リキ~9つの命を繋いだ運命の犬~
こんにちは。さてさて、本日はどんな知的でスマートな本に出会えるのか…kindle図書館 館長よっちゃんの今日のおすすめはこちら!
リキ~9つの命を繋いだ運命の犬~
この本はノンフィクションで、著者の琥珀ベイビーさんが10匹の犬と猫と一緒に暮らした実体験を綴っています。
1匹の保護犬との出会い。
そこから始まる9つの命のバトン。
琥珀ベイビーさんの毎日の犬や猫たちとの心の交流。
時に愛情たっぷり、時に切なく、時にハラハラ。
生きるって、あらゆる心情、感情を味わうことでもあるのが
改めて感じられます。
私も子供の頃、家で柴犬を飼っていたので
飼い主への忠誠心というか、ひたむきな愛を覚えています。
我が家の場合は父親が一番愛されていて、
遠くて人間には聞き取れない父親のとっつぁんバイクの音を聞きつけて、それはもう立ち上がって尻尾を振って待っていたものです。
そんな可愛くて愛おしい動物たち。
琥珀ベイビーさんと保護犬保護猫たちのお話です。
最初の出会いはリキ。
そして、風太、花、鈴(ねこちゃん)、琥珀(ねこちゃん)、幸太、牡丹(ねこちゃん)、月(ねこちゃん)、八房、しぶき(ねこちゃん)と全部で10の命を守った琥珀ベイビーさん。
1匹1匹の出会いも詳細に描かれています。
すべて放っておいたら命がなくなる危険と隣り合わせの動物たち。
琥珀ベイビーさんは、リキと出った時から
意識も世界もすべてが変わって別のものになったと言います。
リキは譲渡会で出会った仔犬。
「この子に降りかかるあらゆる災難から、この子を守ろう。
幸せにしよう」そう決めたことで
今まで関心がなかった動物に対する意識が一変し、
動物愛護のことや殺処分のこと、飼い主不在の犬や猫のこと、
など意識する世界が変わって知識をどん欲に深めたと言います。
知識が深まったからこそ、その後の9つの命に対しても
躊躇なく助けて、守って、育んで、愛を注いだのが文中から
にじみ出てきます。
赤い車を買うと赤い車が目に付くのと同じ原理で
琥珀ベイビーさんの意識には動物を守ろうという意識があるから、
命の危険にある犬や猫が現れてくるのかもしれません。
ひるがえって、私は意識していないために目の前には現れないものの、
実際には身近なところにいるんだろうな、と考えさせられました。
とはいえ、今回この本を紹介したのは琥珀ベイビーさんと琥珀ベイビーさんに守られて幸せな毎日を送っていた10匹の動物たちの日常物語が心にの残ったからです。
ペットショップで犬や猫を買う(飼う)のが一般的ですが、
この本でしか得られない、犬たち猫たちと琥珀ベイビーさんとの
10の出会いの物語があります。
例えば、リキは譲渡会で会ったと書きましたが次に出会った犬の風太はスーパーの入口から離れた駐輪場にいた犬でした。首輪もなくガリガリに痩せていて、通りすがりの買い物客が時々食べ物をあげていたところを発見。その後一度いなくなって5か月かけて自分の家族に迎え入れたストーリーがこの世に唯一無二の出来事を味わわせてくれます。
自分の人生は1つだけど、本を通して違う人生を垣間見る、それが読書の醍醐味でもあり、個人作家が活躍できるkindle出版の素晴らしいところですよね。
100人いれば100通りの人生があって、その人にしか知り得ない人生ドラマを見ることができる。そうすることで自分の人生の幅が広がって、次に出会う情報に対するアンテナの感度が上がる。
そう思いませんか?
今、私は動物を飼っていませんが、本を通して動物たちとの心の交流を一緒に体験させてもらいました。次に地域で犬や猫を見た時に今までとは違う心のアンテナが動く感じがしてわくわくします。
動物を飼っている人、以前飼っていた人はもちろんのこと、飼ったことが無い人でも、動物に興味がある人ならどなたの心にも響くものがあるはず。
また、動物園で動物をみるのが好きだったり、散歩している犬を見てついつい「可愛い~💖」って見ちゃう人、動物と話をしてみたい、心を通わせたい、交流したいとドッグカフェやにゃんこカフェに行く、まさしくそんな人にも読んでもらいたい本です!
この本はKindle Unlimitedをご利用の人は無料でよめます。下巻もあります。
Kindle Unlimitedご利用の方は「kindle図書館」マガジンの本をすべて¥0で読めます。
最後まで読んでいただいてありがとうございます💖
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