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【短歌】幸せはあたたかいもふもふ

またそれもひとつの海です威厳ある牙は焼津の海噛み締める

もふもふはぷにぷにさせて堰き止めて水飲み機には獲物の影か

カラフルな春の芽吹き遠くても
こころに在るのすずめにくらげ

『あったかい』陽の差す床に目を細めまあるく座る 魚の夢か

言霊のアイロニ部屋に彷徨って
ニャーという声負を撫で殺す

明日さえも消えてしまうの
君だけの猫缶ストックは誰のため

『今僕を感じるのですか』こっくり
視線からそのあたたかさもらう

12時を過ぎても優しいかみさまは
幸を湛えて右腕にいる

そう!ここが良いのです見て!
もふもふに挟んだザリザリの色差し色

ねむたいがおおきいなかまの上にいる
てあし伸ばすには ねこのひたいだ


『ふわふわになるそれですか』見上げてる
輝いた眼が背徳を打つ

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