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髪が蘇る育毛食 (肉の闇、具体的に摂ってほしい食材)

肉にはデメリットが多い

 食べ物を消化するためには多量の消化酵素が必要になります。

 野菜や穀類を食べても身体の負担にならないのは多量の消化酵素が消化を助けるためです。※特に日本人は


デメリット①
 逆に肉を消化するにはかなりのエネルギーが必要となります。

 肉を食べ過ぎると身体が自分自身の身体を休めて、消化のためだけにエネルギーを使い、他の器官がうまく働かなくなる状態に陥ってしまいます。

 肉を食べ過ぎた翌日は胃がもたれたり、身体がだるかったり、眠くなったりするのにはこのような理由があるからです。


デメリット②
 本来肉に含まれるアミノ酸は焼いた時点で壊れてしまいます。

 そのため、タンパク質目的で焼き肉を食べるのはあまり理にかなっていません。


デメリット③
 肉を食べると加齢臭のもとが作られやすくなります。

 肉には動物が排泄するはずの老廃物が含まれており、体内に取り込むことによって細胞が汚れ、身体に疲労と老化をもたらすからです。

 肉に染み込んだ老廃物のほとんどが刺激成分の尿素と尿酸であるため、こうした物質を含んだ肉全般は消化するのに多くのエネルギーを使い、さらに身体が疲労していく一方です。


デメリット④
 家畜の屠殺で出たアドレナリンが残存するケースがあります。
 
 「肉を食べると精がつく」というのは、残留アドレナリンを吸収したために一時的に高揚した状態になるだけなのです。

 肉にはこのようなデメリットが多く、身体にとって負担になるような要素ばかりです。

 日本人はもともと農耕民族で野菜や穀物を中心に進化してきました。

 そのため、腸の長さは7m前後と欧米人や肉食動物と比べると約2倍ほど長く、排泄される道筋が長いために、肉を食べると腐敗便ができやすくなったり、悪玉菌や動物性脂肪が増えて成人病になることもあります。

 私はどんなに質の良い肉でも、民族的に身体に合わないものであれば、食べるのはほどほどにしておいたほうが良いと思います。

 ですので穀類や野菜、豆類、イモ類などを中心とした食生活を意識しましょう。


具体的に摂ってほしい食材

①玄米
 穂を見ると、米一粒一粒が「籾殻(もみがら)」に覆われています。

 そしてそれを取り除いたのが玄米となります。

 まずこちらをご覧下さい。

玄米の断片図

 精米を経て「胚芽」と「ぬか層」を取り除いたものが白米となりますが、米本来の栄養の多くは胚芽とぬか層に詰まっています。

 胚芽にはタンパク質、脂質、ビタミン・ミネラル類などが凝縮されています。

 ぬか層にはビタミン・ミネラル類のほか、食物繊維、フィチン酸などの有効成分が豊富に含まれております。

 玄米は水に浸すと芽が出て成長します。

玄米の発芽のようす

 つまり、玄米は白米とは違い、発芽に必要な栄養素がそろっているわけなので、食べれば身体が元気になること間違いなしです!!!


②味噌汁
 味噌は発酵食品であるため腸の働きにを活発化させる働きがあります。

 そして原料の大豆に含まれるイソフラボンは抜け毛や薄毛に効果的で、特に女性の髪の量を左右する女性ホルモンのエストロゲンを減らさないようにする効果があります。

 さらに具の野菜などと一緒に食べれば、ビタミン・ミネラルの効果で吸収率もアップします。

 日本人は「玄米と味噌汁」。

 これに尽きると思います。


③梅干し
 梅干しを1日10g(約一粒)食べ、骨や歯の再石灰化を助けてくれる「パロチン」を分泌させましょう。

 そもそも「パロチン」とは主に赤ちゃんのよだれに含まれる成長ホルモンの一種です。

 このパロチンは骨や歯の再石灰化を助け、皮膚の新陳代謝を活発にし、筋肉、内蔵、皮膚、目や髪などの成長を促進させます。

 ただ、よだれに含まれるパロチンは成長と共にだんだんと現象していきますが……ご安心を。

 パロチン成分を含んだ唾液は、毎回の食事で30回ずつよく噛んで食べることでも分泌されますが、梅干しを食べることでも分泌されます。

 梅干しのクエン酸には亜鉛の吸収を高め、血液をサラサラにし、「梅リグナン」というポリフェノール成分が細胞の酸化を防ぐアンチエイジング効果もあります。

 またパロチンの分泌を促進するだけでなく、体を弱アルカリ性に戻す効果もあります。

 普段の食事(焼き肉、ラーメン、ご飯、ビールなどの酸性食品)によって酸性に傾きがちな体を弱アルカリ性に戻し、血液をサラサラにしてくれる梅干しは、髪や頭皮に効果のあるパロチンの分泌アップに最も最適な食品です。


④椎茸(しいたけ)
 椎茸には身体の免疫力を向上させるビタミンDが含まれています。

 さらに血液中のコレステロールを排泄する働きや動脈硬化の予防にもよいビタミンB2も含まれています。

 特にビタミンDが不足してしまうと、免疫力が下がるため皮膚のバリア機能も低下し、湿疹やニキビなどの皮膚トラブルが起こりやすくなるので、日頃から意識して摂るようにしましょう。


⑤シリカ水
 水分補給の際、髪に最もよい水がシリカ水です。

 シリカ(二酸化ケイ素)には身体の免疫力を高めたり、身体の柔軟性や弾力性を保つ働きがあります。

 主に髪や爪の強化、コラーゲンの再生を助け、肌の保湿も助けてくれるので、シリカ水は美容と健康に最も良い水となります。


⑥ほうれん草
 ほうれん草には髪の育成に必要な亜鉛が豊富に含まれています。

 亜鉛はタンパク質の代謝を促し、皮膚や髪のトラブルを改善します。

 亜鉛をバランスよく摂ることで、皮膚や髪の代謝が速いペースで行われるので肌や髪がより美しく、しなやかになります。

 さらにほうれん草には髪にとって大切なカロテンを多く含み、髪や粘膜、皮膚のなどの健康維持にも最適です。

 ほうれん草はビタミン・ミネラルなどどれをとっても非常に栄養価の高い野菜です。

 
⑦蕎麦
 麺を食べるのであれば今度からは蕎麦にしましょう。

 蕎麦には育毛に良い必須アミノ酸が豊富に含まれています。

 他にも亜鉛や、毛細血管の強化や血圧・血糖値の低下、糖尿病の防止や内蔵を活性化させる働きを持つポリフェノールの一種であるルチンも含まれています。


 以上で具体的に摂ってほしい食材の紹介は終わりになります。

 玄米に梅干しをのせたり、味噌汁の具材にほうれん草や椎茸を入れたり、椎茸で蕎麦のつゆを作ったりなど、工夫次第ではいろいろな育毛食のバリエーションが出てくると思います。

 何をやっても駄目だった方、ぜひ今回紹介した育毛食を2ヶ月程度試してみて下さい。

 さらに詳しく育毛について理解を深めたい方は私がオススメした2冊を読んでみて下さい。(2つ前の記事にリンクを貼っております。)
 
 あなたの髪に必ず変化があることでしょう。


 
 


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