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左膝外側半月板損傷

リリースにあった通り
12月中旬のトレーニング中の怪我が
左膝外側半月板損傷と診断され、
先日宮崎の病院で半月板縫合手術を受けました。



1.脚よりも痛かった心


怪我をしたとき、もちろん痛かった。
今までで1番痛かったかもしれない。
でもそれ以上に心が痛かった。

“もう無理だ、やめよう”

一番考えたくない言葉が頭に浮かんで
今まで何度怪我をしてもギリギリ保ってきたものが
ポキっと折れた感じだった。

来シーズンこそはと思って前の怪我から復帰まで
なんとか頑張ってやっと復帰して
毎日できる限りの全力を尽くしていた矢先だった。

こんなにもサッカーが好きなのに
また半年近くできなくなる。
またみんながプレーする姿を
外から眺めることしか出来ない生活に
本当に耐えられるだろうか。

復帰を待ち望んでくれていた人は
きっと悲しむだろうな。
こんなに何度も怪我を繰り返している自分を
次はもう待ってくれる人も
居なくなるんじゃないか。

失望されたらどうしよう。
絶対こんなこと考えてはいけないけど
怖くなってしまった。

怪我から3日後に半月板が断裂している
という診断結果が出た。
すぐには受け入れることができなかった。

2.葛藤と決断

診断結果が出たのは18日で、
その日のうちに手術は
12月26日にできると言われた。

今でこそ早めにやるに越したことはないと
割り切れているけど
その時は本当に手術を26日にするなら
あと10日もないという状況だった。

初めての大怪我で、初めての手術だった。
しかも地元ではなく宮崎で。

年末年始は病院で過ごすことになる。
家族もそうだし、この年末年始のタイミングでしか
会えない友達にも会えなくなる。
お世話になった人に挨拶に行く予定も全部
キャンセルしないといけない。

“正直迷ってます”と私は口にしていた。
一度地元に戻って家族や友達に会って
リフレッシュしてから
年明けに手術をするという選択肢もあった。

でも自分の中で
何を選択すべきなのかもわかっていたし、
自分自身が後悔しない道はどれかもわかっていた。

そして私は年内に宮崎で手術を受ける
という決断をしました。

3.友人からの言葉

今回の怪我をしてからチームメイトもそうだし、
友人をはじめ沢山の人に話を聞いてもらった。


手術前日、寮のクリスマスパーティー🎄
みんなと楽しく過ごすことで
少しずつ元気になれた

チームの中には自分よりも
大怪我を何度も経験している人もいて
その人達に比べれば自分なんてマシな方なのに
なんでこんなに自分は弱いんだろう。
そう考えるともっと苦しくなった。

でも選手の1人が
“怪我の大小じゃないよ”と言ってくれた。

“その人にはその人の苦しさがある。
だから今は思いっきり泣いて
前を向けるようになったら進めばいい“
と。

その言葉のおかげで思いっきり泣けた。
その言葉に少しだけ救われた。

短い期間で色んなことを考えた。
もちろん家族や友人、
お世話になった人たちに会いたかった。

でも私の中で優先順位が高い低いとかではないけど
アマチュアとはいえサッカー選手。
サッカーが大好きだし、
1日でも早く手術して復帰したいと思った。

あとで”あの時こうしていれば”
という後悔はできるだけしたくない。

こうやって思えたのは、
自分よりも自分のことをわかってくれて
いるんじゃないかと思っている友人が、

「友達はいつだって会える
 そうなっても会ってくれたり
 会えなくてもどうにかしてくれるのが友達やし
 家族もどうにかして
 会いに来てくれる可能性もあるから」

というメッセージを送ってくれた。


手術の前日お母さんが宮崎に付き添いのため来てくれた
少しだけ青島観光しました😌


私が心から信頼している友人の言葉は、
今までも何度も背中を押してくれました。

今回の決断をしたのは私自身かもしれませんが、
年内の手術に前向きに踏み切れたのは
その友人のおかげです。

このNoteを書くときに
そのメッセージを読み返したのですが
その時の心境を思い出して
また泣きそうになりました(笑)

4.人生ってそんなもん

今年は本当に怪我、怪我、怪我の1年でした。
2023年の振り返りは
また別のNoteで書こうと思いますが、
怪我のたびにメンタルがズタボロになって
それでも立ち上がっての1年間。

思い描いていた社会1年目とはかけ離れていた。
でも“人生ってこんなもん”

手術の何日か前、
ある新富町の電気屋さんと3時間ぐらい
色んな話をしている中で
私よりも長く生きている人からの
「人生ってそんなもんよ」という言葉は
かなり説得力がありました(笑)


その時わざわざお守りを用意して渡してくれた🥲

“これが人生最大の壁”と思っていても
自分の予想を簡単に上回ってくる。
だからこそ人は少しずつ強くなる。

だから人生は面白い。
こんなこと苦しい時期真っただ中には
なかな思えないけど(笑)

“人生ってそんなもの”この言葉
色んな捉え方ができて、

人生ってそんなものだから“期待しない”
これも1つ。

でも人生ってそんなものだから
”考えすぎず自分のやりたいこと、
自分が進みたい道を選ぶ”

という考え方もできる。

なんでも自分が前を向くための捉え方に変換したらいいんだと思います。

5.それでも待ってくれる人

初めに
“もう待ってくれる人も居なくなるんじゃないか”
と思ってしまったと書きました。

でもそれぐらい
応援してくれている人たちに申し訳なくて、
自分自身のことを責めたくなった。

でも大きな間違いでした。

昨日リリースが出てすぐに
沢山の人からメッセージが届いた。
一瞬でもそう思ってしまったことを後悔しました。

これを読んで応援してくださっていたのに
気分を害された方がいたらごめんなさい。

本当に沢山の方から「待ってるよ」という
メッセージをいただきました。

“あぁこんな自分にも
待ってくれている人がいるんだ”

と改めて感じることができた瞬間でした。


神社に行って絵馬に願いごととして
書いて下さった方もいました🥺

いつも応援してくださる方々には
感謝しかないです。
本当にありがとうございます。

時間はかかってしまいますが
諦めず闘おうと思います。

少しだけ待っていてください。
必ず元気な姿でピッチに戻ってきます!

6.おわりに


手術前日、
おじいちゃん・おばあちゃんから電話が来ました。
本来なら帰省のタイミングで
会いに行く予定でしたが
手術で入院の為、
会いに行くことができなくなりました。

電話で
「会いに行けんくなってごめんね」と私が言うと
「まだまだ元気に長生きするから
 心配せんくて大丈夫やで」

と言ってくれました。

今の私にはとても心強い言葉だったし
電話越しでも声を聞けて
めちゃくちゃ元気が出ました。

早く元気な身体になって会いに行かないとですね!

かなり長くなってしまいましたが、
怪我をしてから約2週間ぐらい経っているので
やっと現状をちゃんと伝えることができたな
という感じです。

初めこそ色々突然のことで戸惑いましたが、
今は怪我をしてすぐに手術をしてもらえたことを
すごく有難く感じます。

今は入院中で、まだ体重も掛けれず安静なので
本を読んだり、動画を観たり、勉強したり
こうしてNoteを書いたりゆっくり過ごしています。


手術をすると聞いて友人が急いで贈ってくれた
宮市亮選手の「それでも前を向く」

今回は怪我の時の心境ぐらいしか書けなかったので
年内にまた今年の振り返りと来年に向けての
Noteを書いていきたいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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