SketchはWebアプリになろうとしている?
こんにちは、シンヤです!
今回は、「SketchはWebアプリになろうとしている」というテーマで、お話ししていこうと思います。
チーム機能をリリースした
こう思ったのが、Sketchがチーム機能をリリースしたからです。
対抗馬のFigmaは最初からWebアプリで、Webアプリを生かした機能を最初から盛り沢山で実装しています。
Figmaの一番のメリットである、「UIコラボレーション」も、Webアプリだからこそできる機能ですね。
そもそもWebアプリって何?
アプリは、厳密には2種類あります。
「ネイティブアプリ」と「Webアプリ」です。
厳密には「プログレッシブウェブアプリ(PWA)」というのもあるのですが、結構複雑になるので、ここでは省略します。
ネイティブアプリとは、端末にインストールするアプリです。多分皆さんが使っている、スマホに入っているアプリです。
対してWebアプリとは、文字通り「Web上で動くアプリ」です。
Webアプリって何ができるの?
Webアプリは、凄いざっくりいうと、「Webでネイティブアプリと同じことができる」ようになります。
Single Page Application(SPA)という技術も用いれば、ネイティブアプリとほぼ遜色ない挙動・機能・体験が、Webでも実装できます。
SketchはWebアプリじゃないの?
残念ながら、今のSketchはWebアプリじゃありません。
パソコンにSketchをインストールして、使いますよね?それは、考え方としては、「パソコン版ネイティブアプリ」とでもいうべきか、ネイティブアプリに近い概念です。
パソコンにインストールして、滑らかな挙動や機能を実現できるけど、反面データがパソコンの中にあるから、他のデザイナーと共同作業しにくいというデメリットがありました。
Figmaは最初からWebアプリなので、デザインデータはクラウド上に保存されているので、誰でもデザインデータが見れます。
Figmaもパソコンにインストールするアプリがありますが、それは超ざっくりいうと、「Webにあるものを写しているモニターみたいなもの」なので、アプリがなくても、FigmaのWebにアクセスすれば、誰でもデザインが作れます。
(まぁパソコンにインストールされているフォントが使えないので、ほとんどのデザイナーはアプリで作業すると思います)
チーム機能は、Webアプリだからこそできる強み
チーム機能、つまり「共同作業」は、デザインデータがネット上(クラウド上)にあるからこそ、できる強みだと思います。
よくデザイナーは、「どんな作業しているかわからない」と言われることがあります(僕もありました)。
でも、Figmaを導入して、デザインデータをクラウド上で誰でも見れるようにして、かつ誰でもいじれるようにしたら、作業の透明性も上がったし、何より「他のデザイナー、意思決定者とのコミュニケーションが活発になった」という大きなメリットもありました。
そしてSketchも、コラボレーションツールになろうとしている
今回のチーム機能のリリースで、Sketchは明らかに対抗馬のFigmaと同じように、「UIコラボレーションツール」に生まれ変わろうとしていると思います。
そしてそれは、先ほど説明したように、デザインデータがクラウド上にあるからこそ、できることです。
デザインデータをクラウド上に保存して作業するには、SketchはWebアプリにならなければいけません。
なぜなら、端末にインストールして作業する、今のSketchの設計では、そもそもデザインデータがクラウド上にないので、UIコラボレーションができないからです。
実現難易度は高い
しかし、アプリケーションの設計がそもそも変わるので、実現するには「一からプロダクトを作るレベル」で考えないといけません。
それは、とても難しいことです。コストも時間もかかります。
しかしSketchがWebアプリになれば、多分最強でしょうね。ROIに見合っていると判断したからこそ、今SketchはWebアプリに生まれ変わろうとしているのかな?と思いました😄
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