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2021年、新茶シーズン終了!

製茶工場の片付けも終わり、残すは溜まった荒茶を仕上げるのみとなりました。

天候気候の関係で、今年の新茶は始まりが早かったです。
なので終わるのも早かったです。

GW中に自社茶園を刈終わったのは社長も記憶にないそうです。

今シーズンの弊社新茶期を画像と共に振り返りたいと思います。

刈り始め4/24~5/5刈り終わり。
史上最速。※自社茶園

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茶葉をコンテナに貯めます。

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蒸し機投入。

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粗揉機へ。

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読んで字の如く、粗く揉みます。

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揉捻機という機械で捏ねまわし、、、

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中揉機投入。
捏ねて固まった茶葉塊を解きながら適度に乾燥させます。

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精揉機。煎茶仕上げでのみ使用。
『揉』という文字を必ず使う製茶機械の世界。

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今年はこの機械で故障多発。

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これを焼き斬って、、、

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これに交換しました。

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わざわざシャフトを外さずに交換できる部品にチェンジ。
はじめからそう設計すれば良かったのに説。

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修理の機械屋さん大活躍です。伊東まで往復約100kmを計3回。
画像の箇所の修理の他にも2回。修理はGW真っ只中。
平生のGWなら渋滞で観光地伊東市まで修理に来るのにどれだけ時間が掛かるかわからないところですが、その点はご時世で助かリました。

ありがとうございます!

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感謝!

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近隣農家の茶葉生産量は年々減っていますが、この辺の製茶工場はうちだけと云うこともあって、持ち込みが集中すると茶葉で足の踏み場もありません。
KO寸前の製茶工場の様子です。
弊社でシーズンに1〜3回あると言われています。

1日で1500kgくらい集まると大ピンチ。
受付を断る寸前です。

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全部製茶するのに約3日。
お待たせして申し訳ありません!
m(_ _)m

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茶葉が片付かないと荒茶仕上げにも支障が。
スペースと人手が足りない!

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重ね重ね、お待たせして申し訳ありませんです!m(_ _)m!


↓こちら去年のお茶刈りと製茶工場の模様。↓


自社茶園は史上最速で刈り終わったので、遅場所生産者の製茶の間隙を縫って刈番を刈って、中刈りをやって、、と思っていましたが、刈番は生育状況が悪くて止めました。生産者の茶葉持ち込みも5/12で終わりました。茶園も管理作業へ突入です。

※刈番とは新茶を刈った後すぐに伸びてくる芽。新茶と2番茶の間に摘める1.5番茶。

工場は社長に任せて中刈り。

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中刈り用の可搬式大型剪枝機。
直径2cmくらいの枝まで切れるので
刃がぶ厚くて重い!

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「それは、茶刈機と言うにはあまりにも大きすぎた。 大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。 」
RIP三浦健太郎先生(泣) 続きが読めないなんて(泣)

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中刈りも終了。自分の仕事をしっかりやるだけです。

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↓こちらは去年の中刈り。↓


茶園の管理作業といえば定番の草取りも同時進行で。

ひと月前にお茶刈りしたこの畑、、

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いつの間にこんなに雑草が??ヤバい!

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ひと月前。。。

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雨の日などは工場の掃除も。これは粗揉機の掃除。
古タイヤなどのゴムの切れ端とお湯を入れて回し、茶渋を取ります。

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稼働時は一日一回、スクレイパーで茶渋を削ぎ取りますが、最後はお湯✕ゴム✕回転で抜本的に。

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ピカピカに。
粗揉機を掃除すると今年の新茶も終わったな、と思います。

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今年は怪我なく終わる事ができました。良かったです。


最後にうちの広報担当者、サビちゃん推定11才♀の自社茶園新茶チェック🐱。

今年の新茶か。
いつににゃく早かったらしいのう・・・

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これは!!!

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適期を逃さず刈れとるな。概ね良し!

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