532: New Order / Regret

ファクトリー・レコードの顔として活動を続けてきたニュー・オーダーですが、そのファクトリーが1992年に破産し、バンドはロンドン・レコードに移籍します。
翌1993年には、移籍第1弾となるアルバム『リパブリック』(UK1位/US11位)をリリース。
前作『テクニーク』は、かなりダンス色が強いアルバムでしたが、このアルバムは、ロック寄りのポップな作品となっています。
アルバムからの1stシングルとなったのが、ギターポップ風のこの曲(UK4位/US28位)。ちなみに、USシングルチャートにおける彼らの最高位を記録しています。
「今まで知っていた人、みんなの名前も住所も忘れてしまった。でも何も後悔することはない」という冒頭の歌詞は、当時ちょっと驚きました。
「おいおい、まさか、イアン・カーティスのことまで忘れたわけじゃないよね?」と、思わずツッコミを入れてしまいました。
このアルバムの後、彼らは長い沈黙に入り、次に動き出すのは21世紀に入ってからでした。

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