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北海道2日目~日高町から白糠町までの286キロ~

前回の北海道ライド1日目の記事に引き続き、この記事はライド2日目の内容の備忘録になる。自分のための記録みたいなつもりなので流す感じに見てもらえたら何よりだ。

~2日目のルート~

2日目は昨日泊まった日高町のバス停から白糠町の道の駅までの286キロの走行。夜中はずっと雨だったが天気予報通り朝起きた時には雨は上がり路面は乾いていた。

~出発~

朝焼けが綺麗に見えた

アラーム音で4時前に目が覚めた。かなり窮屈なベンチの上でエアマットを敷いて寝てたので快眠できないかと思いきやしっかり熟睡していた。昨日買っておいたセコマパスタを3つ食べてストレッチをして準備をする。乾いていない靴下を履き、乾いていないシューズを履いて5時前にいざ出発。
今日は天気が良かった。

空き地があれば昆布を干していた

今日印象に残ったことは何といっても昆布の生産が盛んだということだ。上の写真からわかるように空き地があればとりあえず昆布を干していた。私は無知なので後から知ったことだが北海道の昆布の生産量は日本の生産量の9割以上を占めているとのこと。そりゃこんなに昆布があるわけだ...。

こんな軽トラが至る所に見られた

どうやら昆布と上の写真の軽トラはセットのようで荷台についているウインチの様なもので昆布の回収を行っているらしい。こんな感じの軽トラがひっきりなしに行きかっていた。

快晴のなかに広がる草原

快晴の中を順調に走り襟裳岬に近づいてきた。西側から海沿いを走って襟裳岬にアクセスするとアップダウンが襟裳岬の手前で現れる。これがちゃんとしたリアス式海岸のアップダウンのようで意外と疲れる。しかし周りに広がる草原は実に綺麗なものでゆっくり上りながら走るにはちょうど良い。なんていうか長野の森林限界のような景色が海抜0メーターの地域で見れてる感じがしてとても新鮮だった。

襟裳岬にて

そして襟裳岬に到着! 襟裳岬は風が強いことで有名な岬との事らしいが、この日はそんなに風は強くなかった。どこまでも青空と青い海が広がっていて本当に綺麗だった。

どこか伊豆半島を思い出す景色

今年の2月に僕は静岡の伊豆半島に走りに行ったのだけど、どこか伊豆半島を思い出すような景色だった。その時のライドの記録はこちら。 

この日は風が強くはなかったが普段は風が強いみたい

航海の難所との事。こういう説明があるとついつい読んでしまう。

5キロ近い長さのトンネルが続く

襟裳岬を出発し再び海岸沿いを東へ進む。途中5キロほどのトンネルがいくつも続く。5キロと聞くと何ともない距離だけどそれがトンネルとなると果てしなく長く感じる。途中でオホーツク1300の参加者と思われる方たちと何回かすれ違った。

至る所に廃校があった

途中に廃校が何か所かあったのも印象に残っている。このあたりは僕が見た限りでは農地しかない場所で若者の過疎化が進んでしまったんだと思われる。ここ100年の間で人の流れが完全に変わってしまったんだなと思うとなんというか時代の流れを感じる。僕個人的にはこういう感情に浸りながら走るのは好きだしソロで走る醍醐味だと思う。

先日の豪雨で流された木々

橋を渡るごとに先日の豪雨の爪痕が散見される。かなり大きな木が流されているということは、この木が育ってきた年数の間はこのような災害が無かったということだろう。そう思うと先日の豪雨はかなり大規模なものだったんだと改めて思い知る。

低温ひび割れに苦しめられる

昨日と今日で大体600キロを走ったわけだけど、今日になって牙をむいてきたのはこちらの低温ひび割れだった。昨日の雨でふやけた足の皮や尻の皮にこの低温ひび割れを走る時に発生する振動は本当にダメージをもたらした。このひび割れは北海道などの寒冷地特有のもので、寒暖差で路面に応力が発生することで一定間隔に発生するひび割れだそう。事前に存在は知っていたけれど、正直この小さなひび割れごときでダメージなんて来るわけないと思っていたが、現実はそんな甘いもんじゃなかった。スピードを出すと振動も大きくなるので全くスピードを出して走れない。うんー、辛い…。

道の駅にテントを張って就寝

今日は20時くらいに止まる予定の道の駅しらぬか恋門に到着。グーグルマップで見た感じだとテントが張れそうな場所はあったのでここに決めたが予想通り良い場所があった。2日目の走った距離は286キロでグロスの走行時間は15時間ほど。グロス20にはならなかったが大体予想通りだ。買いこんでおいたセコマパスタを食べ、トイレでボトルの洗浄と歯磨きを済ませて眠りについた。

~3日目に続く~

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