私流 小説の書き方 ③
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それでは今日は、「実はコレ、創作活動に繋がっているのでは?」という行いについて語りましょう。
その前に、前回の話で戸惑った方がおられるかもしれないので一言。
私は自分を寂しい人間だと表現しましたが、=悲しい人生を送ってきたわけではありません。
両親には愛されているし、兄弟にも愛されているし、学生時代は同性に好かれていたし、職場でも和気あいあいとフレンドリーに過ごしています。
だからと言って、愛され人生を過ごしてきた人間の感情が歪まないかと言ったらそうでもない。現に私は、人から愛された記憶がたくさんあるのに、人間を疑わずにはいられない。
たくさんの愛情よりも、ひとつの悪意ですべてが覆るのです。
まぁ、そんな話はそこまでにしておいて、そういった理由で私は常に人の顔色を窺う人生を歩んできました。
……言い方がよろしくないな。もっとちゃんと言うと、相手の考え、次の行動、物事の優先順位、などなど。表情、仕草、言葉遣い、声のトーン。それらを見極めて行動する。
例えば、混雑したショッピングモールで人とすれ違う時。相手は避ける?会釈しながら身体を斜めにして滑り込んでくる?我が物顔で真っ直ぐやって来る?はたまた、数人がかりで一人相手に突っ込んでくる?……とまぁ、相手の行動を読みながら上手く対処して生きている私。
(もちろん、失敗も多数)
要は『他人を理解する』ということです。
ここでちょっと話は変わりますが、基本、人間を知っていないと物語は書けないと私は思っています。小説は書けるかもしれませんが、物語は書けない。
体験談として、「なんか小説(漫画)の内容が薄く感じる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。もちろん一概には言えませんが、『人を知らない』というのも理由の一つではないかと思います。
小説だろうと、漫画だろうと、その世界で生きているのは『人』ですからね。
そんな「かかってこい!」精神で生きている私ですが、いざ自分の作品に活かされているかと言ったら、それはまた別問題で……。
ツライところです。
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【文章】=【異次元の世界】。どうかあなた様にピッタリの世界が見つかりますように……。