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通知簿は殆ど2でした。

私の通知簿はいつの頃からか2か3しかなかった。流石に1は取った事はないけどw

小学生の後半からかなぁ?ずっとそんな感じ。
中学生になってもアヒルだらけw
塾に通ってたけど塾の宿題しないから外に出されて自転車乗り回して遊ぶから反省の色ナシだから怒られるw

毎回放り出されてるので塾に何しに行ってるのかわからなくなっていた頃、教室に入れて貰えずに放置されて無駄な月謝払ってた事に親が気付いてその塾は辞めた。
1年生の初期から問題児w

2年生になったら勉強はますます難しくなる。

教科書も開かないノートは落書きだらけw
通知簿が2っていう事が奇跡だったかも知れない。1がない奇跡w

親が身兼ねてマンツーマンの塾に入れるww
ドナドナ〜ww勉強イヤー!

初日中2の問題を2、3個出されたが
何一つサッパリわからないので
5科目全て1年の最初から教わる事に。

数学に関してはマイナスが出る計算がわからなかった。
–2+5=とか。
何でマイナスが最初に付いてるねん?
って無駄なこと考えるから答えが出ないw

マイナスの計算が出来るようになると
xとかyとかaとか何で数学にアルファベット出るんや!?
という思いが強過ぎて学校ではわからなかったけど塾の先生が淡々と教科書通りに教えてくれる。

実は塾の先生と殆ど会話をした事がない。
ただ黙って先生の言ってる事を聞いて
教科書の問題と解き方を教わる。

そして10問くらいのテストを渡されて
先生は別室にいる他の子を教えに行く。
その間、15〜20分程度。
私は黙って問題を解くだけ。

どの教科も同じパターン。
先生とは一切無駄な会話はしない。
黙って聞いてたらすんなり頭に入る。

そうやって5科目全て数ヶ月の内に
学校で今やってるところまで追いついた。

「思ってたより早く追いついたわね!もっとかかると思ってたけど。これから受験に向けて頑張りましょうね。」

他人に褒められる事がなかったからどう返せばいいのかわからなかった。でも嬉しかった。

学校では勉強出来ないけど塾では出来た。

今思うとADHDだから周りに人が居るだけで
視覚、聴覚の情報がいっぱい入るから
先生の声まで読み取れてなかったんだと思う。
周りが騒がしいと気が散るから
唯一集中出来る絵をノートに描いてしまうw
とっても悪循環。
紙とシャーペンがあるんだから仕方ないw

しかしマンツーマンだと情報が先生しかないから説明がサっと頭に入る。
なので応用問題を出されても面白い程解ける。
無駄な情報が入らないから邪魔されない空間での勉強は本当に楽しかった。

でも…
先生のお母さんが木目込み人形の先生だったので大量に棚に飾られてるお雛さんの様な人形が目に入るようにww邪魔しないで視覚!w

テスト問題を解く間…
サッサと解いて人形をじっくり見たい!
と思うようにww
その通りサッサと解いて人形を眺める。
それを繰り返してたww。
こんな細かい人形作れるって凄いなぁ!
ってマジマジと見てました。

毎回塾で出されるテストは100点だった。
全く間違わないから先生もビックリしてた。

そして学校の授業に追いついた私は学校のテストでも高得点を出すようになった。
数学の証明で100点取った時は本当に嬉しかった。

他人からアホだアホだと言われ続けてたけど
ちゃんと高得点取れるじゃないか!
ちょっと自分に自信が付いた。
アホだカスだ言われ続けてたから
相当自己否定が強かったし
人より劣っているのが
当たり前だと思っていた。

中3になってからあまり好きじゃない子から

「急に成績良くなったけど塾行ってるん?」

って聞かれて

「行ってるで?」

って言ったら翌日

「何処の塾?お母さんが行ってもえぇって言ってくれてるから紹介してくれへん?」

と言われたので馬鹿正直に答えた。

そうしたら…
その子、自分の友達まで連れて来て。

「急に2人も増えたら1人ずつ教えられなくなるから3人一緒にするわ。」

と…不安が募る。

私は姫路工業という公立高校のデザイン科に行きたいと宣言してたので5科目が必須になる。
だから5科目キッチリ覚えたかった。

3人になった初日…
先生がいつもの様に説明していると

「先生!今の所がちょっとわかりません!」

というとんでもない邪魔が入った。
とりあえず最後まで全部聞け!
とイライラする。ってか何でわからんのや!
それが数回入るだけで気が散って何を説明してたのかすらわからなくなる。

そして毎度お馴染みのテストを出される。
先生が居なくなると2人が喋り出すのだ。

「この問題、こうやん?それから?」
「えー!私わからん!」

何でしつこく聞きまくってたのにわからんのじゃ💢関係ない話し始める「うっそー!」とか
聴覚が邪魔をする。。

うるさい…うるさい!邪魔や!
友達と喋りたいなら家に行って2人で喋っとけ!学校でテスト中誰も喋らんやろが💢

うるさくてうっとーしいし中断するし
私語が多いし何しに塾来とんじゃー💢
高い月謝払って個人の塾来てるのに💢

そしてそれが2ヶ月程続くようになってから
2人のペースとお喋りと中断のせいで
先生の説明がスッと入らなくなって
塾に行くのが嫌になって塾に行く振りをして
チャリでフラフラして時間を潰して家に帰るようになった。

ずっとそれを続けてたら先生から家に電話がかかって来た。

「この1ヶ月来てないけどどうしてるの?」

と。母はそんな事知らないから何の事?ってなったらしいが私が正直に吐いたので、そのまま塾を辞めた。

後に先生から

「高校はどこ受験するの?」

って聞かれて

「多分私立?」

って答えると

「ここまで頑張ったのに…?勿体ないわね」

と言われたけど学校で勉強が出来ない私には
5科目必須の公立なんて受けれない。

あの先生のお陰で3年生の途中までいい成績を取れるようになったからとても感謝している。
向こうは覚えていないかも知れないけど今あったら「ありがとう」と伝えたい。

だけど3人で授業を受けれない私。
単なるワガママだと思うかも知れないけど
そうじゃない。
自分が持つ脳の特性だから家庭教師かマンツーマンじゃないと無理なのだ。
人が増えると情報過多になってしまうから。

姫路工業のデザイン科を希望してた
同じクラスの子に

「え?何で?一緒に行けたらいいなぁって思ってたのに〜」

特に仲が良かった訳じゃないけど一緒の高校目指してたから親近感があったようで。
ちょっと嬉しかったw

ほんのちょっと余談になるけど…

過去10年何処の学校に何人入ったという
データが教室に貼られてて。

「ずっと入学してない学校に5年前に1人だけ入ってそれ以降誰も行ってない学校があるんやけどここってどんな学校なん?」

と担任の先生に聞いた子がいて。

「めっちゃ頭良くないと行けれんで〜。東大行けるくらいじゃないと!ウチの中学からここに合格した子がおったんやなぁ!めっちゃ頭よかったんやろな!」

って担任の先生が言ってたけど…
その学校に通ってたのは私の兄だったりする。
因みに東大は言い過ぎだからww

兄と歳が離れているので学力差を比べられない事は私にとって幸運だったけど苗字が変わってるし名前まで似ているから時々覚えてる先生もいたけどあまりに学力の差が激しいので期待されずに済んだ。
同級生に話した事ないので…その時も内緒。

以上余談w

塾辞めてから自分で勉強するのも何してえぇかわからんしもう働くしかないんかな〜
とか一瞬考えたけど担任の先生が

「私立やったらここの学校がアンタには校風が合ってるで。みんなが受ける私立の学校やったら絶対途中で辞めるからこの学校受けてみようや!」

と言うので親に伝えると

「あ〜昔からある学校やし遠い親戚の人も通ってたわ!お嬢様学校やで?中学から入れる所やな。」

お嬢様学校?中学受験がある学校なんか受かるんか?と思いつつ…
私は今日まで知らんかったけど知られてる学校みたいやし受けようかって感じで受けてそこに行く事になった。落ちる事は考えてなかったw

こんなに楽しい学校やったら中学から行けばよかったと思うくらい楽しく過ごせた。
結果オーライであったが…

付属の短大を受けるには成績が足りないという事で専門学校を選んでそこでファッションデザインを学ぶ事になった。
半分遊びに行ってたようなモノだったけど
デザインというか絵を描くのと被服がメインの学校に行けたのは嬉しかった。

ただ就活でデザイン事務所を受けなかった事を後になってから後悔するww
何故ショップ店員なんか目指したのか…
選択肢を完全に間違えたと思うw
デザイン事務所だったら手に職ついてただろうに。受かるかどうかは謎のままw
まぁ全て終わった事だけどね。

アホだボケだカスだ脳なしだと
からかわれ続けてたけど私自身もわかっていなかったし当時ADHDなんて言葉もなかったから誰も気付かなかっただけでちゃんとした場所で学習すればそれなりに勉強を覚える気になっていただろう。
でも2ばっかりの通知簿もそれはそれでいいと思う。親にも何も言われなかったし。

それよりも小学生からずっと【創意工夫】が
毎回ずば抜けてる事を褒められてた。
そこしか褒めるところがないとも言えるけど
そこはプラス思考に考えよう!ww

因みに自動車免許取りに教習所に通ってた頃は自分の特性がわかっていたので教室の1番前のど真ん中で講義を聞いて筆記試験対策をしてたw
家に帰ると問題集ではなく教科書を丸ごと覚えるという復習をする。丸ごと覚えればあらゆる角度から問題が出ても正しい答えがわかるから。結果一発合格!

親に学校でもそのくらい頑張ってたらどこでも行けたやろうにww
とか言われたww
その頃はわかってなかったのよ!

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