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約2年間コミュニティ大会を運営して

はじめに

第30回を持ってタイニーフィン杯を終了いたしました。
色々とありましたが、まずは自分にお疲れ様を言ってあげたいです。約2年間よく頑張った。
この記事では終了する理由 コミュニティ大会を運営して良かった点 悪かった点等を述べていきます。これからハースストーンでコミュニティ大会を開催したいと考えている方への何かしらの手助けができたらいいなと考えています。

終了する理由

色々とあるのですが、1番の要因は参加人数の減少です。
商品や賞金を出したりとアレコレ実行してみましたが、参加者の減少には歯止めがかかりませんでした。
しかしながら、私がこの1年間で何かしらハースストーン界隈で名を馳せたかというとそんなことはなく、結局のところコミュニティ大会を運営するには富、名声、実力が足りなかったので終わるべくして終わったのだと思います。

また、今年度は初っ端からフレンド対戦バグの影響でコミュニティ大会が開催できなかったのも大きいです。
年度始めは何だかんだで新規や復帰プレイヤーが多いのでその層を上手く取り込めなかったなぁと思ってます。

それと個人的なことになるのですが、今年はコロナとインフルエンザに患い、無職から脱却する為に頑張って通っていた職業訓練校を欠席多数で不本意ながら自主退校することになったのも心理的な要因としてウェイトは大きかったです。正直言って開催するような心の余裕がなかったです(当日急遽大会を中止したり、結果をブログに書かなかったのはこの為)

次に2年間コミュニティ大会を運営して良かった点を紹介します。

良かった点

・色んな人と知り合えた

嬉しいことに今年になってからも新規参加者はいました。海外からの参加者も少数ながらいました。
参加してくれる人は皆良い人だったのも人との巡り合いには恵まれているなぁと改めて思ったり…
Blizzard公式の方とも関係が持てたのは嬉しかったですね。バンドルの提供非常に感謝しています。
特にコモンチャンピオンシップをやりたいと向こうから提案してくれたKLPさん そしてその企画にのってくれたアンチノミーさん 私のタイニーフィン杯の告知に関するツイートはリツイートしてくれたmochiさんには感謝してもし切れません。
コミュニティは1人の力で成長するのには限度があります。だからこそ多くの方と知り合えたおかげでタイニーフィン杯を育てることができたのは嬉しい点です。


・配信の技術を学べた

 配信の「は」の字も知らないままに始めたこの大会ですが、2年もやるうちにある程度の技術を得ることができました。シーンの切り替えをスムーズに行ったりとか、配信の裏で次の参加者のシーンを作っておくとかそういうやつですね。
OBSの大まかなことは分かったような気がしているので、今後は普通のラダー配信とかもしてみたいですね。今はスタンラダーを定期的にしている日本人がgloryさんともんどさんぐらいしかいませんし…
ただ両方を観戦するという仕様の都合上、観戦用のアカウントを作るべきだったと痛感しています。フレンドが増えすぎて誰と誰が対戦するのかチャットが少しめんどかったり、他人の実績が配信に映ることがしばしばありました。


・円満にコミュニティを終了することができた


  私はとあるネトゲで匿名掲示板由来のギルドでギルドマスターとして活動していました。だいたい2年弱、今回のタイニーフィン杯と同じぐらいですね。その時は攻略ブログを作ったり、イベントを開催して、あの手この手でギルドメンバーを飽きさせないようにしていましたが、結局私1人が頑張ってもメンバーは抜けるし攻略ブログは自分以外編集しないし、私以外誰も頑張ってないじゃんと一気に怒りが噴出してしまい、全てを投げ出して終わるという最悪な展開でギルドは幕を閉じました。
今回の運営ではそのようなことはなく、皆で意見を出し合い、色々な人が大会の告知をしてくれました。とても嬉しかったです。
結果的に終了はしますが、コミュニティを円満に終わらせることができたのは大きなアドバンテージだと考えています。


未だにボス討伐固定作って2回しかやらずブッチしたのはトラウマ

・カードに対する知識が深くなった

とくにコモンカードに対する造詣は深くなったと思います(名前は覚えられない)。
コモンカード同士のコンボとか、シナジーをより考えるようになったりとか自分は運営側なのによく酒場の親父ィ…相手に作ったコモン限定デッキを試したりしてました。
自分の考えをベースにして作ってもらったデッキが優勝した時はとても嬉しかったです。

ちなみにビーストハンターはまだいけると思ってる

次に悪かった点の紹介です。

悪かった点

・禁止カードの連発

これは今年になってから控えたり、禁止解除をしたりとしたのですが、ナスリア城で禁止カードをいっぱい指定したのは大きなミスです。
この時にもっとコミュニティの声を聞いたりしておけば人の流出に歯止めをかけることができたのかなと未だに思います。まぁ過去はどうやっても変えられないのですが…
ですから今後こういったコミュニティ大会を運営しようと考えている方は禁止カードを裁定する時はコミュニティの声をちゃんと聞きましょう。

多すぎんだろ…


・賞金の有無をコロコロ変えた

出したら参加者増えるかな?増えないかな?どっちつかずが一番増えない
出すなら最初からずっと出す。スポンサーをちゃんと準備する。やっておきましょう。
賞金を出さないなら最初から一貫して出さないようにしましょう。参加者が困惑するだけです。

構築やってる人がBGのシーズンパスを欲しがるわけがなかろう

私の場合はタイニーフィン杯の場合は出さない コモンチャンピオンシップでは出すを貫き通すべきでした。

・wikiの失敗

わりと明確にしくじったな~と思ってるのがハースストーンコミュニティ大会wikiを設立したことです。
これはタイニーフィン杯以外にも開催されているコミュニティ大会をTwitterでいちいち情報収集するのがめんどくさいから1つのwikiで見れるようにしようというものでした。

wiki編集の知識はドラガリアロストの時に培ったので設立や編集などはとくに困らなかったのですが、誰でも編集できるwikiなのに私以外編集していない自体に陥りました。
ここで自分がもっと編集の方法等を伝えれば良かったのですが…
先程の項目のネトゲギルドの二の舞いになると判断してwikiを閉鎖しました。どんな時でもワンマンってのは辛い

・名前

タイニーフィン杯はダサいし長いしタイトルから内容が分からない
普通にハースコモン杯にしておけと過去に戻れるなら言いたい。

実況解説を用意しなかったことについて


これは良い点でも悪い点でもあると思っているので別枠にしました。
大会をやっているのに解説や実況がないのはやはり寂しいと感じる方が多かったのかなーと思っています。
特に解説のウェイトはとても大きいですね。盤面や手札の状況、次の動きがどうなるのか等小さなコミュニティ大会でも必要になる場面は多数ありました。

反面、実況解説を用意しないことでの利点もありました。
それは「私一人で当日の大会運営ができた」ことです。
実況解説を入れると自分含めて最低でも3人の方に毎月2回はこの大会の運営に時間を割いてもらうことになります。
コモンチャンピオンシップでは実況解説をKLPさん、アンチノミーさん、Yma10さんに担当してもらいましたが、台本の準備等を考えると当日だけ2人揃えるというわけにもいきません。
これは私以外の2人に多大な負荷をかけることになるわけで、束縛させることになります。
そのような点から見ても1人で当日の大会運営をすることはかなりの利点であると言えます。
ただ自分で解説はやるべきだったかなと…そこは自分1人の負担が当日少し増えるだけですし。いやでもネット黎明期からネトゲしてる身としては生声聞かせるのめっちゃ抵抗あるなぁ…

現状ハースストーンでコミュニティ大会を継続的に運営する事は可能なのか

結論から言うと「王道(構築)では難しい」です。
バトルグラウンドでは やなせさん が定期的な大型大会を Koduka Yoshihiroさん等がほぼ毎週コミュニティ大会を開催しています。
強力なプレイヤーが自ら指揮を執ることで多くのプレイヤーが大会に参加しています。
また、12月9日には日本で最大約120名程が集まる大規模なバトルグラウンドの大会が開催されました。シーズンパスプレゼントや次シーズンテスト等も日本人が参加できています。

大盛況でしたね。

一方王道つまり構築の方はどうでしょうか。
はっきり言うと望みは薄いです。
これは私がタイニーフィン杯を開催する前から思っていたのですが、構築のプレイヤーはコミュニティ大会を運営しようとしません。
というかハースプレイヤーはこういった活動に積極的ではないと言えます。
なんでかなーと以前は思っていたのですが、2年間ほぼ毎月2回大会を開催して分かりました。しんどい
さらにいうと自分のラダーもある。これは誰もやりたがらないわけだ。

そして毎月スターボーナス11を貰っているようなプレイヤーがコミュニティ大会を開催してそれが継続するのも難しいです。
どれも参加者の減少で幕を閉じています。

たろうさんのように毎月ルールを変えることで減少を防いでいる人もいますが、いつまでも同じルールを擦り続けるのは不可能に近いでしょう。

また、海底都市の時にはあった Blizzardからのサポートも今ではないように思われます。
リッチキングの凱旋の時に無理やり通常バンドルを強請ったせい
それどころか、現拡張の「バッドランドの決斗」では遂に日本語トレーラーが消え、日本人のバンドルプレゼントがなくなりました。

なんかコミュニティ大会どころではなくなってきましたね。

終わりに

…っと暗い話題を出してしまいましたが、2年間のコミュニティ大会運営はとても楽しいもので、得られる物も先程述べたように沢山ありました。

これからハースストーンでコミュニティ大会を開催しようと考えている人はドンドン開催して欲しいです。しんどいけど楽しいですから。

実際今日もガチンコ決斗杯という大会が開催されて、多くの方が参加しています。ルールがガチマッチなのもあってラダーの猛者がチラホラといるのが面白いですね。

あと日本公式はもっと大会開いたりとか色々頑張って


Mtgのパウパーのように各所でもっとコモン限定構築大会がハースストーンでも開催されて欲しいなというのが本音です。
このフォーマットを私の小さな大会で終わらせるには勿体無いです。それぐらい魅力に溢れています。
ツイストモードで長期間コモン限定環境出ないかな…

Noteはまだまだ書きたいことが沢山あるので続けますが、タイニーフィン杯はここで閉幕とさせていただきます。

長い間 沢山の方の参加ありがとうございました。



…2年間頑張ったし欲しいものリスト公開してもいいよね?


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