「いい人」にはなりたくないけれど

ちょこちょこ、話題にしとりますQuora

日本語の回答も眺めたり、自分も回答したりしていますが
英語のほうも、絶対数が多いだけに経験談も多くておもしろくてちょろちょろのぞいています。
自分の琴線に触れたものがあると、翻訳して日本語版で紹介したりもしています。

多く共感を得るものもあれば、じぶんはいいなと思った話だったけれど
さして評価を得られないものもあったりして、興味深いです。
自分が翻訳したものを振り返ってみると、ひとの心と行動に関するものが多いように思います。※
自分は「いいひと」ではないし、なりたくもないけれど、心温まる話は好きなときもあります。

さて今日訳してみたのは「傘」がトピック。

さいきん、オバマ元大統領ネタを読んで
彼がいかにいい人か…というのをあちこちで読むものですから最近アンテナにひっかかってきて、この記事も最初にオバマさんの写真があったので読む気になったのです。

オバマさん話を気にするようになったきっかけは
「バラク・オバマは2期もつとめたのだから、なにかしら暴露話が出回ってもいいのに全くないのはなぜですか?」
といったような質問への回答で、
「暴露すべき事実がないからです。公私ともに誠実で、スタッフにはわけへだてなく公平、親しみ深く家族第一で愛情豊か。もちろん素晴らしいひとで大好きですが、おもしろいネタになるような話が一切ないのです」
というような回答で、「なるほどなあ」と感心しました。

たしかに、かつて一緒に働いたひとが
「自分にはじめての子どもが生まれてはじめて出勤して大統領執務室に行ったら、まず祝福してくれ、子どもの写真をみせてくれと頼み、執務室には自分の持ってきていなかったので自分のオフィスにスマホを取りに行ってもどってくると、ミーティングを始める前に子どもの写真を見てからだといい、自分の誕生日には子どもの写真を見入るオバマさんの肩越しににこにこしてる自分の写真をカメラマンが撮ったものを引き延ばして額にいれてくれた」等々、人柄や愛情をたたえる話ばかり。

一方のトランプさんは、「実際会ったことがある?メディアで報道されてるような人?それとも実はいい人?」という質問にいろんなひとが
「まったくもって報道されている通りのひとである。自分が若いころ、チャンネー扱いされて、わたしに知識教養があり、学者を目指してるなんてまったく関係なさそうだった」
「少人数の食事会で、独壇場。最初から最後まで自分の話題で終始。誰かがかろうじて自分の話をもぐりこませるのに成功したとして、すぐ『その話は俺が…したときを思い出す』などと、強引に自分の話に戻す。二度とご一緒したくない」
などなどなどのお話がたくさん出てきます。
ネタの宝庫のようですが、アメリカの大統領としては残念ですね…。

そんなわけで気分はセックス・ピストルズ、Anarchy In The UK


※人気があった翻訳はこちら
「上流階級の特徴は何ですか?」

「なぜ刑務所にいきましたか?」


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