にメモ。

3/5 21:00
夫が一度産院に来たがっていたが、助産師さん曰く「呼んでもいいけど、今来るならそのまま分娩まで付き添ってもらうことになります」とのこと。

今呼んだところでこの先の状況も読めないので、陣痛がくるまではお互いに寝て体力を温存することに。

23:00
消灯して寝ようとするも、緊張からか眠れない。この時点では陣痛なし。

24:00
別の部屋の妊婦さんが陣痛に苦しむ声が聞こえる。
声が我慢できない段階に入っているらしく、定期的に「ァア〜〜〜!!」という声が。

痛いときは声が出るより無言で苦しむタイプなので、本格的な陣痛がきても私はあそこまでの声は出ないだろうな……と思ってた。この時は。

3/6 1:00
分娩室に移動した妊婦さんの「痛い痛い痛いー!!」「もうヤダー!!」と叫ぶ声が聞こえてビビり散らかす。とても寝られる状態ではない。

その20分後、赤ちゃんの産声が聞こえた。
産まれた〜〜おめでとう!!という感動
お母さん本当にお疲れ様、という労い
自分もあんな風になるのか……という恐怖
ようやく眠れる、という安堵
いろんな感情でごちゃ混ぜに。笑

1:30
陣痛っぽい痛みを感じ始める。
大体10分間隔で下腹部がズーンと重くなった。
たいして強い痛みではないが、結局眠れない。

3:00
陣痛はあるものの相変わらず間隔は10分。
夫に連絡しようか迷ったが、今呼んでも分娩まではまだかかるだろうし少しでも寝かせてあげたかったので我慢。

5:00
この段階で早くて7分、遅くて10分くらいの間隔になる。
空腹が我慢できず、まだ余裕のあるうちに体力をつけておくため、ついに夫に連絡。
食料の買い出しついでに産院に向かってもらう。

6:00
夫が産院に到着。
私のリクエストで買ってきてくれたミニクロワッサン、プリン、カットフルーツを爆食い。

相変わらず破水が続いていて、こんなに羊水出ちゃって大丈夫なんですか?と助産師さんに尋ねたら「気になっちゃうとは思うけど、どうしようもないね。カラカラに無くなることはないから赤ちゃんは大丈夫だよ」とのこと。

この久しく味わっていなかった生理のときのような、自分の意思で止められない液体がドバッと漏れ出る感覚が地味にストレスだった。

8:00
見るからに栄養満点のおしゃれな洋風朝食が運ばれてくる。
2時間前にいろいろ食べたばかりだが、余裕で完食。

陣痛の間隔は7、8分ほどに。
ただ、陣痛よりも動く度に破水でナプキンがビチャビチャになる方がよっぽど気持ち悪くてしんどかった……。

9:00
陣痛の間隔がなかなか短くならないので、陣痛促進剤の投与開始。
この頃から間隔が5分くらいになる。

が、まだ我慢できる程度の痛み。YouTubeで学んだ鼻で吸って、ゆっくり時間をかけて口で吐く方法で陣痛を逃す。

はんなりママさんの陣痛逃しポーズを試したかったが、少しでも体勢を変えると破水で羊水がダバダバあふれるのが不快すぎてテニスボールをおしりに挟む工程はできなかった。
とりあえず恥骨を押さえて丸くなって息を吐き、痛みを乗り切る。

10:00
痛みの種類が変わり始める。下腹部とおしりと腰を同時にガンガン殴られるような感覚。
夫にテニスボールでおしりをグリグリ押してもらい、必死に痛みを逃がす。

もうこの頃には声が抑えられず、自然と「ァア〜〜!」と声が漏れるように。
(でも深夜に出産したあの妊婦さんの絶叫に比べたら、我ながら全然おとなしい方だった。笑)

11:00
うんちを出したいような感覚というか、いわゆる"いきみたい感じ"の痛みに襲われる。

内診してもらったら「え!もうこんなに開いてる!」と驚かれ、分娩室に移動する。

ここ、次の陣痛に怯えながらタイミングを図って移動するの本当にしんどかった……!
歩いてるときにきたら確実に詰む、と思った。

11:20くらい?
「呼吸の仕方とっても上手!」「初産なのにこのペースは素晴らしいよ!」と助産師さんたちがベタ褒めしてくれたが、もう反応する余裕なし
無心になって、ひたすら吸って吐いてを繰り返す。

いきみたくて仕方ないが、夫が必死に「力抜いて〜!フゥ〜!!ハァ〜〜!!」と声をかけてくれる。
苦しくても、赤ちゃんに酸素を届けるため……!と暗い産道で必死に出口を探す我が子の姿を頭に思い浮かべ、なんとか力を抜いて呼吸を続けた。

11:45くらい?
もうこの頃はダメだと分かってても無意識にいきんでしまうレベルに。
力を抜こうとしても足がガクガク震えてしまう。

ようやく「次に陣痛がきたら、一度息を吸った後にスッと息を止めて、いきんでいいよ!」と言われる。

やっといきめる!!!と思い、予習したサンシャイン池崎の要領で目をガン開きして体を丸めて思い切りいきんだ。
(ローソク吹き消す!というイメージが強すぎて思わず息を吐いてしまい「吐かない、吐かない!止める!」とその場の全員に総ツッコミされた。笑)

その後、2回ほどいきむと「もう赤ちゃん見えてるよ!」と言われ、もう少しでこの痛みから解放される……!と希望がみえる。

もう一度、息を止めていきむ。
みんながあと少し……!という顔をしているが、まだ赤ちゃんは出てこない。
院長先生に「一旦呼吸しよう!次の陣痛でもう一回いきむよ!」と声をかけられる。

そして数秒後、思い切り息を吸って止めたあと、全身の力を込めていきんだ。

助産師さんたちと一緒にずっと隣で「吸って〜!フゥ〜〜!息止める!ウッ!!」と声かけをしてくれた夫。

その夫に向かって、先生が「お父さん、一緒に呼吸してる場合じゃないよ!!もう赤ちゃん出るからスマホ出して!!!」と言ったのが聞こえた瞬間。

おまたから何かがドルゥンッと流れ出す感覚が。

無意識のうちに目を閉じていたようで、「ホラ!お母さん、見て!!」という声にハッとして目を開けたら目の前に赤ちゃんがいた。
それと同時に聞こえた大きな産声。

11:55
元気な女の子を出産し、ママになりました!

産まれた瞬間は絶対泣いちゃうんだろうな〜と思っていたけれど、実際はあの凄まじい陣痛から解放された安堵感の方が大きくて涙一滴も出なかった。笑

もちろん、少し離れたベビーコットでふにゃふにゃ動く我が子の姿には感動したけどね!
体はヘトヘトだったけど、もう可愛くて可愛くて、頬が緩みっぱなしだった。
あの子は正真正銘、私が産んだ赤ちゃんなんだ……!と思うと感慨深かったなぁ。

隣にいた夫が「赤ちゃんすごく可愛いよ。今日まで10ヶ月、本当にありがとうね」と言ってくれて、心がジワ〜っと熱くなった。

この人と結婚して、こんな愛おしい家族が誕生して、幸せだな〜としみじみ思った。
まぁ、この段階でもまだ涙が出ないほど体は抜け殻状態だったが。笑

おまたに麻酔刺されて縫われることも地味にビビってたんだけど、さっきのいきみ地獄に比べたらこの程度の痛み、ショボすぎる……と思えるほどだった。

分娩台で休んでいる間に、面会にきた母と妹が到着。
「しのちゃん、本当によく頑張ったねぇ……」と瞳をうるませ、声を震わせる母の顔を見たとき、ようやく涙が出た

マジで命かけて頑張ったからね!!
人生の中で、後にも先にもこれを超える痛みは無いよ。私もすごいし、これを2回も経験している母、強すぎる。

動けない私に代わって、夫たちが赤ちゃんの写真や動画をたくさん撮ったくれた。
産まれたてほやほやの赤ちゃんにみんなメロメロで、面会時間ギリギリまでその姿を目に焼きつけてた。笑

みんなが帰って頭がポ〜ッとしている中、助産師さんから「そういえば、まだ赤ちゃんに触ってないよね?抱っこしてみる?」と言われ一気に目が覚める。

ぜひ!!と答えたら、ベビーコットから赤ちゃんを抱き上げ私の隣に運んできてくれた!!

この世のものとは思えないくらい可愛いくて小さくて温かいぬくもりだった……。
あんなに狭いおなかから頑張って産まれてきてくれて本当にありがとうね〜〜!

愛しい我が子との初ショット💓

このあとは諸々の処置を済ませてもらい、車椅子で個室に移動させてもらった。

部屋に着いてからは家族の撮ってくれた写真を見返したり、入院中のスケジュールを確認したり、産後に必要な手続きをチェック。

翌日から母子同室なのでとにかく体を休めなきゃいけなかったんだけど、アドレナリンが出てたのか昼寝も全然できなかったなぁ。

まだまだ書きたいことはあるけれど、今回はここまで!
私もぽこちゃんも、本当によく頑張った!!

昨日今日を含めた入院中の出来事も改めて記録しておきたいな。


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