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知らぬしほっとけ

世の中には色んな知らない事があります。
しかし、別段意識しなければ気付くことなく暮らせます。
ニュースなどでフューチャーされるからこそそれらの事柄に怒り、または悲しみそして笑える。

メディアという何かから
「これ今日のニュースピックアップしといたで〜なっ!ムカつくやろそいつ」と操作されているようだ。まあそれはおいて。

そう。デカい建設現場のタワークレーンとかどうやって据え付けたの?とか電柱の上のバケツみたいなヤツ何だろ?

電圧を下げるトランスで油が入ってます( ゚∀゚ )

とかは授業中かなりボ〜ッとして窓の外観てないと考えないでしょう。
ちなみにタワークレーンはバラバラに出来るよ。

ガスタンクは作るときバラバラだし
地下鉄を地下に入れる為には、野生の地下鉄を捕まえる罠があって駅に追い込む方法が主流です。

冗談はさておき、35年前の話なのでご容赦下さい。
初めてのアルバイトが某ファミリーレストランでした。もうありませんが。
面接後店長は言いました。
「今からやる?」
そんなサラリーマンが一杯ひっかけて帰るみたいに言われても心構えが出来ていないし接客なんて出来ない。
「厨房だけでいいよ~」との事で短い研修ビデオを見せられすぐに(網焼きステーキ)なるものを焼かされた。運ばれて行く姿に気がついた。

(ちょっと待て!)これ焼いたって事はオーダーした客がおるやん!突然バイト初日のヤツが適当に焼いた肉ヤバない?ドキドキする私に
「あっ!この布巾は綺麗なやつでこれはそれ以外ね」と店長はエアリアルより軽く言った。

結局ハンバーグなどを何枚か焼いて帰った。
平成元年だったと思う。
ミンチ肉などは菌に晒される箇所が増えており、除染し難いことから扱いが難しい。
研修すらまともに受けてないバイトにやらしてはイケないやろ?
こんなん道で歩いてる若者に
「YOU肉焼いてみない?」って言ってるのと一緒だよ。
かと言ってファミレス行かないか?といえば普通に行きますw
いや食品関係は怖い。

後は社会に出てから何だが、有名なうどんを作ってる工場の設備仕事をしました。
設計上茹でられて流れるうどんの上での作業、クリフハンガーの如くワイヤーに繋がれた私はインポッシブルなミッションを前に
「Enoughだ」とサムアップしたかは忘れましたが。
工場を停めると止めた分の被害がでる。
まだ稼いで無いのにそんな事が普通にまかり通っていた。
高温で茹でられたうどんに落下すれば生きてはおれないのに?
工賃は破格だった。

下になにも落ちない様に気をつけて下さいと言われたので道具は全部体に結ばれている。
(…重い)道具は全部鉄の塊だ、体力的にも時間的にも往復出来ない。
下には地獄の釜うどんw
熱い蒸気は上に、そこには私。繊細な作業しながらの筋トレ、身体中汗ボタボタだった。

無事に業務を終えた私は食堂でうどんを食べた。
もちろんいつもよりしょっぱい味がした様な気がした。

他にも京都の駅の地下蓄電施設や手術室の解体、(暗くて時代的にもめっちゃ怖い!)
営業中のストリップ劇場の楽屋の工事。
(楽しすぎるが客の悪口凄いw)
昭和のいい加減さやカオスな感じは中3までだったので社会がどうかとかはわからなかったし、懐かしいから好きなのかも知れない。
平成時代は色んな社会の理不尽や不公平感をしみじみ感じたと思う。
バブル景気で日本人は浮かれカス学歴の私でもそれなりの所得を得ていた。

何でもその大金で隠していたと言うのが現実で、これからは本当の心の豊かさを模索しなければまた好景気になっても同じ事を繰り返すだろう。

ふと思ったのだが、その時代にスマホがあったら画像残すと思う。
若気の至りで理由のわからん事をする今の若者を批難出来ないの私w
網焼きステーキもうどんも大丈夫だったし、ペロペロ醤油も紅生姜も多分大丈夫だ。鼻くそピザは流石に汚いしセンスないから嫌だが。

知らぬが仏。まさに心にストンと落ちる。
言わぬが花。ほんとにスイマセン。





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