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そうだ ライブ、行こう。(音楽篇)

そろそろ花粉症が辛くなってきた。マスクとe-maのど飴とイハダのスプレーが手放せない時期。あぁ憂鬱だ。憂鬱。憂鬱。

……そんなことより、ライブ行きたい。


私が生きていて一番幸せを感じられる瞬間、それはライブを観ている時だ。

物心がついてから初めて行ったのは、2011年。高校1年生の時だった。(本当のライブデビューは保育園の頃だったが、残念なことに行ったという事実以外まったく覚えていない)
小学生の時から一番好きだったアーティストのライブで、2007年に行く予定だったツアーが中止になったため、実に4年越しのことだった。

その時は憧れのアーティストに対する思いでいっぱいいっぱいで、果たしてうまく音楽にのれていたかは分からない。

ただ、映像で見ていた人が目の前にいるということ。
生の音に全身が包み込まれる感覚。曲の世界観をより色濃くする照明。音やアーティストの動きとリンクするオーディエンス。
「こんな世界があるんだ」と、凄く感動したのを覚えている。

それからは、ライブに行くという行動が私にとってなにより特別で大切なことになった。


ライブ会場は、パワースポットだ。

全力で「聴かせたい」「楽しませたい」演者と、全力で「聴きたい」「楽しみたい」オーディエンスの魂がぶつかり、混ざり合う。それはときにエキサイティングで、ときに心を浄化してくれる魔法のような一時だ。

それから、人との繋がりを感じられる場所でもある。
周りにいるのは名前も知らない人たちだけど、音楽を好きという気持ちで強く繋がっている。
同じタイミングで歓声を上げたり、手拍子をしたり、振りを踊ったり。そこで生まれる一体感というのは、実に不思議で尊いものだ。

そんな儚い瞬間に、私は生きていることを強く実感する。
パワーがみなぎり、終わった後にはまた前を向いて日常に戻ることができる。


映像で見るのもいいけど、ここでしかできない体験がある。
まだライブに行ったことがないなら、ぜひ一度味わってみてほしい。

"難易度が高い""そもそも好きなアーティストがいない"という人には、たくさんの音楽と一期一会の出会いがあるフェスへ行くことをオススメしたい。

音楽に身も心も預けて思うままに身体を揺らしていると、大抵の不安や悩みはちっぽけに思えるから。


今日もどこかで誰かのライブが行われている。

私は今日も、ライブに行きたいという衝動によって生かされている。

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