圧倒的な

音から離れて雑音が遠ざかった
僕はあなたになって
君が消えた
文脈のない言葉を並べて
あの人のような言葉が綴りたいと
視点がグルグル回って置いてけぼりなような
自分のことのようで
絞り出すように思いついたまま
無限のセンス
勿体なくて
最初の驚きを後に取って置きたくて
背表紙をなぞって楽しむ
いつか読むその日を心待ちにした
かさかさの手で撫でる
白いふわふわなお腹

この記事が参加している募集

眠れない夜に

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?