shiratoshirato

工学系専攻のB2 読んだ本・新聞の記事について、している勉強について

shiratoshirato

工学系専攻のB2 読んだ本・新聞の記事について、している勉強について

最近の記事

「無理ゲー社会」を読んで

親ガチャだとか、学歴社会だとか社会にはその構造を揶揄するような単語が多く存在している。これらの単語は昔からあったわけではないのだから、作られた今なりの理由があるはずであるが、いまいちピンとこなかった。そこで格差社会について書かれている本を読もうと思った。 この本では、学歴の格差、評判の格差など様々な格差に視点をあてていた。例えば、学歴の差による事務作業の能力の比較において、非大卒は大卒の数値を明らかに下回っていた。人それぞれだというのも通る話ではあるが、傾向としてこうなって

    • 「女系天皇」を読んで

      女系天皇についての議論がツイッターやユーチューブでなされているのを見て、そもそもそれが何のなか知り、そして自分の意見を持とうと思いこの本を読んだ。 女系天皇反対派の意見としては長年の伝統を守り続けるために男系を継承しようというのだが、筆者はそもそもそれが続いていたという証拠がないという。「古事記」や「日本書紀」に記載されている天皇の系図は捏造されているだろうし、はっきりと続いているとわかる証拠は明治時代の憲法が作られてからであると書かれていた。この筆者の主張から考えれば、女

      • 「中国語は楽しい」を読んで

        1年生の頃、第2外国語の選択で中国語を取ったときには熱心に勉強しなかったのだが、本屋で見かけたときにもう一度触れる機会をつくろうと思ってこの本を読もうと思った。 中国語を第一言語としている人数は世界で一番多いため、中国語は簡単な言語だとあったが、日本の漢字に慣れてしまったせいで中国語の発音を覚えるのはとても苦である。ピンインを用いれば読むことはできなくないが、それを漢字だけの文章と頭の中だけで組み合わせて読むのは自分には無理な気がする。さらに中国語のなかにも方言が沢山あり、

        • 「5G」を読んで

          この本には、5Gのことだけでなく第一世代からの通信技術の発展の歴史についてが書かれていた。 おおまかにいうと、第一世代は自動車電話をつなぐもの、第二世代は携帯電話をつなぐもの、第3世代はプロトコルを世界で標準化しネットワークにつながれば海外でも通信できるようにしたものであると述べられていた。 4Gはスマートフォンが主に使われるようになる時期とも重なり、通信速度1Gbps(1ギガバイトのデータを10秒未満で送信する)を実現した。 5Gは伝送速度、待ち時間、接続密度に条件が

        「無理ゲー社会」を読んで

          「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」を読んで

          長い残業で参ってしまい過労死といったニュースをよく目にするようになってから、就業に対して怖いイメージを持っていて、タイトルを見てすぐこの本に興味を持った。 サンタクロースの国、幸福度の高い国、などのイメージをフィンランドに対して抱いていて、きっと国民は穏やかな性格なのだろうと適当に思っていたが、全てがそうではなさそうだ。彼らはシスという不屈の精神というような意味を持った言葉の元、仕事・家庭・趣味・勉強など複数のことに全力で取り組む。仕事以外のことに割く時間を多くする中で習慣

          「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」を読んで

          「IoTとは何か」を読んで

          入試の突破のしやすさを重視してしまったがために、自分が所属している大学の学科の勉強にはっきりと興味がないと気づき、この本を読もうと思った。 IoTとは何か、という問いについて筆者はインターネットにつながれたモノであるということを明確に示しながら、社会に広がるIoTの技術の例について説明していた。専門用語が多く、内容を覚えきれなかったのでこれは後で何度も読み返したい。筆者が述べていたことで一番に印象に残ったのは、「日本は技術の問題より、ガバナンスの問題によって、IoTの技術が

          「IoTとは何か」を読んで