Ashino

妄想好きなのに、結局は現実のことしか言葉にできないのは何故なのか。 今日、この瞬間が1…

Ashino

妄想好きなのに、結局は現実のことしか言葉にできないのは何故なのか。 今日、この瞬間が1番若いと思ってしまう日々を書き残すための場所として。

最近の記事

忘れた頃に

頭痛が酷いから 目を瞑った 全てを遮断したいのに 夢が追いかけてくる 脈絡のない物語 読みかけの本の場面 夢には 匂いがない 目を開けても 頭痛は良くなってなくて 気持ち悪くなる 元気な時は 風邪をひきたいと願うように ただ薬が効くのを待つ ささくれた感情が 落ち着くのを待って 放出しなければと思う 甘え方を知らない人に もっと人を頼れと言うのは 拷問だと 大々的にCMで流したらいい 全部、あなたの妄想だよ と誰かに言われないように

    • あたし今日は女だから

      泣いたり笑ったりする日々から いつの間にか遠ざかって 穏やかと言えば 聞こえが良い 平坦な日々 これで良いと 半ば自分を説得させながら 言い様のない不安を 押しのける 上を見て溜息をついて 下を見て溜息を重ねる 吐き出せない言葉が 渋滞を起こして クラクションばかりが聞こえる 機嫌の悪い 猫を撫でて 流れる情報を 眺める 明日のお弁当の中身と 天引きされる税金 悩みの深刻さは そんなに変わらない 明日は道が混みませんように と 厚い雲の向こうにある 星に願う

      • ぎこちない会話

        考えを整理しながら歩く 子供の笑い声 諭す声 洗い物の音 お風呂の鼻歌 生活音のお裾分け 立ち止まって 揺れるカーテン ここにいる意味と ここでなければならない意味 街灯の無い道をゆく 夜だけ聞こえる 電車の音と汽笛 知らない誰かが何処かへ向かう 私の立っている場所は 誰かの望む場所なんだろうか 階段から見下ろす景色は いつも同じで 誰も登って来ない 咲き誇る百合と 咲き乱れる薔薇 凛と立つ 頭痛の原因は低気圧で いつの間にか悪者になってしまった 何かが欲しいのに その何かが

        • 朝が来るまでは僕だけが正義

          会社の子に子供が産まれて 知り合いが離婚した 上辺だけの言葉が行き来して どうにも落ち着かない ちょっとした秘密は 人にとってはどうでも良い話 変わらない日常も 日常であるだけ幸せだと 口元が動く 知らないなら無いのと同じなのに 結果から原因が分からない あたしが悪いのか あの人のせいなのか 偏った 一見、優しさに見えるそれは 排除という気配りで 行き過ぎた配慮 肌寒い朝に 毛布に包まって 甘い甘い夢を見る それならばいっそ ただ寂しいと泣いている 背中を撫でて キスをして

        忘れた頃に

          至近距離への対処法なんて習ったことない

          書くのは一種のストレス発散にちかい ドロドロとモヤモヤの整理と 言ってしまったことの反省 ぐるぐると考えて 結局は「まぁ、しょうがないか」で終わる というか 落とし込む 私が変えれるものは 自分の周りのとても小さなことで 人の感情なんて どれが正解なんか分からんし 一人一人違って当たり前で それを解らない人には 心底呆れるけれど それでも その人は変わらんし そこに自分の限られた時間を使いたくない 勿体無い 同じ時間を使うんだったら 私の好きな人が笑ってくれることに 時間

          至近距離への対処法なんて習ったことない

          起きれない朝

          ぐるぐる回る 聞きたい言葉と 聞けない理由 雨が降って 降って 流し切れない澱を 太陽が乾かす なんの歌だったかも 思い出せないのに 繰り返すフレーズ 甘えた声で 話す口を 塞いでしまえればいいのに ただ遣り過ごすような そんな毎日が 劇的に変わる なんてこともなく 布団にくるまる いっそのこと 消えて その瞬間に 思い出すのは 古ぼけた 掴もうとすればする程 遠くなってく

          起きれない朝

          日々のこと

          11時前には寝て 5時半に起きる お弁当3つ MTCオイルを入れた プロテインを飲む 甘い 甘くないのが好きなのに 牛乳より豆乳の方が封を開けてからの 消費期限が長い なんでかよう分からん ほぼ立ちっぱなしで1日が過ぎて 1万歩ぐらい歩き回る 足が棒で 帰る頃には 足がパンパンのパンだ そして 眠たい びっくりするくらい 眠たい 帰りは下道だから 1時間ぐらいかかる 県道なのにトラックが多い 美味しそうなパン屋と ガーデニングショップ 早く帰ることしか頭にないから 今度行こう

          日々のこと

          グレープフルーツムーン

          乾かないニット 鳴らないお腹 急な坂 高い壁と 隔たり 嬌声 子供の泣き声 咲かない花 意味のなくはない 1日 手紙を書くよ 震える声で 本を読んで 繋がらないからだ 残せない 跡

          グレープフルーツムーン

          君にあげた好きを返してよ

          手をとって 捕まえて 逃げ出したい 今と 見えない 明日 疲れた体を 引き摺って 差し伸べられた 何かを睨む 笑ってて欲しいと スポットライトの下には 立ちたくない 知らないと言える なんで?と聞ける そんな強さは 持ち合わせてないし 欲しくない 明日で一区切り 曜日が分からなくなるような 忙殺される日々が 終わる 仕事が出来る 喜びを 平等に感じれる 環境に 揺れる 常識の定義が くだらない 何かに変わるまで

          君にあげた好きを返してよ

          何にも言えず黙り込んでも

          どちらかと言えば察し過ぎで疲れる 顔色を伺って 右と左を取り持って 喧嘩にならずに良かったと 胸を撫で下ろす 寛容に見えるのは 優しそうに感じるのは 私がして欲しいことを しているだけで 私を拒絶しないでと 声に出さずに言っているだけなのに こう見えて とか 意外と とか 別になんだって良い 面白い秘密とか 華々しい過去なんてないし 私は私で それ以上でも以下でもない 目を瞑って 1人の時間が増えて 時間を持て余す 昔を思い出して笑うのも 未来を考えて途方に暮れるのも 空虚な

          何にも言えず黙り込んでも

          通り雨だと思ってたんだ 少しの間の雨宿り

          役割に縛られた生活が 突然なくなる さぁ 何がしたいの 何が出来るの って聞かれても 外ばかり見てたから 自分を振り返ったりなんてしないし 何が良くてここにいるのかも 分からないのに 今日は雨だから休みにしよう 晴れてるから気合いを入れようか とか 夜明けと共に起きて 虫たちと同じ時間に眠るような 生活がしたいと思うのに 欲深く求める 何か 満たされていないような 十分なのに充分ではない 憔悴した目で画面を見つめる 熱のある言葉を 向けられる視線を 受け止めれるくらいの

          通り雨だと思ってたんだ 少しの間の雨宿り

          圧倒的な

          音から離れて雑音が遠ざかった 僕はあなたになって 君が消えた 文脈のない言葉を並べて あの人のような言葉が綴りたいと 視点がグルグル回って置いてけぼりなような 自分のことのようで 絞り出すように思いついたまま 無限のセンス 勿体なくて 最初の驚きを後に取って置きたくて 背表紙をなぞって楽しむ いつか読むその日を心待ちにした かさかさの手で撫でる 白いふわふわなお腹

          圧倒的な

          とにかく笑えれば最後に笑えれば

          甘い誘惑と噂話が 口の端を切る 乾燥して痛いのに なぜか心地よい お腹が突然 ぐるぐる鳴り出した原因は 激弱な炭火で焼かれた 良いお肉たち ヨイショと優越感と ここだけの話 どうせ明日には 忘れてしまうような 日々には全く関係のない話 でも 退屈だったと 時間の無駄だったとは 思わないから それだけでも良かったのか 仕事の延長線上のような プライベートのような まぁ、そんな感じ 50年後の世界を 既には生きてない人たちで話す 想像は自由で 妄想は豊かだ 私は 塵になりたい

          とにかく笑えれば最後に笑えれば

          どうせやるなら早くしようよ

          忙しい 12月が忙しくて 前にも増して死んだ顔して仕事をしてる 日々 疲れた時に思う 「働くとは」 あるいは 「生き甲斐とは」 この作業の意味 「意味」なんて考え出したら 終わりだって分かってる でもね 考えてしまうよ いつまで経っても 子供の頃に馬鹿にしてた 大人になってんじゃないかって ふと心配になる ただ こなしていくだけの 楽しみのない 昨日と今日と明日の違いも わかんなくなるような 日々 を 繰り返すような日常 文章のような 詞のような まるで散文 明日晴れ

          どうせやるなら早くしようよ

          きっと一生出せない手紙

          あのさ うーんとね 私がセフレ作るのと そういうお店に行くのと どっちがいい? 年初めに話したじゃんか 私はしたいけど、あなたは欲がないからしたくない じゃあ月イチで試してみようかって ほら、もう12月で年末になるでしょ? 今年も終わりが見えてきたよ でもしてないじゃんか 誘われるのを待ってる私も悪いんだよ してなさ過ぎて どんな風にしてたか忘れちゃったよ それがとても寂しいよ それ以外の不満はなくて 選択肢を間違えてあなたを失ってしまったら 私の最大の理解者をなくすこと

          きっと一生出せない手紙

          答えならいつの日かきっと見つかると誰かが言うけど

          頭の中を整理するように書く 出来るだけ短かい言葉で 間があるように 行間を読むように 自分の頭の中しか知らないから 人がどうしているのか分からないけれど 寝る前、起きる前の微睡の間 つらつらと 考えてもどうしようも無いことを考える 願望と欲望 遠くからアラーム音が聞こえて 終了 思考は中断されるけど 感情は残ったまま 寒くても全開の窓の外をベッドから確認して お弁当の中身に悩む 他の誰にも愛でられない 肌を手入れする度 虚しさと格闘する 好きなように生きて失うものは これ

          答えならいつの日かきっと見つかると誰かが言うけど