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宣伝会議『編集ライター養成講座』の受講を終えて

7月から宣伝会議『編集ライター養成講座』を受講していました。


先週土曜に最終講義があり、半年間にわたるカリキュラムが終了。自分にとってはものすごく濃密で血肉となった半年でしたので、受講を検討している人や、特にそうでない人に向けても、修了生として本記事で猛烈におすすめさせていただきます。

勝手におすすめしているだけなので、いわゆる「案件」ではないです。ですので通販チラシの使用者コメントを読むような冷ややかな気持ちではなく、進研ゼミの冊子を読むようなキラキラした気持ちで読んでください。(そもそもこの線香花火のラスト2秒のような弱小noteアカウントに案件を頼まれるわけはないのですが)


↑こんな機能があったのか・・


そもそもどんな講座なのか

紙媒体やWEBメディアの編集スキル・ライティングスキルを磨く講座です。毎週土曜の13:30〜17:50(日によっては丸一日のことも)、週替わりの講師の方々(有名雑誌やWEBメディアの編集長、有名なライターの方、放送作家、広告プランナーetc..)による授業が展開されます。会場参加もオンライン受講もいずれもOKで、富山県在住の自分は基本はオンライン、週によっては上京して会場参加をしておりました。

受講しているのは主に以下のような人たち。
①ライターや編集者を生業としている人
②今後出版業界やライターへの転職を考えている人
③企業広報や自社の情報発信に携わっている人
④広告業界やマーケティング職で働いている人
⑤今後のキャリアを模索している人

年齢も20代から60代まで様々。自分は↑④と⑤に属するわけですが、上記のどれにも該当しない方であっても受講の検討大いにアリだと思います。メールや業務文書など、大なり小なり社会人になれば文章を書くことが日常です。「書くこと」は「考えること」に直結します。そのベースとなる能力を磨くことは、どんな職種であっても確実に活きてくると思うわけです。


大人になってから何かを学ぶのはえげつなく楽しい


本業の傍らでの受講でしたので、めちゃくちゃ大変でした。実際、回を追うごとに参加する受講生の同期は減っていっていたように感じます。

それでもとても楽しかったです。同期の受講生の人たち、20万円超の受講料を払って半年間の土曜の午後を犠牲にするわけですから、異様に熱量が高い。自分自身も、この講座を頑張れるかどうかがキャリアの分岐点だと謎に直感しており、かなり体重を乗せて受講していました。

受講してる人は、かなり良い意味で変な人が多い。特定のジャンル(日本酒や離島やホラーや競馬や毒のある生物など)への偏愛が凄まじいライターの人たち。何か表現したくて、自分の人生の舵を大いに切ろうとしてる人たち。そんな愛すべき変な同期の人たちと、半年間目をバッキバキにさせながら走り抜けました。側から見れば、格式ある宣伝会議さんのセミナー風景ではなく、グレーゾーンなネットワークビジネスの教室に見えてしまうかもしれません。それくらい熱量の高い、半年間の青春でした。(青春でした。みたいな文章を書く大人にだけはなりたくなかった)

ラスボス「卒業制作」

半年間の集大成として、「卒業制作」の提出があります。これはまあしんどかった。自分が設定したテーマで、インタビュー取材をし、6000字の記事をおこします。70名程の受講生のうち、無事提出できたのが約半分の30数名。

自分は、自身の現在の関心ごとでもある「キャリアチェンジ」について書きました。最終講義で講師の方からの鬼フィードバック。
「記事には『面白い』と『役に立つ』という2軸があり、『面白い』の軸はそれなりに満たせているけど、『役に立つ』の方は満たせていない」と言われてしまいました。キャリアチェンジを考える人のヒントになればと思い書きましたが、「これではヒントにならない」という指摘もあり、鮮やかな敗退。
とはいえ「変な人に出会って、変な生き方に興味を持つのは、大きな才能」という言葉も頂き、この言葉はそれなりに今後の指針になるなと。

最優秀賞にも優秀賞にも引っかからず、なかなか悔しい思いはしたわけです。賞を獲った人達の記事は素晴らしかった。モノが違う。
卒業制作のブログ掲載OKと言われたので、成仏のためにも明日の記事で掲載します。(洒落にならないほど暇な時間がありましたら、読んでみてください)

ChatGPT時代に「書くこと」を学ぶ?

前半にも書きましたけど、「書く」スキルというのは社会人全般の必須スキルで、超一流の講師の人からそれを教われるそいうのは非常に貴重な経験です。

ChatGPTが台頭してるこの時代に文章を学ぶ必要はあるの?という疑問があるかもしれませんが、無限に定型文が生成されていく時代だからこそ、生成AIには生み出せない「自分だけのコトバ」を生み出すスキルはとても大事になってくると思うわけです。

社会人の人であれば全員におすすめしたい講座でした。

とはいえ、受講料がそれなりに高いのと、半年間の土曜の半日を捧げないといけないということで、それなりに覚悟も必要かなと。それでも興味があるという人には、絶対におすすめです。

受講終了して、3日間ほど燃え尽き症候群のような精神状態になってしまい、ようやく気持ちの整理がついたので、今日はこのような記事を書かせていただきました。

※自分の文章力の無さゆえ、読めば読むほど案件みたいな文章になってしまいましたが、本当に自主的な記事です。宣伝会議さんに媚びて、記事を紹介してもらおうみたいな下心も一切ありません。

嘘です、ちょっとあります。


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