なぜ私たちは星空にひかれるのか

🟦私の好きなTV番組にNHKの『SWITCHインタビュー』があります。
違う分野で活躍する達人二人が、お互いにインタビュアーとゲストとなり、番組の前半と後半で入れ替わるというユニークな流れ。

人の名前がなかなか覚えられなくて、番組覧にお名前があっても、知らない方かな?思ってしまう私。いざ見てみると、“あぁ、あの方か。。。”とご活躍をちゃんと知ってることが多いものです(苦笑)

人の名前では決められないので、とにかく全部録画して見ています。

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先日、バイオリニストの川井郁子さんプラネタリウムクリエーターの大平貴之さんの対談を見ました。もちろんお二人ともご活躍は知っていました。


お二人の共通点は、星空。
小さな頃からプラネタリウムに興味を持ち続け、一人で560万個の星を映し出すプラネタリウムを開発しギネスにも記録されている大平さん。
作品を作るときに、美しい星に影響を受けてきた川井さん。
人はなぜ星空に惹かれるのかと語り合っていました。

確かに、私も星空が大好き。
そもそも、星空が嫌いだ、見たくない、とか聞いたことがない。
なんなら、数十年に一度の夜空のビッグイベントがある時には、みんなして、お天気を気にかけ、夜になると誰しも空を見上げ、ニュースにも流れる。

私が「星空が好き…」と私個人での好き嫌い、というよりも、もう少し広い範囲での人々、更に広げて世界の人々も星空が好きと言ってもいいのかもしれない。

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どんな世の中でも、自分の感情がどんな時でも、
見上げればいつも遠くでキラキラと優しい光でまたたいてくれる星。
いつまでも見つめていられし、流れ星を見られたりすると、もう一度…と更に空を見つめる。
そして、無限に広がる深い空は、どんな自分も受け止めてくれる。

同じ空でも、明るすぎる昼間の太陽は、眩しすぎて、見つめることもできない。


人はきっと、
じぃ〜っといつまでも見ていられるキラキラしたもの、輝くものが大好き。
空の星、海や湖、川の水面のきらめき、森の中の木漏れ日、夜景、イルミネーション、協会のステンドグラス、切り子のグラス、宝石。。。全部大好き。
そして私が日々差している刺しゅうも、糸の光沢をどれだけ綺麗に見せられるかはとても大切。

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遠い最古の人々の暮らしに思いを馳せると、闇を照らすのはあかり…といえば、
炎のくらいのものでしょう。
そんな世界の中で、太陽が沈んだあとの闇を優しく照らすお月様と、小さくきらめく星々は、どんなにか美しかったことでしょう。
陸や海で怪しく蛍光を発する生き物をどれほど不思議に見ていたでしょう。
きっと人のDNAの中には、一番最初に出会った星のきらめきを美しいものとして埋め込まれているのではないだろうか。


私が星空が好きなのは、その空が美しいということにくわえて、普段近くにいない人と繋がっているのを感じられるから…というのがある気がします。
同じ空を見ているとか、この空が繋がっているとか、そんな思いを抱いてみています。
遠い人に思いを馳せるには、広く美しい空はとてもロマンティックです。

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この記事を書いていて思い出しました。
かなり前のことですが、大切な事を何かに残したくて【星に名前をつける…】というサービスを利用したことがありました。

【ステラレジストリー】…アメリカに本社を置くサービス機関で、著名人なども利用していると紹介されています。結構なお値段ですが、改めて調べてみるともう少し利用しやすいものもあるようですね。


一つの番組から、星空について思いを馳せてみました。
どんなに不安が広がりそうな闇の中でも、静かにそっとまたたいてくれる星々。
その美しさに引き込まれ、日常のしがらみからも解き放してくれるようなひとときを与えてくれる。
逆に嬉しい気持ちの時には、更に美しくその輝きを増してくれる。

だれにも分けへだてなく優しい人がどんな人からも慕われるように、
星の輝きもそういうものなのかもしれませんね。

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