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【本】黙々と本を読んでいた数日の記録。

お久しぶりです。あれほどあった「投稿したい!」という気持ちが消えてしまって数日。代わりに図書館で借りてきた本を貪るように読んでいました。覚えている本だけ、ここに残しておこうと思います。フワフワと軽いものは少なく、心の芯がじりりと焼けるようなものが多めです。そしてトップバッターは漫画です。個人的なコメントばかりなので、流し見程度にご覧くださいませ。

デスノート

読んでも読んでも終わらない、大ボリューム。最後の最後まで結末が予想できない頭脳ゲームに翻弄される。巻末の映画公開記念特別版のお話で、「夜神月」の凄さが分かる。死神はリンゴとバナナがお好き。作者の頭の中はハイパー論理思考なんだろうな・・・と左右脳感覚派は思う。

ぎょらん

ぎょっとする表紙。お葬式にまつわる短編集。死者が遺す赤い珠を飲み込むと、最期の望みを知ることが出来るという。私が見つけたら、気になって飲んじゃうけど、絶対後悔するような気がしている。

晴天の迷いクジラ

生死を彷徨って、生きる道標を見失っても「生きていくと選択することで見える何か」を探す三人の話。山に囲まれたところに暮らしているからか、そばに水がある暮らしに憧れる。でも、海は夜になると大きな闇がそこに在るという感じがして怖くも感じるのかなとも思う。クジラ、見てみたいな。

よるのふくらみ

兄弟との三角関係。主人公のやり場のない情欲、心の奥底に隠し持った闇が詳らかにされていくような感覚。「ヤゴの入ったペットボトル」強烈すぎて忘れられない。

たった、それだけ

「望月正幸」という一人の男にまつわる短編集。「たった、それだけ」、一言で変わった未来があったかもしれない。言っても変わらなかったかもしれないけど、言えたらよかった後悔はたくさんある。過去の甘くてほろ苦い恋を思わず思い出した。

嘆きの美女

正反対の容姿に悩む女たちの話。「ランチのアッコちゃん」の著者ということで、さらりと楽しい感じと思いきや、主人公の脳内毒舌具合に驚く。(ついでに口も悪い)

奥様はクレイジーフルーツ

セックスレスをどうにか解決したいと奮闘する妻の奮闘記。時に夫以外の男たちにときめくどうしようもない姿も垣間見える。どうしようもないなと思いつつ、変なとこ真面目で空回りな愛らしい主人公から眼が離せない。短編のタイトルに関連するフルーツが出てくるので、フルーツをふんだんに使ったお酒が飲みたくなる。(早く睡眠薬から解放されてお酒が飲みたーい。)

余命一年、男をかう

真面目な会社員とピンク色の頭をしたホストのお話。話は主人公が男に70万を貸すところから始まる。見返りがあると分かっているから出来ることがあるよね。見返りを求めずにしてしまうこと、それが本性で本心なんだよな、そっちを大事にしたいよなと思う。