「バインセオ!」って陽気な挨拶みたいで元気が出ません?ベトナム料理の本当の〆は吐息から香る異国感なのではと思った話
名古屋は円頓寺商店街。一年を通してキラキラしている商店街です。個人経営の美味しい飲食店も多数入っており、何かと出向くことが多い。
昔からあるんだろうなと思わされるようなお店だけではなく、名古屋駅では珍しいちょっと尖ったお店もあるのが魅力です。このたび、商店街からつながる小道を入ったところに位置するベトナム料理屋さんへ行ってきました。
お店の名前はサイゴン2。ベトナムの方と見られるご夫婦?が切り盛りする、2階建ての小さなお店です。
約束の時間に間に合うため原付で向かったので、今回はノンアルコールです。友人も「そこまで強くないから」と付き合ってくれました。
友人はマンゴージュース、私はグレープフルーツジュースで乾杯です。
まずはタコの唐揚げのサラダです。チープな取り皿が現地らしくて可愛らしい。注文時、「パクチーは大丈夫ですか?」と聞いてくれたのも苦手な人にとってはありがたいお気遣い(私は大好きです)。
新鮮な葉野菜に紅芯大根やパプリカが盛られた彩り豊かなサラダ。メインはタコの唐揚げです。さっぱりと酸味の効いたドレッシングが合う!
各テーブルに調味料が用意されているお店、もれなく大好きになっちゃいます。サイゴンでは4種類もの調味料がありました。
ボトル状のものから時計回りに、ホットチリソース、粉末唐辛子、ニンニク酢、ヌックマム(魚醬)。アジア料理好きとしてはそそられます。
お次は生春巻き。これ、めちゃくちゃ美味しかった。左は鶏胸肉と梅肉、真ん中はサーモンとアボカドにクリームチーズ、右は海老が包まれていました。ソースが2種類なのもうれしい。
お次は本命のバインセオです。メニューには「ベトナム風のお好み焼き」と書かれていましたが、粉感はあまりないので食べやすい。レタスに薄焼き卵の生地と野菜・お肉を挟んでさっぱりダレでわしわし食べます。
ここまで、ほぼ野菜でお腹を満たしたものだから、なんだか外食らしからぬ健康感に満たされます。〆に麵ものを半分こしようかという話になり、メニューとにらめっこ。シンプルなフォーか迷った挙句、トムヤムクンヌードルを半分こすることに。
海老とパクチーの香りが染み出た程よい酸味のスープに、米粉麺がよく合います。ちゅるちゅると、あっという間に食べ終わりました。
多国籍料理を同じ温度感で楽しめる友人、いやぁ、貴重だなぁ。今度はジンギスカンを食べに行こうと約束し、お別れしました。吐息から異国の香りが漂う帰り道、とってもよかったです。
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