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スポットライトの矛先

マックブックを開いたのも、いつものカフェに来たのも、ひと月ちょいぶり。


僕が何かしら作業をしていると、使っている手の反対側にコーヒーを置いてくれていた優しい店員さんが居たのですが、どうやら店をやめてしまったらしい。
見慣れない店員さんにコーヒーチケットを渡したら「こいつ誰だ?」という目線をむけられました。


自分って、言葉よりも態度とか反応の方がナイフに見えてしまうタイプの人間だなぁとつくづく思います。寂しかったです。


前半で6〜7月の活動経過報告して、後半は最近のことを少し雑談します。







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本業が忙しくなるから更新頻度を下げると吐き捨て、結果的に7月の投稿数はゼロになってしまいました。
悔しい気持ちでいます。一個でも良いから書きたかったなぁ、、。とか言いつつ久しぶりに感じる忙しさとその刹那で生まれた大切な気持ちを噛み締めながら7月を駆け抜けたのは感慨深いものがありました。


なので、活動の内訳は実質六月だけです。


今回の売り上げは、、、1500円でした!


サポートをしてくれた皆さん、本当にありがとうございます。


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この活動を始めるときに落とし所をふわふわとさせたまま始めたと言ったのですが、こうしてちゃんと目的のために書いてるという結果が生まれると圧倒的に楽しいなって思えたんですよね、もちろんうまく書けない時は苦しいし、文章が上手な人と見比べてやっぱり劣るなぁと凹む時もあるけど、最後にはちゃんと楽しいと思えてる自分がいることも事実。


とは言え、まだまだ原石の状態である自分。これからもガシガシと磨いていきたいと思います。(磨いた結果がただの石ころであるかもしれませんが、ピカピカの石ころって僕は素敵だと思いますよ。ええ。)


あの時感じてた自分への苛立ちをたまに思い出します。ライブハウスに対して自分のできること、逆に自分にはできないこと、できないことの方が圧倒的に多くてすっごく悔しくて、居た堪れない気持ちでいっぱいでした。
でも、なんでも勇気出して初めてみるもんだなぁと実感してます。微力ではあるけど、何かは出来てる。
本当に本当にいつも読んでくれる皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。


いつも通り、募金を購入。いつかこの募金サイトのプラットフォーム主である石井麻木さんにも直接お礼を言える日が来るといいなぁ。


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 7月。忙しかったせいもあってオリンピックがほとんど見れないまま終わってしまいました。


SNSでみんなが盛り上がってる様子を見て
「お、日本金メダル取ったんだぁ」
「この選手が今バズってるのかぁ」
「知らんおっさんに金メダル噛まれるって、この国はやばいなぁ」
なんとか想像力を働かせて頭の中で架空のオリンピックを開催させてた寂しい男とは僕のことです。


結局見れたのは最終日の女子バスケットボール決勝だけでした。普段からバスケをよく見るわけではなく、日本の女子バスケットボールが元々好きだったとかいうわけでもなく、オリンピックに全く触れずに終わる寂しさのようなモノが急に頭を過り、慌ててテレビをつけた次第。


たまたま何の気無しに見た女子バスケットボール決勝戦、明らかに体格の違うアメリカの選手に挑んでいく日本選手を見て心臓が昂りました。素直な気持ちで感動して涙まで流してしまいました。


 中でも町田瑠唯さんという選手にものすごく胸を打たれました。


全くスポーツを見てこなかったド素人のド偏見になってしまうんですけど、バスケットボールって背の高さとか体格がすごく重要になってくるスポーツなのかなって思うんです。
ゴール際のせめぎ合い、対面のパワー勝負。さまざまな要因で体の大きさはアドバンテージの一つになるスポーツなのかなって個人的には認識してます。(お手柔らかにお願いします。)


町田選手は身長が162センチしかない。
身長を伸ばしたり体格をよくするのはトレーニングや日々の努力では限界がある。人はみんな持って生まれた骨格があって、どこまで伸びるかはある程度決められているからです。
高さが重要なスポーツをしていながらチームの中でも誰よりも小柄。小さな体で懸命に走り、仲間にアシストを出す。
「小さくても戦える。これが私の役割。」
堂々と、胸を張って、自身のプレイでそれを示してるように見えたんです。カッコよかったなぁ。


結果として町田選手は今大会で1試合におけるアシスト数のオリンピック記録を塗り替えたらしいです。
ナイスゴールの影にあるアシスト。縁の下の力持ちに対してスポットライトが当たってることがすっごく素敵なことだと思いました。


後日、ネットサーフィンで町田選手のことを沢山検索して過去の苦悩や大会の成績を見てさらにグッとくるものがありました。
知れば知るほどスポーツ選手は天才の行き着く職業だなぁと、もちろん過程の努力も込みの意味で思いました。
毎日クタクタになるほど練習して、自分なりに道を探して、貫いて、貫いて、折れて、それでもまた進んで、そんな風に努力して勝ち取った日本代表という場所。
低身長であるが故に選んだスピードとアシストという武器。芯持って、貫いて、戦って、その先で自分の信じてきたものが報われる瞬間。
すごくジンときます。嬉しかっただろうなぁ。


つらつら書いてきましたが、ルールさえも曖昧なド素人がこんなことを語るのはお門違いかもしれません。間違えてる点がありましたらすみません。
ルールは曖昧、プレイの良し悪しも全然分からない。素人が何を語るんだと言われてしまうかもしれません。
でも、なんか、グッときちゃったんです。これだよなぁ!って思ってる自分がいました。


 烏滸がましいことではあるんですが、自分もそういう芯を持った歩みができる場所に常に立っていたいなと思いました。もしくはそういう場所に立ち続けるためにはどうすればいいのかを考え続けたいなと思ったのです。


と言うのも。現状、本業の飲食業を蔑ろにするということをしたくないと常に思ってるからです。


自分がこれまで掲げてきた旗を今更下ろすなんてことは絶対したくないし、その旗に色を付けてくれた諸先輩方や大切な人たちの想い。どれも絶対に全部持って前に進みたいと思ってるのです。
クソ真面目な性格と欲張りな性格だけが治りません。


ですが、やはりこの世状ではそうはいかない。


飲食店だけじゃなく、ある特定の業界のみに向けられた槍がいまだにSNSやメディアに蔓延ってるように見えます。心ない言葉、一向に良くならない現状のせいもあってか大切にしていた芯が折れそうになっている人にここ一年半で沢山出会いました。(折れてしまった人も然り。)



そういう人たちと話をする中で、どうすれば折れずに進んでいけるんだろうと毎日考えてしまいます。
何が正しくて何が間違ってるとか悪者を探して、それのせいにして、振り切って何も考えずに進むのが1番手っ取り早いのかと思います。
何かのせいにするのは心が軽くなるからです。


けど、そんなことはしたくないんです。
その場所にある生活や守らなくてはいけないものを想像してしまいます。
どこの場所にも等しく人の生活と仕事と居場所がありますから。無知のまま無闇矢鱈に否定するということだけはしたく無いです。
自分はまだまだ青二才です。


でも、その事と現状の問題を明確にしないことは同義と考えてるわけではありません。しっかりと先の道筋は照らす必要があると思います。
本来輝かしいものを照らすときに使うスポットライトが悪者探しのためにぐわんぐわんとあちこちに向けられてるように見えます。そんな今の現状がすごく怖いです。
自分はどこにスポットライトを向けるべきなんだろう?
もしくは無闇に明るみにするべきではないのか?
そもそも何を灯火に持って歩いていけばいいのか?
自分の中で勝手に路頭に迷ってます。



 そんな中で見たオリンピック女子バスケットボールの決勝戦だったわけです。


町田選手を見てここ最近ずっと自分の中で考えていたことが何だか少しだけ晴れた気がしました。
何を持って歩くかとか、何が正しいのかとか、そういうことじゃ無いんですよねきっと。


劣勢だとしても、どうしても叶えたいのなら。譲れないもの持って、貫いて、生きてくしか無いんだよなぁ。


目まぐるしく状況が変わる毎日の中でスポットライトを浴びた町田選手と今回の女子バスケットボール代表の輝かしい成績とその試合のこと、この先の人生で何回もフラッシュバックする気がします。






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