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星会い

七夕ですね。

織姫と彦星は

年に一度しか会えない悲恋の宿命。

会えない時間ふたりがどう過ごしたのか

書いてみました。



忘れてしまえたら楽になるのに

忘れてしまうのが怖い

呼んでも返事が聞こえない

何所にも居ない

私は今も美しいままですか?

せめてあなたの便りが欲しいと

作った筆が空を漂う


希ったって会えない宿命なら

このまま会わず命を全うするほうが

幸せではないかと思ってしまう



恋しい時間

君が織った衣に袖を通す

今でも扉を開けたら会えそうな気がしてしまう

時よ早く進め

でも色あせないで

持て余した時間に化粧筆を作った

いつも触れていられるように


自堕落が呼んだ宿命が天命だったとしたら

織姫を心から消し去れば

悲恋が終わるのかと堂々巡り



季節の移ろいを愛でることなく時は過ぎた



7月7日

戸惑うふたりだったが

哭ぶほど希う相手を目の前に

想いを抑えきれるはずはない。



おしまい♪


無理なんですねどうしたって

ふたりはいつまで耐えられるのでしょうか。

会えなくても案外慣れるものですが、

この場合そういう事じゃない(笑)
年に一度の逢瀬は歳を重ねるごとに関係性に変化し
色恋から倦怠期を向えケンカすることもあるでしょうし
年に一度しか会えないのに見送る時もある。
そんな風に途切れ途切れになった時に
関係性の価値が問われるのかなと思いました。

年に一度の逢瀬。
この設定が不安定さを増す要因になるのか、
良い塩梅になるのかは織姫と彦星しだい。

書いてて楽しかった♪

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