北へ、とにかく北へ vol.32
「素粒子、、あの、ニュートリノとかの、、?」
「おっ、タケダ知ってるんだ。頭いいねー」
シュウトがプリクラの女子高生みたいに「うさちゃんピース」を決めてきた。
ゼンゼンカワイクナイ、、
「はい。ニュートリノもその1つです。
素粒子はこの世の中の最小の単位です。原子よりもかなり小さいです。
先程、アナタには素粒子になってもらいました。そして、6400km下のここへきていただきました。」
(さっきから、地表って言ってるから、そうだとは思っていてけれど、やっぱ、地下なんだ、、6400kmってよくわかんないけど、、)
「ロンダキの施設には物質を素粒子に分解、再生する技術があります。
この辺りでは《梵珠七観音》が、《素粒子変換ポイント》です。
一度アナタをバラバラに分解して素粒子の状態にしてから、グラビトンで地球の中心まで引っ張ってきたということです。
素粒子はあらゆるものをすり抜けますから。」
「難しいことはよくわからないけど、、
気づいたらここにいた気がするんだけど、、」
「光のスピードだからです。
でも、肉体の再生に、時間がかかるので遅いですよ。1秒くらいでしょうか。
光のスピードからしたらまあまあ遅いですよ。」
「あのさぁ」
シュウトがクチャクチャなんか食べている。
竹田の好きな《つぶグミ サンダー》だ。
「飽きたんだけど。
ジュリーレッド、もうその辺でいいよ。
タケダには難しくてわかんないと思う。
なんで電話で人の声が聞こえるのかとか、wifiの仕組みとか、どうせその辺からもわかんないんだから。
いいからはやく、ロンダキのとこ行こうよー」
(本当だけど、なんかイラっとくる奴だ。)
(鄧小平の見た目で、10歳のハイブリッド生物って、よく考えたら気持ちわりー。
バーカ、バーカ。)
「そうですね、そろそろ行きましょうか。
徐々に理解すればいいと思います。
あと、シュウトにバカとか言わない方が身のためですよ。」
(あぁ、ハーモニーだ、、ヤベー)
いつのまにか、滝沢カレンも6人くらい増えていた。
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