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友達0人、だからこそ分かったこと

十数年前、社宅もなくなり、ママ友もいなくなり、クラス役員をやっても話のできる人はなく。
パートに出れば少しは世間話のできる相手が見つかるかも、なんて思ったけれどそれも皆無。
話し相手だった夫も2年前に単身赴任になり、唯一の友達だった妹とは病気をきっかけに仲違いし、ついに友達0人になりました。

知り合いが0人ってすごいですよね。
私も人生でこんなことは初めてです。

だからnoteを始めたというか、
ネット上でもいいから知り合いが欲しいと思いました。

ところが、実際に独りになってみたら
今までの自分は、人に好かれるために気を遣ってばかりいた。
相手の言動から気持ちを推察し、相手を知ることばかり考えていた。

そのせいで、いつも人のことにばかり気を取られて人付き合いがストレスになっていたことに気がつきました。

人に好かれたい。
誰かに必要とされる自分になりたい。
友達がいないなんて情けない。

それこそが他人軸。

自分にとって必要なのは、誰でもない自分自身なのに、
好かれるために自分の気持ちを押し殺していたのです。

うまく言えないんですが、
自分が何をしたくて、何を欲しているのかわからないまま、誰かの求めるものになろうとして我慢ばかりしていたんだなあと思いました。


友達0人。
傍目から見れば「コミュ障」といった感じで「寂しく」思える状況ですが、逆に、自分のことだけを考える時間ができました。
しかも、noteを書くことで、自分のアイデンティティがどんどん確立されたような気がします。

先月はパートの採用面接を受けたんですが、今までとは明らかに違っていました。
自分の中に揺るぎない足場ができたような感じです。

「私、変わった……」
思わず自分でも声に出して言ってしまうくらい、オドオドしない自分にびっくりしました。


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そもそもは人と関わる手段として始めたnoteですから、最初は楽しいことや興味を引くような話題を書いていました。

それが、だんだん自分の気持ちに意識が向くようになり、「怒りをぶつけるような内容はやめよう」と思って書くうちに、自分は何をしたくてこんな行動をとっているのか、という無意識を言語化するための手段に変わってきました。

今の自分が置かれた状況は何かを望んだ結果であり、そこから得るものを考えることで未来が変わっていく。

だったら、自分が何をしたいのか、それに向き合うのはすごく大事なはず。

そんなことを考えていると、朝、起きた時にフッと言葉が浮かんできて、それを文章にするとで、よりはっきりと意識に残ることがわかりました。
なので、こうして今も書いているわけですが……

とはいえ全く先の見えない人生。
新しい仕事を始めるにしても、以前の私なら、すぐに誰かに相談してその意見に一喜一憂していたと思います。
でも、今は何を決めるにしても自分しかいません。
自分を頼るしか手段がない。

なので、とことん自分と向き合い、自分の声に耳を傾けています。
それが今後、どういう結果を招くのか。
それはわかりませんが、実際のところは不安です。

これでもし未来が変わったら、それこそ凄いことですよね。














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