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ぽん太の東海道五十三次歩き旅(6)戸塚宿→辻堂

こんにちは。ぽん太です。また戸塚に戻って歩き旅を再開しました。

旅日記

 2022年4月9日。前回は花見のためワープしてしまったが、今回戸塚駅に戻って再開。
 9:45戸塚駅を出発。沢辺本陣跡を経て、富塚八幡宮に立ち寄る。階段を登り切ったらちょうどお宮参りのご家族がおられたので写真をとってあげる。
 その後戸塚宿上方見附跡に。いまはローソンの入り口にひっそりと残っているので気づかずにスルーしてしまいそうになる。

澤辺本陣跡
富塚八幡宮

 そして大坂という坂を登って1号線に合流。少し歩くと富士山を発見。春霞のせいか、あまり姿がはっきりしなかった。

大阪ならぬ、大坂
富士山。写っているのか微妙・・・

 その後国道1号線に合流したが、1号線は交通量が多く興ざめなので、少し裏道に入る。裏道は、建売住宅群があったり、昔ながらの団地があったり、田畑があったり、バラエティに富む。
 途中小さな公園で小休止(11:10-20)。すると小さな子供が自転車で遊んでいる姿をみて、息子の小さかった頃を思いだす。当時の私は、某試験受験のための暗記をするため、よく息子を近くの公園へ連れて行った。そして帰りに近くのコンビニでソフトクリームやお菓子などを一緒に食べたのが懐かしい。それが当時の精いっぱいの家庭サービスだった。

1号線の裏道はのどかだ
息子の小さい頃を思い出す

 再び1号線に合流し、しばらく行くと「まるぶん」という定食屋を発見。腹ごしらえをすることに(11:45-12:20)。名物の「戸塚豚と紅しょうがの竜田揚げ定食」を食べる。紅しょうがの味が効いていてうまい!

和定食まるぶん
戸塚豚と紅しょうがの竜田揚げ定食

 旧東海道はしばらく1号線を離れ、藤沢の街に道が通じており、12:45遊行寺に到着。もともと藤沢は遊行寺(清浄光寺)の門前町で栄えた町で、藤沢宿は今の藤沢の繁華街より少し北のところにある。

 遊行寺は鎌倉時代に「踊り念仏」で有名な一遍上人が日本各地を回り遊行してここにも訪れたとされ、時宗の開祖とされている。ちょうど八重桜が見ごろのシーズンでとても綺麗。また大イチョウの木も立派で、なかなかのものである。なんと、推定樹齢は650年~700年とあり、室町時代あたりから生き永らえているのだ。

遊行寺(清浄光寺)
サクラも満開
びっくりするくらい大きなイチョウの木

ふじさわ宿交流館で資料を仕入れ、旧藤沢宿を歩く。赤い欄干の遊行寺橋や、レトロな紙屋さんなど、宿場町の雰囲気を醸し出している。
 普段は小田急・JR藤沢駅方面には繰り出すことがあるが、こちらの方に来たのは初めてで、灯台もと暗しであった。

ふじさわ宿交流館
遊行寺橋
歴史を感じる紙屋さん

 その後養命寺・メルシャンの工場を過ぎて西進すると、羽鳥という地名が現れる。確かこのあたりに父方の従兄妹の家があったはずだ。小さい頃に会ったきりだが、どうしているのだろうか。

メルシャンの工場
謎のキャラクターが大集合
やっと全行程の1/10を歩いたか。京都までの道のりは遠い。

 そして再び1号線に合流して、14:45 四谷大山道標に到着。ここは大山へ行く大山道の分岐地点(追分)だ。右へ行くと大山に連なる。またこの近くには、辻堂一里塚跡や若干の松並木も残っている。

四谷大山道標
一里塚跡と松並木少々

 そして辻堂駅方面へ南下。ネットでみつけた銭湯(不動湯)に行くためだ。辻堂駅の北口はかつて工場の敷地が広がっていたが、現在は再開発され、大きなショッピングモール(Terrace Mall湘南)と公園ができている。
 ここでお茶をして、辻堂駅の南側に抜け、不動湯には16:00頃到着。
 不動湯はかなりレトロ感漂う銭湯だ。お湯が熱くて思わず叫んでしまった。しかし残念なことに2022年4月末で廃業とのこと。利用者の話によれば、最近藤沢市からお年寄り向けの補助券が打ち切られたことと、オーナーが高齢で事業継続が難しいということらしい。こういった趣のある銭湯がなくなるのは寂しい限りだ。

(参考)神奈川の銭湯情報:下記サイトの内容が充実していて便利。

Terrace Mall湘南
不動湯。お湯は熱いが経営は凍っていた。残念ながら2022年4月末で廃業。

記録

  • 総歩数:28,974歩

  • 実際歩いた距離:17.5km

  • 訪れた宿場:藤沢宿

  • 宿泊:なし

  • 銭湯:不動湯(辻堂)

本日の行程

戸塚から辻堂までのルート

広重の絵

「藤沢 遊行寺」
藤沢は江ノ島への分岐点に位置し、手前に見えるのが江ノ島弁財天の鳥居。奥には時宗総本山の遊行寺(清浄光寺)である。境川にかかる大鋸橋には大山詣の一行が見える。当時は大山と江ノ島を参詣するのが一般的なコースであったようだ。

(出典)


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