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子どもは傷ついている😢現在進行形で


自分でつけたタイトルに

うぐっとやられている母です。


😢 子どもは傷つき


私が産まれた頃、両親はまだ20代半ばでした。

物心ついた私が覚えているのは、

喧嘩してる両親でした。

若い夫婦はお互いの怒りや苛立ちを隠すことなく

いつも目の前の相手にどど~んとぶつけていました。


小さい頃から喧嘩の絶えない両親との暮らしは、

『怖い』の連続でした。

一番怖かったのは、

『お母さんがケガして出ていったらどうしよう』

でした。


父は一度怒ると、本気で母の事を罵り、

凄い勢いで物を投げたり、手が出たりする人でした。

父の機嫌が悪い時、

私がガラスのコップを割ってしまい、

怒っている父に泣いて許しを願ってもダメで

家の窓から外へ放り投げられたことがあります。

母が後でこっそり入れてくれましたが、

気が狂いそうなほど怖くて悲しかったです。

思えば、父から暴力を受けたのはこの時が初めてでした。

今思えば語彙力のない父は、
怒りや苛立ちを行動でしか発散できない人でした。(小さな子と同じ)
そして、大人になって父の育った過酷な境遇を知り、
暴力的で怖かったことを許せるようになりました。
今ではお互いに言いたいことを言って仲良しです。
時効だと思って小さい頃のことを言うと
「ごめん!」と謝ってくれました。
自分で言うのもなんだけど、嘘みたいな事実!


話は変わりますが、

母は私を物理的に傷つける事はありませんでしたが、

パートを2つ掛け持ちしながら娘二人を育てつつ、

リフレッシュの為にマラソンをしていたので

とにかくいつも忙しくて、私に興味なしでした。

私に興味がない母に少しずつ傷ついていきました。

他の仲良し母娘さんを見て、羨ましく思っていました。


幼児の頃、晩御飯作りの隙間時間に、

身体を使った遊びを一緒にしてくれたのが嬉しくて、

「お母さんは体を動かすのが好きなんだ。

 じゃぁ運動ができる子になったら褒めて貰える」

と考えました。

小1の頃、テスト結果や成績がいいと褒めてくれたので、

「勉強すれば母が褒めて私にも興味を持ってくれる」

なんて、打算してしまう子に育ちました💦


妹が産まれて物心ついた頃、

やはり喧嘩の絶えない夫婦は、

私達姉妹を精神的に追い詰めました。

夜に姉妹で並べた布団に入り寝たふりをして、

小さい声でいつも「怖いね。離婚したらどうしよう。」

と泣きながら言いあってました。

「離婚になったら私はお父さんについていくから、

 ◇◇(妹の名前)はお母さんと一緒に居ればいいよ。

 お父さんはひとりにできん。家事できる私がおらんと。」

と妹に言い聞かせたのを覚えています。

妹はその内容を覚えていて、
「お姉ちゃんごめんねと思ったけど、ほっとした」
と、今だから話してくれます。

両親は仲良しの時もあって、

家族でマラソン大会に行ったり、

美味しいご飯を食べに行ったり、

皆でテレビを見て大笑いしたりと楽しいこともありました。


😢 ずっと傷を忘れず


40代になっている今でも、

幼い頃に傷ついたり、辛かったりした記憶は忘れられない。

そのことに自分でもびっくり、

執念深さ?にぐったりです。

楽しかった記憶より強いインパクトで残っています。

もうすっかり大人になって、

当時の両親の若さを思えば仕方ないと分かってるし、

喧嘩しながらも仲良く暮らしてる事を知ってるので、

今さら悲しむ必要なんてないのに、

幼い頃に傷ついた記憶は色あせることなく、

今も傷む胸の中にあります。

妹も同じです。


😢 傷を抱えて生きている


きっとこれからも抱えて生きていくことになるでしょう。

若かった両親を赦す赦さないの問題ではなくて、

焼き付いて離れない記憶はもう私の一部となってしまってます。

そして、

私が10代の頃に出逢った友達には

何故か似たような傷を抱えている友達が沢山いました。

お泊り会をすると恋愛の話で盛り上がった後に

「実はね、、、、」

と辛かった両親との過去を教えてくれる友達が多かったです。

いつも楽しそうに振舞ってた友達は、

辛い記憶を思い出さない様にボックスに入れて閉鎖して、

平気なふりをして生きてるんだなって感じました。

きっと、彼女達も忘れてないと思います。

誰しも小さい頃に受けた心の傷は重く、

色濃く記憶に残ってしまうから。


😢 傷ついた自分を受け入れていくしかない


幼い頃の心の傷の話はそうそう誰にでも話せません。

誰かに話すこと自体が辛くて負担だし、

聞いた方を困らせるかもしれないと思うと

重たい話をすることを躊躇っていました。

でも、思ったんです。

無理に話さなくても、

分かって貰えなくてもいい。

傷ついた自分をなかったことにするんじゃなくて、

「辛かったけどよく頑張ったね」と受け入れてハグしよう。

傷ついた自分があるから、今の私が居る。

当時の辛かった記憶は消えないけれど、

あの時辛かった気持は、

ハグする度に少しずつ昇華されていくんじゃないかな。

今はそう考えています。


😢 傷を負わずに生きることは難しいけど


私自身は傷を抱えて生きることを覚悟しながらも、

自分の子には、

「大きな心の傷を負わずに生きて欲しい」

と願ってしまいます。

でも、現実問題として、

傷つかずに大人になるのは難しいし、

私はどう育てたらいいんだろう。

お腹に授かった時から私はずっと考え続けていました。


話は変わりますが、

今、誰かに「幸せじゃないのか」と聞かれたら、

心の底からの笑顔で、「幸せです。感謝しています」

と答えられます。

小さな頃に傷ついた心を持ちながら、

時間をかけて過去の辛さと向き合ってきました。

傷ついた自分を受け入れることができたし、

毎日がとても幸せなことに気付くことができて、

まわりに感謝することで、

ハッピーな気持でいっぱいになります。

私が乗り越えれた理由は、そこでした。


😢 必要なのは親の手じゃない


話は戻ります。

子ども自身の人生があるのは分かっているのに、

私が経験した事よりハードなことは背負わせたくないと、

親ばか丸出しで思ってしまうのです。

でも、それが「間違ってる」ことも分かっています。


傷つかずに生きていくことは難しい。

だから、

傷ついても乗り越えて生きていく力や方法を

子ども自身が身に着けていくことが大切。


親がやり方を教えたり導くのではなく、

生きていく為に、

自分自身で考え乗り越えた経験が大切です。

自分で考え体得する領域なのです。

親の手出しは不要です。

本人の為になりません。


唯一、親ができる事があるとしたら、

乗り越える事が出来ると信じて待つこと。

私はそう思います。


😢 そういえば、なんで重い話を書いたの?


読むと心が重くなる話をしてまで書いた理由は、

「子どもに心の傷を負わせない様にと

 或いは傷ついた心を癒す為にと

 親が手を出し過ぎるのも善し悪しだ」

と思ったからです。


宗教論ではなく、体験談として、

時間をどれだけ掛けてでも、

自分で乗り越えるしかないハードルがある

と思うからです。


そんな風に考えている人(私)が居るってことを

知って貰えて嬉しいです。

このnoteが回りまわってどなたかの心の糧になったら嬉しいです。

なが~い文章を読んで下さってありがとうございました💖


⭐小さな秘密⭐

目次だけでもメッセージが伝わる仕組みにしました🎵

ゴボウ茶の後にするような話じゃない事も秘密です。

落差はげしっ💦


優しいお気持はありがたく、ちゃっかり頂く方針にしました💖