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結婚のリスクを避ける人が増えた

みなさんおはようございます。本日は「エコ恋愛」婚の時代という本を読んだ感想を書きます。最近の若者の考え方が昔と全然違って戸惑う人が多いようですが、その当時だって上の世代から、今時の若者はなんて言われていたのだから別に驚くことではありません。

では、話の内容に入ると、どうやら最近は結婚もコスパで考える人が増えてきたようです。個人的にはコスパで考えるなら結婚はした方がいいと思うのですが、そこの考え方は人それぞれ。コスパが悪いと感じる人も多いようだから、その考え方も尊重したいと思います。

でも話を聞いているとコスパが悪いと感じる人の意見も納得できます。特に時間的な制約を多く受けるため、それが嫌だから結婚しない、という意見も説得力があります。デートするのもめんどくさい、って聞くと、確かに自分も結婚前はそう思っていたな、って今から考えるとそうでした。

ましてや、子供を持つとなると、責任の重さが半端ないし、お金や時間の制約をさらに受けることになります。逆に考えれば、今の若者はそこまで将来のことを真剣に考えて、子供を持たないという選択をしているのだということが言えます。その意味では結婚しなければならない、とか子供を持たなければならないといった固定観念に支配されていないので、逆にしっかりしているという印象さえ受けます。

バブル以前の価値観で物事を判断するのと、バブル崩壊以降の価値観で判断するのとではどちらがより合理的かといえば、やはり後者だと私は思います。それまでは何も考えず勢いでやって行けばできた時代でしたが、バブル崩壊後は何かと考えなければならないことが増えた時代であるとも言えます。その意味では今の若者はより合理的な判断から結婚しない、といったことを考えているのでしょう。

これに対して怒る人もいるでしょうが、別に怒る必要はありません。価値観は時代とともに変わるものですから。もし怒っている人がいるのなら、それは他人の価値観が認められない人だということです。そうなると余計な摩擦も生まれるため、厄介ですね。

とにかく、今後は結婚に限らず、リスクを避ける生き方が主流になっていくでしょう。古い常識を更新しなければならない時が来たのかもしれません。

それでは本日はこの辺で。今日も読んでいただきありがとうございました。

#読書感想文 #牛窪恵

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