連載小説「出涸らしのティーバッグ」第3話
3-1
真っ先に返信してくれたのは理央さんだ。限られた情報しかない状況下で、早い返信は相手が確かに存在すると実感させてくれる。
3-2
夜になって、トーニオさんから返信が来た。
理央さんのメッセージに陽光が注ぐような明るさがある一方で、トーニオさんのメッセージには陰影とユーモアが潜んでいる。この個性は人物そのものを映しだしているのか、電話で声を聞いたり、顔を合わせて話したらイメージが覆るのか想像が広がっていく。
トーニオさんの教えてくれたサイトにアクセスすると