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孤独とは


父親は自殺同然の病死だった。


きっと苦しかったんだろう。
投げやりになってしまったのだろう。
そう思ってた。



その苦しみは私の想像を遥かに超えてたのかな。
頼れる、自分のことを無償で受け入れてもらえる親なんていない。家族は1ミリも寄り添ってくれない。


そうだったんだね。辛かったんだね。
そう言って、無償でハグをしてくれる存在が、
理解してくれようとしてくれる存在が、
1人でもいたなら。

どんなに違っただろう


人は支え合って生きていく。
よく世の中で聞く話。


だとすれば、
支えてもらえなかった人間はどうなるんだろう。

理解してもらえない苦しみと葛藤と
どこにぶつけたらいいのかわからない怒りの感情。
きっとそれらに限界が来た時、
ニュースに映るきっかけとなるのかな。


今、自分は苦しいんだと言える誰かが
1人でもいたら
世の中は今と違った形になってただろうか。

もし、1分でも
寄り添ってもらえたなら。

黙って頷いて聞いてくれる存在がいたなら。


父はまだ生きていただろうか。


今なら痛いほど。父の気持ちがよくわかる。

そんな深夜
涙と共に黙々と思いを描いた今日の私日記。

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